ふたりのやりたいことを実現した結婚式！自らプランナーとなって作ったセルフプロデュースウエディング

光貴さん：とにかく、普通の結婚式はしたくなかったんです。野外で映画祭を主催するのが僕たちの夢で、だったら結婚式も屋外がいいね！って。

香澄さん：私が福島出身で、「四季の里」は小さい頃から慣れ親しんだ公園だったんです。屋外で友達みんなと楽しさを共有するのがふたりの夢でもあったので、じゃあここでやろう！と即決でしたね。 地元の人にとって馴染み深い「四季の里」で、誰もやったことのないゼロから作る結婚式は、想像するだけでワクワクしました！

光貴さん：結婚式というと、お金がかかるし、だいたい同じような内容を行っているイメージがあって。そういうイメージを覆すような「こんなことできるんだ!?」と思ってもらえるような結婚式を作りたい思いで、準備をスタートさせました。

香澄さん：もちろん、はじめは結婚式場を見学したり、プランナーさんに相談したりもしました。ただ私たちの周りには、多才で専門的な仕事をしている友人が多かったので、できれば自分たちと繋がりがある方にお願いしたいなという気持ちが強かったんです。 結婚式の構想を練っているうちに、「知り合いにお願いして準備した方がスムーズじゃないか!?」と思って。今考えると、勢いもありましたね。(笑)。

光貴さん：セルフプロデュースといえど、本当に周りの方の助けがなければ実現できませんでした。持込みの制限もなかったので「やりたいことは全部自由にやろう！」と仲間たちが言ってくれて。 結婚式の方向性や大事にしたいこと、私たち夫婦の好みを汲み取ってくれる各分野のプロフェッショナルがいたから、理想の結婚式を作り上げることができました。本当に皆さんには感謝しかありません。

香澄さん：「better half」は、“もう片方の自分”という意味。ふたりで一緒にいるとお互い似ている部分が多くて「あ～、この人は自分の半身のような存在なんだなあ」と思ったことが理由です。

光貴さん：うれしいことも悲しいことも、全部ふたりで半分ずつ分かち合うという感じですね。

香澄さん：もうひとつのテーマが、私が大好きなミモザのお花。実はたまたまなんですが、3月8日がミモザの日で、その日にプロポーズしてくれたんです！それもあってミモザもテーマに。ゲストの招待状にはミモザの花を同封して、3月8日に届くように送りました。

香澄さん：ゲストにはワクワクした気持ちで結婚式に来てもらいたいというのが一番ですが、職場の方もいるし、実はこの日がお互いの両親の初顔合わせでもあったので、結婚式らしいコンテンツも入れたかったんです。

光貴さん：結婚式に対する僕たちの温度感、気合いを伝えたかったんですよね。結婚式を通して、福島の両親に、自分たちにはこんなにすてきな仲間がいるんだということを伝えたかったというのもあります。

香澄さん：全部が印象的ですが、やっぱりバージンロードの景色は印象的でした。扉が開いた瞬間、大切な仲間たちがいて、その先に泣いている旦那さんがいて…すごく感動しました。 あとは、旦那さんがファーストミートにこだわってくれたのもうれしかったです。

光貴さん：妻とお義父さんが一緒に歩いてくる姿を見ただけで泣けましたね。200人のゲストが僕たちのために集まってくれている姿を見て、さらに号泣（笑）。

香澄さん：披露宴での家族席とゲスト席を離さず、みんながフラットに話せるような会場レイアウトにしました。 ゲストにはピクニック気分で参加してもらいたかったので、ゲストテーブルも芝生の上に座るスタイルに。あとは、私たちも高砂にずっと座っているのではなく、ラグを持ち歩いて会場内を移動しながら談笑しました。

光貴さん：会場設営や音響、ヘアメイク、牧師…とにかくほとんどを知人・友人にお願いしたので、サポートしてくれた友人たちを披露宴のなかで紹介しました。そこで次の仕事につながるとか輪が広がるとか、何かが生まれたらすてきだなあという願いも込めて。

香澄さん：会場全体のコーディネートが自分たちの理想通りに仕上がったのは、友人たちのおかげです！

光貴さん：自分たちで布の仕入れをしたり当日の設営を行ったり、頑張ったよね（笑）。ガラスや陶器が使えなかったので、食器やカトラリーなどはすべて紙製のものにしたんです。ただの紙コップだと味気ない感じがしたので、妻が800個の紙コップ一つひとつに自分たちでデザインしたスタンプを押したんですよ。

香澄さん：友人のダンススクールの生徒さんたちが、サプライズでダンスを披露してくれたんですが、クオリティが高くてびっくりしました！

光貴さん：サプライズもいっぱいあったし、本当にたくさんのゲストがいろいろな演出を披露してくれました。

光貴さん：まとめてくれるスタッフはいましたが、タイムキーパーもふたりで行ったので、なかなか大変でしたね～。結婚式の間は、スタッフとアイコンタクトを取ったりスマホでやり取りしたり。披露宴の中座も、お色直しではなく打ち合わせをするために時間を取りました。大変だったけど、大変なことが好きなので（笑）。 また、運営だけじゃなく会場の装飾や披露宴の演出からも、仲間たちの普段は見られない「仕事」や「好きなこと」を知ることができたのもよかったです。僕たちの結婚式が新しいつながりの”きっかけ”になったら最高ですね。

光貴さん：日の入りの時間まで計算しました。照明も映えてきれいでしたし、お開きの頃には花火が打ちあがったんですよ！

香澄さん：本当に偶然の産物だったんですが（笑）結婚式と同じ日に花火大会が開催されることがわかったので、花火も演出のひとつになりました！

香澄さん：結婚式の準備期間は、夫婦の在り方を確かめる期間でもあると思います。私たちも、いろいろなことをふたりで考えることで、お互いをよく知ることができました。相手の考え方や好み、将来設計の話し合いができるチャンスなのでふたりで協力して準備を進めてくださいね！

光貴さん：結婚式を挙げることで「結婚式ってこんなに素晴らしいんだ！」と心から実感できました。それと同時に、まだまだ地方では結婚式の選択肢は限られているように感じましたね。 これから結婚式を挙げる方のなかには、予算の問題や式場の都合で、理想の結婚式ができないと諦めてしまう方がいるかもしれません。だけど、どんな悩みもアイディア次第でどうにかなると思います！今後は結婚式を作るお手伝いもして行きたいと思っているので、Instagramのメッセージからお気軽にご連絡ください！