祝福の瞬間がそこにはある。結婚式でフラワーシャワーを行う魅力
多くのゲストから浴びきれないほどの祝福の花びらを身体いっぱいに受けるフラワーシャワー。大階段で色鮮やかな花びらが新郎新婦の前を舞い散る様子は誰しも一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。
そんな、幸せな結婚式のワンシーンとして思い浮かぶような演出であるフラワーシャワーについてまとめてみました。これから演出に取り入れようか検討している方は参考までに是非ご覧ください。
フラワーシャワーの意味、起源って
フラワーシャワーの起源は古代ローマにまで遡ります。元々は「ライスシャワー」に起因しており、当時、豊かさのシンボルであった小麦、これを新郎新婦にかけることで、食べ物に困らない豊かな人生を歩むように願い振り掛けられたことに始まりました。そこからキリスト教式の結婚式では、チャペルの外に出て来る、もしくはバージンロードを歩いて退場する際に、花の香りによって辺りを清め、悪魔や災難から2人を守り、幸せを願うフラワーシャワーに変化していったと言われています。
またバージンロードに花が撒かれているのもこれに由来しています。ただ綺麗だから、華やかだからというわけではなく、意味を持っている「フラワーシャワー」。伝統と意味を胸に、愛の込められた祝福を味わいましょう。
フラワーシャワーを結婚式で行うべき3つの理由
いつの間にか当たり前になったフラワーシャワーの演出。その魅力はどんなところにあるでしょうか。世代を超えて、そして今では形を変えて時代を超えてまで、愛される演出になったフラワーシャワーの魅力に迫りたいと思います。
まず、挙式が単調にならずゲストも参加できることが魅力的なのではないでしょうか。挙式が終わると披露宴というケースが大半ですが、それまでの間、ゲストはウェルカムパーティなどでのんびり過ごして待っているだけなので、とりわけ参加する演出はありません。フラワーシャワーを行うことによって、披露宴に向けて少しくだけた雰囲気にもなりますし、新郎新婦との距離も身近になり、盛り上がれます。
2つ目に、ゲスト皆からの祝福、幸せを感じることができます。挙式という緊張感ただよう雰囲気から、退場するときには一気に盛り上がる祝福のフラワーシャワーを浴びることで嬉しい気持ち、新しいスタートを切れるような気持ちになれるのではないでしょうか。
最後に、3つ目。なんといっても、最高の写真が残ることです。二人を中心に、色とりどりの花びらが舞い、周りには人生を支えてくれるであろう人達の笑顔、こんなに素敵な瞬間は結婚式の中でも特別なシーンではないでしょうか。思い出の1枚になるよう最高の笑顔で出ていきたいですね。
フラワーシャワーにまつわるマナーや演出時のBGMなど
フラワーシャワーと言えば、悩みどころは生花か造花かという点。結論から言うと、造花でもマナー違反というわけではありません。どっちが良いというものではありませんが、生花と造花の違いは大きく2つ。
1つ目は、金額。金額は生花の方が高くなります。生ものですし、異なる色の花を用意するとコストもかかります。たくさん用意したいのであれば、造花が良いかもしれません。
2つ目、舞い方の違い。造花は一般的には軽く、絵に描いたようにヒラヒラと舞い落ちていきます。生花の場合、花の種類にもよりますが、水分を含んでいるため、若干思っている以上に落ちるスピードが早いかもしれません。ならわしや風習を気にしない方であれば、造花でも良いでしょう。
続いて、フラワーシャワー演出時のBGM。もちろん曲に決まったものはありませんが、華やかな演出にふさわしいポップなイメージの歌の方が向いているでしょう。感動を呼ぶようなバラードよりは、アップテンポで明るい曲調のBGMがおすすめです。