感謝の気持ちを伝えよう!少人数・家族のみ結婚式が人気の理由
結婚が決まって式の準備を始めたら、まず考えるのが結婚式の規模。大きな会場でたくさんのゲストを招待して行う式は華やかですが、ゲストのリストアップなど、準備が大変なこともあります。「にぎやかすぎるのは苦手」「大切な人に囲まれながらアットホームな結婚式がしたい」と考える人もいるでしょう。そんなときにおすすめなのが、少人数・家族のみ結婚式です。家族や親友などごく親しい人だけを招いて行う小規模な結婚式を選ぶ人も増えてきています。今回は、その理由をご紹介。
アットホームな結婚式でゆったりと会話を大切に
少人数・家族のみ結婚式の特徴といえば、アットホームなこと。
家族や親友などお互いによく知っている人だけを招待するため、リラックスして式を行うことができます。結婚式の際に大切な人たちに囲まれている安心感は、意外と大きなもの。もちろん、ゲストと距離が近いのでゆっくり会話を楽しんだり、食事ができるのも魅力です。
一人ひとりのところを回って思い出話をしたり、写真を撮ったり。反対にゲスト全員に一言ずつスピーチをしてもらい、全員参加型にするといったアレンジも可能です。アットホームでゲストに合わせて演出を考えることができるため、自分たちだけでなくゲストの満足度も考慮することができます。なかでも、家族との距離感が近いため、両親を喜ばせる式にしたい人にはおすすめです。大人数の結婚式だと、どうしても親族席が遠くなってしまったり、友人や知人向けの演出に時間を割いたりしますが、少人数なら家族を一番に考えることができます。
また、少人数・家族のみ結婚式ではゲスト同士が仲良くなることも多いです。これからは家族として付き合っていく両家の親族同士の仲が深まれば、後々の交際もスムーズに進むでしょう。親族のみならず、親友や恩師などをゆっくり紹介し合い、新たな人間関係を作るきっかけにできるのも、少人数・家族のみ結婚式ならではです。
「ありがとう」を伝えよう!
結婚式は、結婚を正式に報告すると同時に、お世話になった人たちに感謝の気持ちを伝える場。少人数・家族のみ結婚式なら、一人ひとりに時間をかけて感謝の気持ちを丁寧に伝えることができます。当日の結婚式前後にゲストに直接挨拶をし、食事中などに各テーブルを回って感謝の気持ちを伝えることはもちろん、ほかにも様々な工夫を凝らすことが可能です。たとえば、招待状や席次表、座席のネームカードに一人ずつ心のこもったメッセージを書いたり、感謝の気持ちを伝えるサプライズのビデオを上映したり。この場合は、大人数だと準備に時間がかかってしまい、進行上できないこともあります。内装や式に使うアイテムで演出できる場合もあり、少人数らしくゲストの気持ちに寄り添えるのがメリットです。
また、ギフトやアイテムも気持ちをこめながら準備することが可能です。人数次第ではゲストの趣味や好みに合わせて引き出物を贈り分けることもできます。事前にリサーチしたものなどを贈れば、喜ばれる可能性が高くなります。渡す際も、直接手渡ししながら、感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう。ご祝儀をもらわない式の場合も、一人ずつに合わせたギフトを用意しておくと、気持ちが伝わります。少人数だからこそ、ギフトは十分にこだわって厳選したいところです。
費用や時間をかけずに挙式が可能
少人数・家族のみ結婚式は、式場や参加人数、演出などにもよりますが、一般的には大人数の結婚式よりも全体的な費用を抑えることができます。上手にプランや会場を選べば、「貯金がない」「お金をかけたくない」という人でも大きなコストをかけずに挙式を行うことが可能です。ご祝儀をいただかずに自分たちの予算だけで結婚式をすることも、条件次第では行えます。
また、もう一つの大きな特徴は準備期間が短い点です。式場さえ決まれば、ゲストの多い結婚式よりも準備にかける時間は短く、だいたい三ヶ月もあれば十分と考えられます。場合によっては、1週間で式を挙げるカップルもいるほどです。大人数の結婚式の場合は半年から1年以上の時間をかけて準備することが多いので、かかる時間は半分以下といえるでしょう。忙しい中でも式を挙げたいという人にピッタリです。
とはいえ、少人数・家族のみ結婚式でもドレスを選んだり、ウェルカムグッズなどのアイテムを準備するのは通常と変わりません。しかしながら、誰を呼ぶかを吟味したり、席次に悩んだりという部分が少ないため、よりゲストのおもてなしや細かい部分の演出にこだわることができます。金銭的な面だけでなく、時間的、精神的な負担が少なく、準備が楽なのは少人数の大きな魅力です。