レストランウェディング（結婚式）とは？式の流れや内容、やり方、準備方法など

レストランウェディング（結婚式）とは？

レストランウェディングとは日本では比較的新しいスタイルの結婚式で、レストランを会場として使用することを意味します。レストランウェディングの良いところは、お料理にこだわりたいカップルの希望が叶いやすいこと。一流シェフが腕を振るい、常に美味しいフルコースを提供し続けるレストランだからこそ、結婚式を挙げるお二人もゲストも満足できるお料理を楽しめます。

「お料理にこだわってしまうと予算が高くなるのでは？」と不安に思うかもしれませんが、実はレストランウェディングは結婚費用を比較的リーズナブルに抑えられることもメリットです。ホテルや専門式場と比べると会場使用料が比較的安く、ドレス代や引き出物などの持ち込み料がかからない会場もあります。つまり同じ内容の結婚式を行うとしても、レストランウェディングのほうが安くなるケースがあるのです。

レストランウェディングはアットホームな雰囲気であることも魅力です。レストランにより収容人数がさまざまで、100名以上の規模で盛り上げる披露宴派にも、10名程度の少人数で式をする会食派にも向いています。挙式は敷地内にあるチャペルやレストランとの提携先で挙げるほか、人前式を選ぶカップルも多くなっていて、お二人らしい結婚式を実現できます。

レストランウェディング（結婚式）の式の一連の流れ、内容は？

レストランウェディングの一連の流れは、ホテルで行う結婚式とあまり違いはありません。結婚式当日には挙式の数時間前に会場入りして、会場に用意されているブライズルームでメイクやヘアセットを行います。親族専用の更衣室を設けている会場もあり、ご両親も着替えを持ち込んで一緒に準備できる場合もあります。

支度を終えたら写真撮影へ移動します。写真撮影はプランに含まれている会場もみられますが、アルバム代やカメラマン代が別料金になる場合もありますので見積もり時にチェックしておきましょう。

レストランに併設されているのはチャペルが基本です。よって「教会式」を希望しているカップルは、同じ建物の敷地内を移動するだけで挙式も披露宴もできます。レストランの場合は列席者に結婚の証人になってもらう「人前式」を選べる会場も多く、形式にとらわれず、自分たちで挙式内容をプロデュースすることも可能です。「神前式」は提携先の神社へと移動して、伝統的なスタイルで挙式を行います。

挙式後はレストランのパーティー会場で披露宴や会食を行います。レストランウェディングならではの自由さを活かして、映像の演出やピアノの生演奏、オリジナルケーキでのケーキ入刀で式を盛り上げましょう。会場の特色を活かしてガーデンでのバルーンリリース、テラスでのデザートブッフェなどもおすすめです。ちなみに、式の時間帯はランチタイムまたはディナータイムに合わせて行います。会場の予約状況やゲストの都合にあわせて検討してみましょう。

レストランウェディング（結婚式）の準備方法は？

会場選びを始める頃になったら、レストランウェディングを挙げたいエリアを決めておき、いくつかの会場をピックアップします。同時に日取りと大まかな予算も検討し、候補のレストランを見学しましょう。式場見学（ブライダルフェア）は予約が必要で、見学当日には会場内の見学、試食会、見積もりやスケジュールの相談会などがあります。

どのような式を挙げたいか、ゲストは何名くらいか、予算はどの程度かをウェディングプランナーに伝えて、お二人の希望する結婚式の見積もりを出してもらいましょう。この際に希望の日程で会場が空いているかどうか確認できるとスムーズです。

見学先１か所目のレストランで決まれば本予約を行い、料金の一部を支払います。他のレストランも見学したいと思った場合は仮予約をしておくと、1週間ほど会場を押さえておけます。普段はレストランとして営業していますから、パートナーとデートをしながらお料理の味を確かめにいく方法もおすすめです。予約する時期は1年前ならば取りやすく、曜日や六曜にこだわらなければ3～6か月前ごろでも間に合う会場が見つかるかもしれません。

会場を決めて予約を終えたら、いよいよ本格的な準備にとりかかります。どんなドレスを着るか、席順はどうするか、装花やテーブルコーディネートは…と、特に3か月前ごろから慌ただしくなっていきます。二次会の会場を紹介してくれるレストランもありますので、担当者のサポートを受けながら素敵な結婚式を成功させましょう。