【オンライン結婚式の実例】Zoomを使った結婚式の準備から当日について、花嫁に聞いてみた!
コロナ禍が続く今、従来の結婚式の常識に変化が生まれました。そんな中、話題となっている『オンライン結婚式』。
今回は、ウェブ会議ツール”Zoom”を使って、実際にオンライン結婚式を行った花嫁さんに、結婚式の準備から当日までのお話を聞いてみました!
- PROFILE
- あいさんダンスインストラクター
- WEDDING PLACE
- ホテルモントレ姫路ホテル/姫路周辺
コロナの影響を受け、5月開催予定の結婚式を延期に
もともとは5月上旬に結婚式を予定されていたんですよね。
あいさん:5月9日にホテルモントレ姫路で結婚式を行う予定でした。コロナの影響で一旦10月に延期したのですが、先行きもわからないこの状況を考えて、一度は結婚式を中止する決断をしました。
一度、結婚式の中止を決断されたのに、オンライン結婚式をすることに決めた経緯を教えてください!
あいさん:やっぱり今までお世話になった方達に、何の恩返しもせずに中止と決断するのはあまりにも失礼だと思ったからです。
コロナ禍の今でも、何かできる事はないかと思って、7月にオンライン結婚式を開催することに決めました!
まだそれほど事例がないオンライン結婚式ですが、不安はありませんでしたか?
あいさん:インスタで、自宅や結婚式場でオンライン結婚式を開催している人を見かけて、私もやってみたいと思いました。
仕事でダンスのオンラインレッスンを行っていたので、オンラインに対する不安はあまりなかったです。
Zoom接続のリハーサルを行い、オンライン慣れしていないゲストのフォローも万全!
なるほど!オンライン結婚式をすると決めてからの準備は大変だったのでは?
あいさん:オンライン結婚式をすると決めてから、とにかく時間がなかったのが大変でした。
ドレス選びや前撮り、ウェルカムスペース装飾、BGMの選定まで結婚式準備の8割ほど進んでいましたが、オンライン結婚式にむけて改めて準備し直すことがほとんどでした。
ゲストへの招待状も再度、オンライン結婚式用に送りました。
Zoomの使い方案内があれば、オンライン慣れしていないゲストも安心ですね!
あいさん:オンライン結婚式の前々日に、Zoomでのリハーサル日を設けていたので、当日の接続が不安な方には、この時間にログインの練習ができることも案内していました。何名かはこの時間を利用してくれたので、当日はトラブルなく配信できました!
事前準備もバッチリですね!他にゲスト用に用意したものはありますか?
あいさん:引き出物とあわせて、パンフレットと演出で使うキャンドル、プチギフトをオンライン結婚式の4日前に届くようにゲストに送りました!
2度目の前撮りは、結婚式でやりたかったことをやりきる日!
前撮りも、2度行われたそうですね!
あいさん:挙式本番に着る予定だったドレスを着たかったので、前撮りをもう一度行いました!オンライン結婚式だと、お色直しをするとゲストを待たせてしまうので。
たしかに、オンラインだとお色直しは厳しいかもしれないですね。
あいさん:2度目の前撮りのときに、オープニングムービー用に動画も撮影しました。父親にも参加してもらって、ヴァージンロードを歩いたり、披露宴会場でケーキカットをしたりと、オンライン結婚式当日にはできない演出ができたのもよかったです。
ゲスト参加型のキャンドルリレーなど、ゲストが飽きない工夫満載のオンライン結婚式
オンライン結婚式当日の流れを教えてください!
あいさん:
①オープニングムービー(前撮り映像)上映
②新郎新婦入場
③新郎挨拶
④主賓挨拶
⑤乾杯挨拶
⑥乾杯・歓談
⑦プロフィール紹介
⑧キャンドルリレー
⑨友人からの誓いの言葉
⑩新婦友人余興
⑪グループに分かれて歓談
⑫エンディングムービー上映
⑬花嫁の手紙
⑭新郎挨拶
⑮新郎新婦退場
こんな流れです。全体で2時間くらいのオンライン結婚式でした。
プログラムも充実してますね!オンライン結婚式だからこそ取り入れた演出などはありますか?
あいさん:キャンドルリレーですね。オンラインでもできるゲスト参加型の演出として、プランナーさんが提案してくれて。ゲストのみなさんも楽しんでくれたので、やってよかったです!
あいさん:あとは、グループ分けしての歓談タイム。ブレイクアウトルーム*でゲストをグループ分けして、テーブルラウンドの要領で、順番に各グループを回って歓談しました。
一般的なテーブルラウンドって、意外とゲストと話す時間がないことが多いですが、みんなの顔をみてしっかりお話できたのもよかったです。
*ブレイクアウトルーム…Zoomの機能で、参加者をグループ分けした部屋を作れるもの。
たしかに写真撮影メインにならないテーブルラウンドは、オンラインならではかもしれないですね!ご友人からの余興演出は、どうやってやられたんですか?
あいさん:ダンス仲間の友人がつくってくれたムービーを上映しました。なかなか会えない状況のなかでも、余興を準備してくれたみんなには本当に感謝しています!
オンラインでも変わらない感動シーンも。やってよかった結婚式!
素敵!離れていてもできることってたくさんありますね。花嫁の手紙の演出についてもお伺いしたいです!
あいさん:花嫁の手紙は、父親に向けて手紙を朗読しました。その後、両親贈呈品をプレゼント。これは結婚式当日の朝に、プレゼントが届くように手配しておきました。
時間になるまで開けないように、と注意書きを添えて、演出のタイミングに合わせてプレゼントを開封してもらいました。
オンラインでも感動が伝わる演出ですね。ゲストの反応などはいかがでしたか?
あいさん:ゲストからは「感動した!」「幸せな時間をありがとう!」「普通の結婚式と変わらない程素敵な式でした!」というありがた言葉を沢山いただきました。そう言ってもらえて、本当にやってよかったなと思えました。
最後に、オンライン結婚式をあげてみた感想を教えてください!
あいさん:通常なら参加できない、海外の友人や遠方の友人、妊婦さん、友人のご家族も参加していただくことができたのは、オンラインならではのメリットだと思いました。
親族集合写真が撮れなかったこと、二次会ができなかったことは少し残念でしたが、先行きが見えないまま、結婚式が延期となるのはずっと辛かっただろうし、中止となれば夢だった結婚式が出来なかったので、ゲストを交えた結婚式ができて本当によかったです。
一般的な結婚式を変わらないほどコンテンツ盛りだくさんのオンライン結婚式。前撮りで、動画を撮影したり、挙式や披露宴会場を使った演出を取り入れるのも、素敵なアイデアですね!オンラインだからってやりたいことを諦めなくてもいいんだ、と気付かされました!
ゲストのことを第一に考えた事前準備や当日の演出も、ご友人想いなあいさんの優しいお人柄が伝わってきました。
あいさん、ありがとうございました!
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本記事は、2020年09月01日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。