【編集部がやってみた!】「ケーキトッパー」のつくり方とデザインアイデア実例 #花嫁DIY
大人気ウエディングアイテムのDIY企画。今回、編集部が挑戦するのは、ウエディングケーキのてっぺんに飾るデコレーション「ケーキトッパー」のDIYです。
今回は誰でもデジタル工作が楽しめる渋谷のFabCafeにお邪魔して制作。最先端の機材をつかった今回のアイテムづくり、果たして上手くできるのでしょうか。
「ケーキトッパー」にこだわってウエディングケーキをもっとかわいくっ!
本題に入る前に、みなさんはケーキトッパーってご存知ですか? ケーキトッパーとは、ケーキのてっぺんに飾るデコレーションのことで、新郎新婦の人形のようなものを置いたり、小さなフラッグやガーランドを飾ったりするのが一般的。最近ではインスタグラムで麻ひもを使ったケーキトッパーをよく見るようになりました。
▼先輩花嫁さんたちのケーキトッパー事例
Photo by @kmeaiytoo_wedding20170806
麻ひもを使ったケーキトッパー!流行りのネイキッドケーキにぴったり!
Photo by @tsuru.h_i_h
「不思議の国のアリス」がテーマというこちらのケーキ。トランプでつくられたのアーチのケーキトッパーがインパクト抜群。
Photo by @m.k.wedding_
ストローと花、マスキングテープでつくったという小さなガーランドのケーキトッパー。グリーンの装飾とも相性バッチリ!
FabCafeってどんなところ?
それでは、早速FabCafeさんに伺ってケーキトッパーつくりに挑戦です。 「FabCafeってどんなところ?」という方のためにまずはお店についてご紹介。
(画像:FabCafe)
FabCafeは、スペシャリティコーヒーとデジタル工作の両方を楽しめるスペースとして2012年に渋谷の道玄坂にオープン。以来、クリエイターやファンが集まるクリエイティブ・コミュニティとしても世界中から注目されています。
ちなみに、ウエディング系のアイテムを手作りされる方がいるのか伺ったところ、UVプリンターで写真を木に印刷したウエディングパズルをつくったり、木にレーザーカッターで彫りを入れて、ウェルカムボードをつくったりする方がいらっしゃるそうです。
(画像:FabCafe)レーザーカッターとUVプリンターを使って制作されたウエディングパズル
FabCafeで編集部も「ケーキトッパー」をつくってみた!
今回はそんなFabCafeさんの最先端機器を使ってケーキトッパーづくりに挑戦。使用させていただく機械はこの2つ!
▼立体物をスキャンして3Dデータを生成できる3Dスキャナー「SENSE」
(撮影:編集部)
▼3Dデータから立体物を形成することができる3Dプリンター「zortrax」
(撮影:編集部)
この2つの特別な機械を使って、ケーキトッパーをつくります。
<工程>
【1】3Dスキャナーで対象物をスキャンする
【2】スキャンされた3Dデータを整える
【3】データを3Dプリンターで出力
【4】完成!
<値段>
¥8,000
(3Dスキャン:¥4000、3Dプリンター:¥4000)
【1】3Dスキャナーで対象物をスキャンする それでは、早速制作スタート! 今回はカジュアルウエディングやフォトウエディングでも人気の出てきているコンバースのオールスターをケーキトッパーにすることに!
(撮影:編集部)
PCにつなげた3Dスキャナーを靴の方に向けてスキャンしていきます。スキャナーを上下に動かしながらぐるっと周囲を一周し、データを取っていきます。※1 ※1 3Dスキャナーの使い方はスタッフの方が最初にレクチャーしてくれます。
(撮影:編集部)
【2】スキャンされた3Dデータを整える 3Dスキャナーの付属のソフトでスキャンしたデータを確認します。こちらが今回の出力されるデータです。 見てみると、紐まで鮮明に読み取られているのがわかりますね。
(撮影:編集部)
続いて、読み取ったデータを、出力したい形に整えていきます。※2
今回はケーキトッパーなので、てっぺんに置きやすいように、円形の土台をつくってもらいました。
※2 データの確認や簡単なサイズ調整などはスタッフさんがしてくれます。ただし、形やサイズの変更など3Dデータの編集をする難しい加工などは行っていないそうです。
(撮影:編集部)
【3】データを3Dプリンターで出力
データができたら、3Dプリンターを使っていよいよ出力。
3Dプリンターの仕組みを簡単に説明すると、設計データをもとに、底面から層をつくっていくように溶かした樹脂を積み重ねて、立体モデルを制作していくのだそうです。
今回は、縦8.8mm×横8.8mm×高さ2.3mmというサイズでしたが、192分かかりました。
また、素材は「ABS」という、フィギュアなどにも使われる素材で、塗装や研磨しやすい素材なんだそうです。
(撮影:編集部)まずは、土台がつくられていきます。
(撮影:編集部)少しずつ靴の形が見えてきました。
(撮影:編集部)ここまでくると、もう完成形が想像できますね。
【4】完成! 出来上がったのがこちら!2つ並んだミニチュアスニーカー。とてもリアル! 3段重ねのシュガーケーキのてっぺんがよくお似合いでしょうか。色を塗ったり、布やリボンなどをくっつけたり、ここからさらにアレンジもできそうです。
(撮影:編集部)
ちなみに3Dプリントに向いていないものについて聞いてみました!参考にしてみてください。
<3Dプリントに向いていないもの>
・球体。なめらかにつくるのが難しいため。
・細過ぎる形。壊れやすいため。
・大きすぎるもの。出力中に反ってしまったり、樹脂が冷めて縮むことがあるため。
最先端の機材が揃うFabCafeなら自分たちだけのオリジナルアイテムを制作できる!
最新機材を使ったケーキトッパーづくり。FabCafeに行く前は、なんだか難しそうだと思っていましたが、実際に行ってみるとスタッフさんが優しく丁寧に教えてくれて、イメージ通りに制作することができました。
他にも、最初に紹介したようにさまざまな機材が揃っているのでオリジナルアイテムをつくりたい!という方にはとてもオススメです。
FabCafeでは、普段からさまざまなワークショップも開催中しているので、興味がある人はぜひ行ってみてくださいね!
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本記事は、2017年09月21日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。