【コロナ禍の結婚式】感染防止対策や準備について、結婚式を開催した花嫁に聞いてみた!
コロナ禍が続く今、結婚式の開催に迷っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、2020年8月に結婚式を開催された花嫁さんにインタビュー。事前のゲストへのフォローや当日の感染防止対策など、コロナ禍で結婚式を行った実体験についてお話を聞いてみました!
- PROFILE
- Nさん小学校教員
- WEDDING PLACE
- Orange Vert(オランジュ:ベール)●BRASSグループゲストハウス/名古屋市周辺
結婚式の決行を決めたのは、本番2週間前!
8月に結婚式をあげることになった経緯を教えてください!
Nさん:もともとは3月末に結婚式を予定してました。コロナの影響を受け、追加料金が発生しない半年の間で日程を変更したんです。
結婚式の延期について、ゲストにはいつ・どのように案内しましたか?
Nさん:延期を決めたのは2月の下旬ごろ(結婚式の約1ヶ月前)だったのですが、延期後の日程を決めてからすぐ、ゲストに日程変更の連絡をしました。
まずは日程変更の連絡だけですね。
友人たちにはLINEで、職場の方には直接口頭で伝えました。
その後、改めて招待状は送られましたか?
Nさん:友人には紙の招待状ではなく、LINEで連絡をしました。結婚式の約2ヶ月前と、2週間前です。
来賓のゲストには、結婚式の約1ヶ月前に紙の案内状を送りました。
すごく丁寧な案内ですね!この後に、招待ゲストの人数を減らすことになったとか?
Nさん:7月ごろからまた感染者が増えて、8月には愛知県で独自の緊急事態宣言がでるまでになってしまって…。
結婚式の2週間前に、友人と妹と一緒に、結婚式をこのままやるべきなのか話し合いました。
わたしたちとしては中止の選択肢はなく、決行か延期か決められずにいましたが、ゲストが96名という規模での開催を両親が心配していて。
ふたりとも小学校の教員なこともあり、招待するゲストに同じ学校の先生たちもいらっしゃったので、もし感染者が出たら大変だから中止すべきだと…。
家族のみの挙式にするか、ゲストを減らすか、いろいろな可能性を考えて、両親と話し合い、規模を縮小して(親族と友人のみ)行う結論に至りました。
2週間前にゲストを減らす決断を…!ゲストにはどのようにお断りの連絡をされたのですか?
Nさん:密回避が難しいことから、人数を減らして開催する旨を伝え、職場の方や子どもたちには列席をご遠慮いただくようお願いしました。一度招待したゲストにお断りを入れるのはすごく失礼だし、辛かったです。
当初のゲスト招待人数は96名でしたが、親族と友人のみに絞って72名に。その後、欠席連絡もあり、当日は62名での開催となりました。
万全の感染対策で挑んだ当日。挙式は、リモート&ライブ配信で密を避けるカタチに
結婚式の当日に行ったコロナ対策について教えてください。
Nさん:
①ゲスト・スタッフ全員マスク着用
②消毒液の設置
③エントランスでの検温
④送迎バスを大型バスに変更
⑤受付・ゲストテーブルにアクリル板を設置
⑥挙式をリモート&ライブ配信に変更
⑦乾杯の唱和なし(心の中で唱えてもらう)
⑧料理を合盛りに変更(配膳回数を減らすため)
⑨スイーツビュッフェ、お茶漬けビュッフェなし
⑩披露宴時の移動を控える(お酌まわりなし、演出も自席からみるなど)
⑪マイクの使い分け
⑫写真タイム、お見送りは各卓ごとに
⑬披露宴時間の短縮
を行いました。
挙式を”リモート&ライブ配信”で行われたんですね!
Nさん:ゲストの人数を減らしたから、挙式は全員入れると思っていたんです。挙式中は喋らないし、立ち歩くこともないので。
でもやっぱり、もしものことを考えた時、チャペル内にゲスト全員が入ると密な状態になることが予想されたので、
チャペルには、親族とダーズンフラワーセレモニー協力者のゲストのみに入っていただくことにしました。
ただ、挙式の様子は他のゲストの方にも見てほしいと思い、代案として、「リモート&ライブ配信スタイルの挙式」を行うことにしました!
直前に決めた変更だったこともあり、会場側には依頼せず撮影・配信も自分たちで行いました!
Nさん:会場内の人数が30名以内になるようにして、残りのゲストには披露宴会場からライブ配信映像を見てもらいました。
思いつきのアイデアではありましたが、欠席のゲストにも挙式の様子を見てもらうことができたので、やってよかったです!
感染防止対策として、工夫したことはありますか?
Nさん:参列してくれたゲスト全員に、マスクをプレゼントしました!引き出物の案内とあわせて、予備のマスクとして使ってね、とメッセージを添えました。
Nさん:あと、夫のアイデアで感染予防の呼びかけ映像も用意しました。待ち時間に見られるように、受付や待合スペースで常時流していました。
コロナ対策に追われた準備期間…。大変だったけど、当日は幸せいっぱいの一日に
コロナ禍での結婚式開催となり、諦めた演出はありますか?
Nさん:受付時に、席次表とスイッチングレターをウェルカムスペースに飾って、ゲスト自身で取ってもらうという演出をやりたかったのですが、人の移動を促してしまうので諦めました。
あとは、披露宴時の演出を基本的に自席から見てもらうことにしたのですが、ケーキカットとかも遠目からだと見えづらかったりするので、盛り上がりに欠けてしまいました。
披露宴では余興もされていますが、どんな内容でしたか?
Nさん:余興は友人にお願いしてて、当日まで秘密の内容だったんですが、わたしたち(新郎新婦)に同じ質問をして、答えがシンクロするかという内容でした!
3月のタイミングから企画してくれていた余興を、マスク着用・大勢が立ち歩かない・大声を出さないという条件が後から追加されるかたちになってしまったのですが、準備してくれた友人には感謝でいっぱいです!
会場も大盛りあがりでした!
コロナの影響を受けながらの結婚準備で大変だったことはありますか?
Nさん:引き宅(引き出物)と席次表の準備が大変でした!
引き出物は、結婚式の翌日に届くものにしていたのですが、当日の欠席連絡もあったりで直前まで参加するゲストがわからなくて…。
3月→8月だと年度をまたいだこともあり、住所が変わってるゲストも多くて、何度も確認を繰り返しました。
結果、当初予定していた引き宅の発注期限に間に合わず、別の引き出物をゲストに贈りました。
席次表も、参加ゲストが定まらないので、注文確定ができなくて。
式場からの指示*で円テーブルから長テーブルへの変更もあったので、職場ゲストをお断りした後の72名での席次表を作成し直しました。
搬入も間に合わないほどギリギリまで調整してました!
*…「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」の規定により、6名以上のテーブルは長テーブルにしなくてはならないため
最後に、コロナ禍の結婚式を検討しているカップルにメッセージをお願いします!
Nさん:精神的、体力的に辛いこともありますが、たくさん悩んでぶつかり合ったことも、結婚式の幸せな一日があれば報われると思います。
もちろん思い通りにならなかったこともありますが、そんなことも吹っ飛ぶくらい、結婚式は幸せな瞬間の連続でした。
全国の花嫁さんたちがこの幸せを味わえますよう、願っています!
結婚式の満足度を伺うと、悔いなしの100点!やってよかった!と答えてくださったNさんご夫婦。どんな質問にも快く答えてくださり、コロナ禍での結婚式準備、当日の様子がとても勉強になりました!
ゲストが少しでも安心して参列できるようにと、細かい気遣いも満載の結婚式。これから結婚式を控えるカップルは、ぜひ参考にしてみてくださいね!
Nさんご夫婦、本当にありがとうございました!
Nさんのインスタグラムアカウントはこちら。
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本記事は、2020年09月29日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。