神社挙式（神前式）の演出・装飾・装花アイデア！そして盛り上がるポイントは？

神社挙式（神前式）ならではの演出

神社挙式ならではの演出と言えば、何と言っても「伝統的で日本らしい、純和風の演出」ができることです。会場になる神社の作りは純和風ですし、重要文化財に指定されている神社で挙式を行うことも可能です。

また、花嫁は白無垢や色打掛に綿帽子、新郎は袴姿など和装を楽しむことができます。和装に合った花嫁のお化粧も、凛とした日本の女性ならではの美しさを引き出し、神社挙式ならではの魅力となっています。

また、神社挙式では、様々な儀式が行われ、どれも神社挙式特有の演出方法となっています。例えば、「花嫁行列」として知られる「参進の儀（さんしんのぎ）」では、普段あまり耳にすることのない「雅楽（ががく）」が奏でられる中、挙式を行う本殿まで移動します。移動中に花嫁行列に並んでいないゲストや、道行く人に「おめでとう」と声をかけてもらえるのも神社挙式ならでは。

西洋スタイルの挙式では、花嫁が注目を集めやすいスタイルであることに対し、神社挙式では新郎が神前で結婚の誓いを述べる「誓詞奏上（せいしそうじょう）」という儀式があります。新婦だけでなく新郎にも活躍できる場があり、神社挙式ならではの演出となっています。新郎新婦だけでなく、挙式中は、神主や巫女が神社挙式の先導やサポートを行うことも、純和風な雰囲気を高め、挙式に程よい緊張感をもたらす、神社挙式の魅力的な演出です。

神社挙式（神前式）ならではの装飾・装花アイデア

神社挙式では、「花嫁はブーケを持てない」と思っていませんか？実は最近の神社挙式では、会場によって花嫁はブーケを持つことができるのです。通常の西洋スタイルのブーケと異なり、和装に合うように「ボールブーケ」や「手まりブーケ」「扇子ブーケ」等が主流。ボールブーケや手まりブーケは、丸い形状が可愛らしく、扇子ブーケは金や銀に装花を施すため、艶やかな印象を持たせることができます。

和装に似合うよう水引の装飾があしらわれたデザインなどもあり、様々なデザインやカラーバリエーションの中から、合わせる着物に応じて選ぶことができます。特にボールブーケや手まりブーケは、自分で手作りできる制作キットも販売されているため、ブーケを手作りすることが可能です。扇子ブーケも手作りが得意な方や、自分でデザインしたい、と思う方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

神社挙式の会場である本殿を花で装飾することはありませんが、披露宴会場は装飾や装花で華やかに彩る必要があります。披露宴会場での装花やブーケは、持ち込み可能な会場もあれば、持ち込みが不可な会場もあるため、事前に確認しておくことが重要です。

装花に使用する花は、新郎新婦に好きな花や思い出の花がある場合には、その花をメインにお花を選ぶと良いでしょう。また、好きな色や色打掛を切る場合には、着物の色と合わせてコーディネートするのもアイデアの一つです。季節に合わせて、お花を選ぶのも会場の中と外で調和がとれて素敵ですよ。

神社挙式（神前式）の盛り上がるポイント

神社挙式のポイントは、「和の雰囲気と厳粛な雰囲気」です。神様の前で結婚の誓いを立てるため、入場から退場まで、挙式中は常に緊張感が漂いますが、それが神社挙式の最も盛り上がるポイントなのです。

しかし、ただ厳粛で緊張感が漂うだけでなく、挙式中は中央に新郎新婦と両家の両親が座し、その周りを囲うように親族や参列者が座ります。そのため、緊張感の中にも「みんなが新郎新婦を見守っている」という温かい雰囲気や絆、どこか温かい人とのつながりを感じることができます。

また、「花嫁行列」や「巫女の舞」など、結婚する2人だけでなく、参列者も楽しめる儀式も、神社挙式の盛り上がるポイントです。さらに、七五三や初詣の際には神社に詣でることが多いですよね。神社は古来から日本人にとって実は身近な存在であるため、会場に到着した時点から、神社の厳かながらどこか懐かしい景観に新郎新婦も参列者も心が高鳴ります。

もちろん、新郎新婦の「和装」も普段なかなか目にすることはできないので、神社挙式で盛り上がるポイントのひとつとなっています。「和装ウェディングがしたい！」「伝統的なスタイルで挙式を行いたい」とお考えの方は、今回ご紹介した神社挙式ならではの演出や盛り上がるポイント、また装花のアイデアなどを参考に、自分の挙式のイメージを膨らませてくださいね。