ゲストが楽しめる仕掛けが盛りだくさん!“今までの感謝を込めて”夫婦でつくった同窓会ウエディング
「今までの感謝を込めて、ゲストが思いきり楽しめる結婚式にしたい!」。そんな想いからはじまった、るりさんとかずやさんご夫婦の結婚式準備。おふたりがお仕事で培った知識を駆使してつくりあげた結婚式は、こだわりと工夫が詰め込まれた特別な内容に。結婚式はもちろん、夫婦での協力の仕方など、参考になるアイデアが盛りだくさんです!
- PROFILE
- るりさん&かずやさんヘアメイク&アイデザイナー/会社員
テーマは「同窓会」。ゲストがくつろげて楽しめるカジュアルなパーティーが目標
結婚式をすることに決めたきっかけを教えてください。
るりさん:初めはフォトウエディングと二次会のような気軽なパーティーだけで十分だと考えていました。でも結婚1周年のときにおこなったフォトウエディングのヘアメイクが思ったようにならなくて、ずっと後悔が残っていたんです。二次会のようなパーティーをするか、フォトウエディングのやり直しをかねた結婚式をするか迷っていたのですが、入籍から時間も経ってしまったし、30代を目前に控えたこのタイミングでやらないのなら結婚式はやめようと夫に伝えたんです。
かずやさん:妻の意見を聞いて、たった一度の人生に後悔を残してほしくないと思い、結婚式をやることを決めました!
一目ぼれしたという、会場のガーデンテラスでのセレモニー
式場はどのように探されましたか?
るりさん:夫がバンドをやっているので、“バンド演奏ができること”が一番の条件でした。あとは、持ち込みに制限の少ない“自由度の高さ”も重視しました!
かずやさん:バンドが演奏できる場所となると、はじめはライブハウスのような会場のイメージしか思い浮かばなかったので、結婚式場というより二次会会場のようなカジュアルな会場をネットで検索しました。
るりさん:でも実際ライブ会場で結婚式をするとなると、ゲストに十分なおもてなしができないんじゃないかと思って。遠方の方も招待したかったので、カジュアルな会場から少しずつ視野を広げて見つけたのがCROSS TOKYOでした。ガーデンテラスがあることと、ゲストハウスウエディングのような会場の雰囲気も決め手になりましたね。
イエローのステンドグラスもおふたりが気に入ったポイント
結婚式のテーマやプログラムについて教えてください!
るりさん:リラックスした雰囲気で、普段お世話になっている人やずっと会えていなかった友人同士が交流して楽しめる、同窓会のようなパーティーがテーマでした。
かずやさん:まず、ゲストブックの代わりとして名前を書いてもらったウエディングツリーに、僕たちがサインするセレモニーをおこないました。
結婚の承認のしるしとして「おめでとう!」の掛け声で乾杯し、パーティーがスタート!
ウエディングツリーはるりさんのご友人の手作り。スタンプではなく名前を書いてもらうスタイルにしたのは、ゲストの手が汚れないようにという気遣いから
パーティーは、るりさんが思い描いていた「同窓会」の雰囲気そのもの
ゲストが主役になれる!?フォトスポットやインスタグラムを活用した「遊べる仕掛け」
パーティーに取り入れた演出について教えてください!
るりさん:ブーケトスとケーキカット、プロフィールムービーの上映とバンド演奏…。あと、私の兄へのバースデイサプライズと夫へのサプライズも取り入れました!
かずやさん:バンド演奏では、メンバーと自分たちの曲を披露し、最後は妻も迎えてふたりの好きなアーティストの曲を一緒に演奏しました。
ブーケトスはきれいに弧を描いてゲストの手の中へ!
かつてフラワーショップで働いていたるりさんのこだわりが光る、キュートなブーケ♡
定番ケーキカットはカップケーキで。一つひとつ袋に包んでゲストが持ち帰れるようにしたそう
バンドの余興に、るりさんもキーボードとして参加!
プログラムも盛りだくさんでとっても楽しそうですね!さらに、ゲストが楽しめる仕掛けを盛り込んだそうですが?
るりさん:ゲストが座りっぱなしにならないようしたくて、会場内にスマイルスタンドを設置し、写真を撮って遊んでもらえるようにしました。あと、インスタグラムに写真を投稿したら、会場のプロジェクターに投稿した写真がリアルタイムで投影される仕掛けも!
かずやさん:インスタグラムの仕掛けは結婚式の前から事前に写真を投稿しておいて、パーティーの初めから写真が投稿されている状態になるように仕込んでおいたんです。
その場で写真が撮れるスマイルスタンドはゲストに大好評!
おふたりの結婚式専用のハッシュタグ「#doonruri」をつけて、結婚式の2週間前からカウントダウン投稿
かずやさん:あと、結婚式のためにオリジナルのウエディングサイトをつくったので、招待状の返信(出欠確認)をネットでできるようにしました。
裏面のQRコードから、ウエディングサイトにアクセスできる仕組み!
ウェブ系の会社に勤めるかずやさんのお仕事を活かして結婚式のウェブサイトを制作!会場のアクセスやドレスコードの案内も記載されています。
アートな感性が生きる!「持ち込み」で叶えた、自分たちだけのウエディング
会場の装飾でこだわったポイントを教えてください!
かずやさん:ウェルカムスペースにはチェキで写真を撮って飾れるスペースや、フォトグラファーのJR氏の「インサイドアウト」というアートプロジェクトを使ってつくった僕たちの特大ポスターを貼りました。
ゲストが当日撮影したチェキを、その場で飾りつけられるように
インパクト抜群のウェルカムスペースは、フォトスポットとしても大人気だったそう
るりさん:高砂には、代官山のフラワーショップ「VOGEL」のツリーと「m.soeur」のフラワーボトルライトを持ち込んで装飾しました。会場のステンドグラスにもぴったりだと思ったんです。
テーマは、「都会と森の融合」。ノスタルジックな雰囲気のフラワーボトルライトが素敵!
すごく素敵な世界観ですね!こういったアイデアの源は?
かずやさん:「マルシェフォーウエディング」というウエディングマルシェに行ったことでイメージが膨らみました。会場の装飾は、そこに出店していたアーティストの方々に声をかけてつくりあげていったんです。
るりさん:マルシェで見た「m.soeur」さんの装飾スペースがすごく素敵で!私たちの結婚式の装飾をお願いしたんです。結婚式のお花にお金をかける人はいるけれど、ライトにお金をかける人はいないので大丈夫なんですか?と何度も心配されました(笑)
テーブル装飾にもフラワーボトルライトを設置
引き出物袋のトートバックは、椅子にかけて装飾の一部に
ゲスト全員分のロゼットは徹夜して作ったそう
ドレスコードでもあるイエロー×ピンクのペーパーアイテム
結婚式は夫婦のこれからを占うビッグイベント!成功の秘訣は式を「自分ごと化」すること
結婚式を挙げてみて、いかがでしたか?
るりさん:とにかく挙げてよかったの一言です。結婚式をやる前までは準備や資金面で苦労するイメージが強かったのですが、私たちの式に関わってくれた皆さんは、こちらの気持ちをくんでくれる方ばかりで本当に良い縁に恵まれました。
かずやさん:「こんな結婚式、はじめて!」と喜んでくれるゲストもいて、僕自身もすごく嬉しかったです。テーマ通りの「同窓会」のようなパーティーができたし、ゲスト同士も楽しんでくれているのがわかりました。あとは、結婚式にたくさん行きたいと思うようになりましたね。
これから式を挙げる皆さんにメッセージをお願いします。
るりさん:一人で準備をしている花嫁さんも多いと思いますが、結婚式はお金と時間をかけて行う、一生に一度のイベントです。旦那さんにも結婚式を「自分ごと化」してもらって、ぜひ一緒に準備から楽しんでください!
かずやさん:結婚式はただでさえ準備することが多いのに、夫婦間の意思疎通もうまくいかなかったら疲れてしまうと思います。テーマやコンセプトを先に決めるのが、うまく準備を進めるコツかなあと思います!あとは、夫婦で行う最初の共同作業であることを意識して、新郎の皆さんも積極的に協力しましょう。この時期のがんばりは、後の安泰な結婚生活につながると思います!(笑)
「夫婦で納得のいく結婚式を実現してほしい」とるりさん夫妻
夫婦間の協力とゲストを想う気持ちを大事にしたという、るりさんとかずやさんのご意見。るりさん曰く、花嫁も結婚式に具体的なイメージを持つことでプランナー任せの計画から離れ、「ゲストのために、パートナーのために」と本当の意味で結婚式を「自分ごと化」するのがおすすめだそう。具体的なビジョンは、結婚式だけでなく、結婚式の先に続く夫婦の生活にも必要なのかもしれませんね。るりさん、かずやさん、貴重なお話をありがとうございました!
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ライター/瀬名清可(Weekend.)
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本記事は、2017年12月21日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。