知っておきたい！ブーケトス・ブーケプルズの基礎知識

結婚式に華を添える！「ブーケトス」と「ブーケプルズ」って何？

「ブーケトス」は結婚式を済んだ花嫁が、誰の手元に届くのかわからないように、後ろ向きになって未婚女性のゲストに向かってブーケを投げる演出のことをいいます。投げた後、そのブーケを受け取った女性は近くに結婚できる、という欧米の言い伝えから、日本でも広く取り入れられるようになりました。

ただし、振り上げた時、花がちぎれたり、ワイヤーがゲストに当たってしまったり、ブーケの中に入っているスポンジの水がゲストにかかって衣装が濡れたりするなどのリスクもあるので注意しましょう。

一方、「ブーケプルズ」は花嫁が持っているブーケの先に何本かひもやリボンを出しておき、それを未婚女性のゲストが引く演出のことをいいます。実際はくじ引きのように一本だけがブーケとつながっていて、それを引き当てた女性は次の花嫁になれるという欧米の言い伝えから日本でも行われるようになりました。

ただし、ブーケプルズを行う時、結婚式後や披露宴の最中に手際よくひもやリボンを付ける作業が必要になります。当日使ったブーケとは別にブーケプルズ用のブーケを用意して、短時間の準備でできるようにしておきましょう。

「ブーケトス」・「ブーケプルズ」に使う花とは？

「ブーケトス」や「ブーケプルズ」に使う花については特に決まりはありませんが、結婚式で使ったブーケとは別にブーケトスやブーケプルズ用の花を用意してみてもいいかもしれません。

具体的には、花言葉が「私はあなたにふさわしい」という意味の白いバラや「とても魅力的」という意味のラナンキュラス、「再び幸せが訪れる」という意味のスズランなどがあります。ご自身が来ているウェディングドレスに合わせて選ぶことをおすすめします。

また、素材は「生花」や「造花」、「プリザーブドフラワー」がありますが、ブーケトスで使用する場合は造花やプリザーブドフラワーを、ブーケプルズは造花やプリザーブドフラワーを使用するといいでしょう。

男性も「ブーケトス」や「ブーケプルズ」に参加してもいいの？

ブーケトスやブーケプルズは主に未婚の女性ゲストが参加する演出ですが、男女や既婚、未婚関わらず、子どもも対象にいれて、イベント感を高める演出をしても問題ありません。なかには参加することに抵抗あるゲストもいます。事前にブーケトスやブーケプルズをすることを伝えて参加者を決めておくなど、ゲスト全体に対しての配慮しておくといいでしょう。

未婚の男性ゲスト向けの演出には主に結婚式後に花婿が未婚の男性にむけて花嫁のガーターベルトを後ろ向きに投げ、それを取った男性が次の花婿になるという「ガータートス」や花婿が未婚の男性にむけて胸に挿しているブートニアを投げる「ブーケトニアトス」があります。

ただし、「ガータートス」は花嫁があまり上品ではないと抵抗を感じたり、ブーケトニアは小さくてつかみにくく、それを取ろうと何人も殺到するとケガをすることもあるので、注意しましょう。また、花のブーケではなく幸せがたくさん詰まっている野菜という意味を持つ「ブロッコリー」や「カリフラワー」が入ったものをブーケトスやブーケプルズの演出に使ってみるのもおすすめです。