ホテルウェディング（結婚式）とは？式の流れや内容、やり方、準備方法など

ホテルウェディング（結婚式）とは？

ホテルウェディングとは、ホテル内のバンケットやチャペルを使って行う結婚式を意味します。最近ではホテルウェディングも多彩なコーディネートが可能で、3つの挙式スタイルの中から自由に選んだり、パーティールームを自分たちらしくアレンジしたりと様々な希望が叶えることができます。

他のスタイルと比べて魅力的なポイントは、ホテルならではの充実した設備・環境です。ラウンジや駐車場を完備し、エレベーターなどバリアフリー対応もあるホテルが多いため、幅広い年齢層のゲストの招きやすさで優れています。美容室を設けているホテルもありますので、当日着替えを持って会場へ行き、直前に支度をして結婚式に参加していただくこともできます。

宿泊先を決める際に困らないこともホテルウェディングの魅力です。特に遠方からお越しいただくゲストが多いカップルの場合は、結婚式の日程前後に泊まれる場所を考えておく必要があります。ホテルウェディングであれば式の前日にホテルへ前乗りしたり、式後にそのまま滞在して翌日帰れるため、ゲストもゆとりを持って結婚式に参加できます。

沖縄や軽井沢などへのリゾートウェディングを希望しているカップルも、ホテルウェディングを選べば式場と宿泊先を同時に決めることができてスマートです。連絡を取り合う先を1つに絞っておけば準備が楽になりますし、リゾート先で重い荷物を持ち歩く手間もなくなるでしょう。

ホテルウェディング（結婚式）の式の一連の流れ、内容は？

ホテルウェディングでは、まずは新郎新婦が会場入りするところから1日が始まります。新郎の支度を終えて、新婦の着替えやメイクが済んだら写真撮影を行います（写真撮影は挙式後になる場合もあります）。続いて挙式リハーサルをして、挙式本番へと移ります。

ホテルウェディングでは3つの挙式スタイル（教会式、神前式、人前式）を自由に選べる会場が多く見つかります。教会式の場合はホテル内のチャペルや敷地外にある独立型のチャペルで、神前式の場合は提携先の神社で、そして人前式はホテル内のガーデンなどで行えます。最近ではホテルウェディングも「挙式のみプラン」を設けている会場が増えて、挙式代と衣装代などの負担のみで結婚式を叶えることもできるようになってきました。

挙式後に披露宴を行う場合は、ホテルの建物内にあるパーティー会場へ移動します。結婚式ができるホテルは複数のパーティー会場を用意しているところが多く、キャパシティも数十名～数百名とさまざまです。時間になったら新郎新婦入場からスタートして、余興やお色直しでパーティーを盛り上げ、新郎新婦退場とお見送りで幕を閉じます。

披露宴のあとに2次会を行う場合は、別のパーティー会場で立食スタイルの2次会を行ったり、ホテル内のレストランやバーを貸し切ってカジュアルダウンしたパーティーを開いたりする方法もあります。

ホテルウェディング（結婚式）の準備方法は？

会場のホテルを決める時期は6か月～1年前が目安になります。まずは希望のエリアを決め、候補のホテルをいくつかリストアップしましょう。資料を取り寄せて写真やパンフレットを見たり、プランの予算を調べたらホテルへ見学・相談に行きます。

結婚式ができるホテルではランチタイムにコース料理の試食会をやっていたり、結婚前のカップル向けに下見宿泊プランを用意したりしている会場もあります。料理やサービスの質を確かめるために一度泊まっておくと式場を決めるときの参考になります。

会場と日取りが決まったらゲスト名簿を作り、だいたい3か月前までに結納や衣装決めを済ませます。衣装に合わせてホテルの担当者と装花・装飾を決め、さらに料理や引き出物類も相談していきます。演出内容の検討や準備も進めて、2.5か月前にはゲストに招待状を出すように手配します。1か月前からはゲスト人数や演出内容の最終確認を行い、結婚式当日を迎えます。

結婚式の前は、数回ほどホテルへ出向いて打ち合わせをするスケジュールを組むことになります。現地へ直接行くほうが望ましいですが、「どうしても仕事が忙しくて予定が合わないかもしれない」というカップルもいらっしゃるでしょう。ホテルとは別エリアで専用サロンを設けている会場もありますので、勤め先や自宅近くで打ち合わせ可能かどうか、式場選びの際にチェックしてみることもおすすめします。