結婚式のお心付けは渡すべき？渡した相手や内容について解説【アンケート】

お心付けとは、昔からある日本の慣習のひとつで、お世話になる人に感謝の気持ちを示すために渡すお金や品物のこと。

海外の文化でいうチップに近いものではありますが、チップは”してもらったこと”へのお礼であることに対し、お心付けは”これからしてもらうこと”へのお礼であることが、大きな違いです。

古くから日本に根付くお心付けの文化ですが、結婚式の場合にも、結婚式を一緒につくってくれたスタッフの方に対してお心付けを渡す方がいらっしゃいます。

ここからは、ウエディングパークグループで実施した「結婚式のお心付け」に関するアンケート結果をもとに、「お心付け」の実情についてご紹介します！

まずはお心付けを渡したかどうか。
「渡した」派が若干割合として多くなりましたが、ほぼ半数で「渡した」派と「渡していない」派で分かれました。

一般的に、お心付けは必ず渡すべきものではないようです。
とくに結婚式の費用は、会場使用料や装花、演出、サービス料などと、細かく項目分けされているので、お心付けをプラスするという考えにはなりづらいのかもしれません。

お心付けを渡した方に、お心付けを渡した理由を聞いてみると上記の結果に。
圧倒的に「感謝を伝えるため」という理由が多かったです。

昔からの風習ということもあり、「マナーだと思ったから」という理由が次に多くなりました。
ちなみに、「マナーだと思ったから」と回答した方の地域による差分は見られませんでした。

お心付けを誰に渡したかという質問については、「ウエディングプランナー」が最も多く、次に「ヘアメイク」、「カメラマン」、「司会者」が続きました。
「ウエディングプランナー」は、準備から当日までの長い期間をサポートしてもらう方なので、一番感謝を伝えたい相手として選ばれることが多いようですね。

「ヘアメイク」や「カメラマン」、「司会者」等にお心付けを渡したという方のなかには、「知り合いだったから」という理由や「今後もお付き合いしたいから」という理由も。

お心付けの金額相場は3,000円～10,000円程度とも言われています。
予算は人によってそれぞれかと思いますが、実際に渡したものとして「お菓子」や「雑貨のプチギフト」を選んだ方が多いよう。

もともとお心付けは「現金」で渡すものなので、「ギフトカード」より「現金」をそのまま渡す方が多いのも、お心付けの意味から考えると自然な結果とも言えます。

その他には、「スタッフ全員で食べられるようなお菓子を渡した」や「美容アイテム」の他、「花束」を渡したという回答もあり、みなさん相手が喜びそうなものを選ばれているのが印象的でした。

最後に、お心付けを渡す相手に対して、お礼の手紙を渡したかという質問。
結果は「渡した」派が約33%、「渡していない」派が約67%でした。

「感謝の気持ちを伝えるため」に「ウエディングプランナー」に渡したという回答が多く、ウエディングプランナーとの関係性が深くなるほど、これまでの感謝を伝えるために手紙を用意する傾向にあるようです。

お心付けに関するアンケート、いかがでしたか？

昔ほどお心付けの習慣が強いわけではないので、お心付けを渡すか渡さないかは個人の自由。迷ったらちょっとしたお菓子をプレゼントしておくのが無難かもしれません。

仲良くなったスタッフの方と、一緒に結婚式を準備してくれたスタッフの方へ、感謝の気持ちとしてお手紙を渡すのも素敵ですね！

お心付け、渡すべきか迷った場合はこの記事を参考にしてみてください！

アンケート実施期間：2021年3月3日～3月9日
調査対象：ウエディングパークグループ会員
有効回答数：368件