挙式のみ結婚式のマナーは？招待状・引出物・ゲストの服装まで

招待状を送る際に気をつけるポイント

「挙式のみ」の結婚式を行う場合、招待状を送るカップルもいれば口頭での連絡やメール、SNSなどの簡単な伝達すませるカップルもいます。披露宴を行わない為、人数を把握する必要が無い点や招待状を送る時間とコストを減らすなどの理由で送らないケースがあるようです。

とはいえ、せっかくのセレモニーですので日ごろからお世話になった方々には招待状をお送りすることをオススメします。口頭での案内を失礼だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんし、当日の流れや注意点について事前に案内ができるなど、スムーズに結婚式を執り行える大きなメリットがあります。

まず、ゲストとしては日時や場所、服装についての案内がもらえると安心して当日を迎えることができます。特に、挙式のみの場合はご祝儀を渡すべきなのか気になるので、披露宴や会食を行わないなどの理由でご祝儀を受け取らない場合、必ず辞退する旨を記載しましょう。

そして、会食を行う場合は要注意です。親族など会食にも参加してもらうゲストにはその案内状を同封する必要があります。全員ではなく、一部の方にだけ案内状を送る場合は送り先に間違いがないように注意しましょう。また、会食は会費制なのかどうかも記載しましょう。

引出物について

「挙式のみ」の結婚式で原則ゲストに引き出物を送る必要はありません。基本的に食事や引出物など新郎新婦からのおもてなしを省いた儀式となっており、御祝儀などのお祝いをゲストから受け取らないのであれば引出物は必要ないという理由からです。 ただ、わざわざ新郎新婦のために時間を作って足を運んでもらうので「手ぶらで帰ってもらうのはちょっと…」と気になるかもしれません。確かに用意してももちろん失礼にはあたりませんが、
あまりにたくさんの高額な引出物を用意するとゲストから「御祝儀を持ってきた方がよかったのかな」と気を遣わせてしまうことになります。

ご祝儀の辞退を事前に申し出た上でそれでもお祝いを頂くことがあるのであれば、後日「内祝い」をお返しするといいでしょう。
親族を中心に招待する場合はご両親の意見を参考にご祝儀をもらうか、さらにどんな引き出物を用意するか相談してみることをおすすめします。いずれにしても、引出物や手土産を用意する場合は、式場によっては挙式後の動きに規制がある場合があるので式場が決まって契約する前に必ず確認するようにしてください。

気兼ねなく渡せるお土産としてオススメなのがプチギフトです。比較的リーズナブルなアイテムやお菓子であれば気軽に渡せますし、もし可能であれば手作りや手紙付きのものにできると一層ゲストへの感謝への気持ちを伝えられることでしょう。

挙式のみの場合ゲストの服装は？

従来の結婚式と同様、「挙式のみ」の結婚式に参加する時も親族やゲストが着る服装にマナーがあります。
ますは男性から。黒や紺、グレーなどのスーツでの出席が基本です。白やピンクなどのカラースーツや仕事などで使っているストライプが入ったスーツは原則としてNGです。シャツはもちろん白。ネクタイは白やシルバー等の明るいものを選びましょう。靴下は黒の物を履くのが常識です。ここまで完璧に揃えて、靴下がパンツに隠れて見えないからといってハーフソックスを着用している方もいますが、NGです。「挙式」の後の会食などはカジュアルジャケットなど特に指定はありませんが、結婚式という儀式の後に行うことが多いのでは
きっちりとした服装でお祝いしましょう。

一方、女性も結婚式と同様、気をつけなければならない服装のマナーがあります。おすすめの服装は袖のあるワンピースドレスや、明るい色のツーピース、綺麗めのスーツです。胸元に華やかな雰囲気のコサージュをつけたり、小物を少し華やかにしたりしてフォーマル感を出しましょう。ただし、会場内は冷暖房で気温差がある場合があるので羽織物を持参するのを忘れないでください。NGの服装は結婚式と同様、ドレスカラーが白のもの、肩や膝元を露出しすぎないもの、ブーツやミュールは履かないなど花嫁よりも目立ちすぎないことです。