「後悔したくない!」の一心で結婚式をプロデュース。“普通と違う”を追求したナイトウエディング
今回ご登場いただくのは、ウエディング業界でのお仕事経験があり、自分の結婚式をするのが楽しみだったというよしこさん。予算とのバランスを保ちながら、こだわりと憧れを実現するためのテクニックをお話しいただきました!
- PROFILE
- よしこさん会社員/結婚時の年齢:31歳
- WEDDING PLACE
- コットンハーバークラブ(横浜)/テイクアンドギヴ・ニーズウェディングゲストハウス/横浜周辺
「どうしても、母に感謝を伝えたい」想いから、国内でパーティーを行うことを決意
ハワイで、フォト撮影をしたときの一枚。
自然体な表情で素敵な写真ですね!よしこさんはハワイ挙式と、国内で結婚披露パーティーも行われたんですよね。
よしこさん:もともと海外ウエディングに憧れていたんですが、彼のお母さまも「結婚式はハワイがいい」と思っていたことがわかり、迷わずハワイで挙式をすることに決めました。ハワイでは挙式と、両家の家族、親しい友人だけを招いたレセプションパーティーを実施。 国内のパーティーは、本当は行わない予定だったんですが、どうしても皆さんの前で、母に感謝の気持ちをつづった手紙を読みたくて。1.5次会という形で、国内で結婚披露パーティーを行うことにしました。
「コットンハーバークラブ横浜」で1.5次会を開催。
「いつかお嫁にいくときは、素直になって母に感謝を伝えたいと思っていました。」
ウエディングアイテムは時間のあるときに前もって作っておく!“普通と違う”結婚式準備の進め方
会場は、どのように決めていきましたか?
よしこさん:インターネットで調べて、気になったところはいくつか見学に行きました。はじめから「コットンハーバークラブ横浜」がいいな、と目星はつけていたんですが、実際に内覧へ行ったのはパーティーの約3カ月前です。 日程には特にこだわりがなかったので、“会場が空いている日”にする前提で、少しでも予算をおさえるために、直前割引を利用しました。
ずっと憧れていた、“プールのある邸宅風”の会場に即決!
招待状や小物の準備は3カ月前からで間に合ったんですか?
よしこさん:ウエディングアイテムの制作は、1年前くらいから始めていました。パーティーを行うだいたいの時期は自分のなかで決めていたので、招待する友達にも事前に伝えておいたんです。実際に招待状を出すのは、3ヶ月前ごろが多いので、ゲストも問題なく招待できました。
なるほど!準備を先に進められていたんですね。手作りしたアイテムを見せてください!
よしこさん:ウェルカムボードと、ウェルカムリース、フェイクケーキ、席札、プロフィールブック、メニュー、電飾、リングピロー、席次表など…たくさん作りましたね。
いらなくなったテレビ台を解体して作ったウェルカムボード。
ウェルカムスペースには、ハワイで撮影したウエディングフォトを展示。
席札やメニュー表もすべて手作り。
席次表も、10ページとボリューム満点!
夫婦がおすすめするカフェやB級グルメ情報を掲載したページも。「ゲストにとって、“読んで楽しい席次表”になるよう心がけました。」
どれも丁寧に作り込まれていますね!ちなみに…フェイクケーキとはどういうことですか?
よしこさん:ウエディングケーキは、絶対にオリジナルにしたい!と思っていました。事前に思い描いていた理想があったので、円形型の空箱を使って、ディスプレイ用の ウエディングケーキ(フェイクケーキ)を作りました。
壁塗りに使う塗料を塗って、生クリームの質感を表現。「1年前から作り始めた力作です。」
プランナーとのイメージ共有のため、打ち合わせには“企画書”を持参!
実現が難しいことがあっても、諦めずにこだわりを実現されていらっしゃいますね!準備中に工夫されたことはありますか?
よしこさん:「結婚式は、絶対に後悔したくない!」と思っていたので、パーティーの”企画書“を作って、プランナーさんとの打ち合わせに持っていきました。言葉だけでは、イメージが伝わりづらいので、作ってよかったです。
結婚式のテーマやイメージカラー、撮影してほしい写真、演出などのアイデアをまとめた企画書。
よしこさん:アイデアは、ピンタレストや海外のウエディングサイト、花嫁さんのブログを穴があくほど見て探しましたね。初回の打ち合わせで、これを持っていったので、プランナーさんも驚いていました(笑)
実際のパーティーのテーマはどんな感じだったのですか?
よしこさん:いらっしゃるゲストに参列経験が多いと、定番の結婚式に飽きている可能性があります。だから「定番という定番はぜんぶやめよう」と新郎と話しました。“この結婚式、なにか違う!”とゲストが思ってくれるような内容にしたかったんです。
「定番のファーストバイトは行わず、ケーキトッパ―をさしてウエディングケーキを完成させる演出を行いました。」
ナイトパーティーを選んだのは、なにか理由があったんですか?
よしこさん:会場がその時間しか空いていなかったことが大きいのですが、明るい時間と夜の時間、どちらも楽しめるのは逆に素敵だなと思って。「それを活かせる内容にしよう!」と、テーマを決めていきました。
パーティーのテーマはシェイクスピアの「真夏の夜の夢」。緑とコーラルピンクをテーマカラーに、森の中のような雰囲気に。
「結婚式慣れしたゲストも飽きさせない。」パーティーは大盛り上がり
“普通と違う”にこだわったとのことですが、ほかにはどんな演出をされたんですか?
よしこさん:挙式はハワイで済ませていましたが、このパーティーでも挙式のようなことをしたいと考えていたので、ゲストと一緒に「結婚証明書」を作って披露するセレモニーを開催しました。
ゲストからのメッセージが書かれたゲストブックにサイン。
ゲストブックを額に入れて、「結婚証明書」を完成させます。
よしこさん:ファーストミート再現ゲームも盛り上がりました。新郎が目隠しをして新婦を含めた6名の男女の手をにぎり、新婦の手を当てる…というゲームなんですが、彼が選んだのは私の手じゃなかったんです。(笑)
彼が選んだのは、なんと彼の親友の男性!会場は大爆笑だったそう。
よしこさん:あとは、それぞれの地元を意識した演出もとりいれました。
よしこさんのご出身である東海地方ではお馴染みの“菓子まき”。関東では経験のないゲストも多く、盛り上がったそう。
よしこさん:彼のおばあちゃんが高知に住んでいるのですが、足が悪いのにパーティーに来てくれることになって。なにか高知にちなんだことをしたいと思い、プチギフトには高知のドリップコーヒーを選びました。
高知県に住んでいる彼のおばあちゃん。高知のドリップコーヒーは、おばあちゃんも喜んでくれました。
最後に、これから結婚式をするカップルにメッセージをお願いします。
よしこさん:結婚式はアイデアと工夫次第で、お金をかけなくても、どんな理想も叶えられると思います。ぜひ、色々なアイデアを探してみてください。そして、結婚式準備でもし彼とケンカしたら、準備のことは一度忘れてどこかに遊びに行ったりするのがオススメ。一番大事なのは結婚式ではなく、結婚生活だということを思い出せますよ。
「こだわるほど、やることが増えたけど本当にやってよかった」と自分の結婚式に大満足のよしこさん。結婚式の打ち合わせに、企画書を持っていったという花嫁さんには初めてお会いしたので、編集部も驚きました!よしこさんのように、諦めずにこだわりを貫くことが“後悔のない結婚式”を実現する秘訣かもしれませんね♪よしこさん、ありがとうございました!
ライター/大橋佳代
この記事の画像一覧(18)
本記事は、2017年05月02日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。