“自分たちらしく”にとことんこだわって。真似したいアイデア満載のDIYウエディング
今回ご登場いただくのは「ナチュラルガーデンウエディング」をテーマに、なんと19種類ものDIYアイテムでその世界観を実現させたエリカさん(@erkwedding)。取材当日はパートナーのユウジさんも取材の応援に駆け付けてくれ、とっても楽しいお話をお聞きできました♪
- PROFILE
- エリカさん会社員/結婚時の年齢:29歳
- WEDDING PLACE
- 世田谷美術館レストラン ル・ジャルダンレストラン・料亭/浜松町・品川・目黒・世田谷・港区
「この人と一緒に結婚式を作りたい!」。プランナーさんとの出会いが式場選びの決め手に
結婚式を挙げることに対して最初は消極的だったとのことですが、「結婚式を挙げよう」と積極的に考えるようになったきっかけは何でしょう?
エリカさん:両親や友人へ、日頃の感謝を伝えるためのおもてなしをしたいと思ったんです。それで、せっかくだからと式場見学を始めました。 ここなら!とイメージが湧いたのが最初に見学した「ル・ジャルダン」。自分が主役になるのは恥ずかしいなあと思っていたんですが、ル・ジャルダンはいい感じにカジュアル感もあって。ほかに2軒くらい見学しましたが「やっぱりあそこだね」って。
「ここなら!」と思った一番の理由は何でしたか?
挙式は、都内とは思えないほどの緑あふれる広大なガーデンで
エリカさん:ガーデンで式を挙げられるのが第一条件で、開放的で緑あふれるル・ジャルダンのガーデンがとても気に入ったんです。
ユウジさん:それと、プランナーさん!お客さんに接するような感じではなくて、親しい友人の結婚式を手伝ってくれるような雰囲気があったんです。
エリカさん:私たちにとってベストなものは何か、というのをすごく一生懸命考えてくれる方で。この人と一緒に結婚式を作っていきたいと思ったのが大きかったですね。 フィーリングが合ったので、当日は細かく指定しなくてもDIYアイテムをすごくいい感じにコーディネートしていただいたし、準備を進めやすかったですね。
“男前”なDIYアイテムと細やかなおもてなしで、より自分たちらしく
「ナチュラルガーデンウエディング」というテーマに、DIYアイテムがマッチしていて本当にすてきでした!
高砂ソファには手作りのソファカバーをかけたクッションを
エリカさん:決まりきった式ではなく自分たちらしい式にしたかったんです。ちょっとしたDIYをしたことはあったので、Pinterestの画像を見ながらなんとなく作れそうかなあって。 メインカラーに設定したのは、私とユウジさんの好きなネイビー。かわいらしすぎるイメージやお姫さまっぽい世界観は自分たちらしくないなと。少し“男前”なくらいがちょうどよかったんです(笑)。木材をダークブラウンで統一して、ベージュやグリーンを差し色として合わせていきました。3色くらいでまとめて、統一感を持たせることは徹底しましたね。
まさにエリカさんとユウジさんにぴったりお似合いですね。プロデュース力が高い!特に思い入れのあるアイテムはありますか?
エリカさん:実はカラードレスを手作りしたんです!服飾大学に行かせてくれた両親へ、感謝の気持ちを込めました。
型紙からすべて手作りのドレスは、お母さまも「いいじゃん!」と喜んでくれたそう
エリカさん:大変だったのはガーランドですね~。ひとりで布を400枚くらいカットして、麻ひもを通してという作業が本当に大変で…。三角形は好きなのに、嫌いになりそうって思うくらい(笑)。
会場全体の装飾に使った手作りガーランドは、なんと全長50m!
ゲストに感謝の気持ちを伝えたいということでしたが、DIYアイテムに盛り込んだおもてなしはありますか?
エリカさん:フォトブースとアメニティボックスですね。おもてなしアイテムも、もちろん自分たちらしく。目に入るところはできる限りとことんこだわりました。
お手洗いに設置した手作りのアメニティボックスは、女性ゲストへのおもてなしのひとつ
フォトブースは、おしゃれをして来てくれたゲストが写真を撮ることを楽しんでもらいたいという思いを込めて用意
モチベーション担当の夫が励まし、手掛けたDIYアイテムは19種類!
全部で19種類のDIYアイテム。かなり大変だったのではないでしょうか?
エリカさん:式場を決めてから挙式まで、準備期間は1年くらいあって、DIYは挙式の半年前くらいから始めました。早くから取り掛かっていたので、最後は時間に少しゆとりがあって。どんどん制作アイテムが増えていきました(笑)。
ええっ!余裕だったんですか!?だいたいギリギリまでがんばるプレ花さんが多いなか、すごい!
ウェルカムドリンクのタグは、早めに制作が終わったエリカさんの思い付き(!)で作ったそう
エリカさん:計画を立てるのは得意ですし、やり出したら止まらない性格ですぐに完成させたくなるんです。平日は仕事をしているので、土日に一気に仕上げました。
ユウジさん:僕は褒め担当、モチベーション担当です(笑)。
エリカさん:「かわいいね、天才だね!」って。でも、褒めてもらえるとうれしいんですよね。夫には木材をカットしてもらったり、一緒に買い出しに行ってもらったりしました。
ユウジさん:買い出しもデート感覚で!楽しかったよね。
リングピローもすてき。五角形の木は、ユウジさんがカットしたもの
エリカさんの大学時代の先輩が作ってくれたウェルカムボード。今は、新居のインテリアとして活躍中!
「らしいね」が最高の褒め言葉に。みんなが思い思いにパーティを楽しんで
ウエディングケーキや装花も、DIYアイテムの世界観にぴったりでおしゃれですよね~。
ブルーベリーのネイキッドケーキのアイデアは、エリカさんのDIYを見てプランナーさんが提案してくれたそう
エリカさん:DIYアイテムは、式の3ヵ月くらい前にほぼ完成していたので、それに合わせてプランナーさんやフローリストさんがアイデアを出してくれました。
ユウジさん:みんなに「エリカっぽいね」って言ってもらえたよね。
ウエディングケーキのリレーバイトのひとコマ。エリカさんのお母さまも喜んでくれたよう
ユーカリの葉が装花のメイン。Pinterestでイメージをまとめておいた
高砂にはパープルのお花をチョイス。グリーンで彩られた会場のアクセントに
ちょっぴりメンズライクなDIYのテーブルナンバー。装花との相性もぴったり!
エリカさん:演出を最小限にしてゲストと過ごす時間を楽しみたかったので、ナイトウエディングにしたのもよかったかも。シチュエーションが演出代わりになりました。 プランナーさんに「夕方からスタートすると、明るい&暗いシチュエーションの両方が楽しめるよ」とおすすめしていただいたんです。
フォトブースで写真を撮ったり、ビュッフェを楽しんだり…ゲストには思い思いに楽しんでいただいたよう
写真もどれも本当にすてき!カメラマンにもこだわったんですよね?
ナチュラルにふたりらしく撮ってもらった写真は、どれもベストショット!
エリカさん:先輩花嫁から「写真だけ後悔している」という声をよく聞いていたので、こだわりましたね。キメキメの写真は私たちらしくないから、作風が自然な雰囲気のカメラマンさんに依頼しました。
結婚準備で大切なのは、お互いの気持ちを確認しながら一緒に進めていくこと
ところで、おふたりはすごく仲が良くて、お話を聞きながら癒されましたが…仲良く準備を進める秘訣はありますか?
ユウジさん:とにかく、褒めましょう!
エリカさん:わざとらしいいなあというくらい褒めてくれたんですけど…。でも褒められるとうれしいし、やる気も出ますよね。ひとりでガンガン進めずに、お互いの気持ちを確かめて話しながら進めることが秘訣かなあ。
なるほど~。勉強になります!最後に、これから結婚式を挙げる後輩カップルのみなさんにメッセージをお願いします!
ふたりの仲のよさがさりげなく表現されたこんなショットも♡
エリカさん:こんなに幸せな日ってあるの!?って思うくらい、あんなに幸せな一日ってなかなかないと思います。自分たちが大好きな人たちが同じ空間にいて、祝福してくれて。あの時間と空間は、人生の中でも大切な時間。準備も大変ですが、当日のことを思い浮かべて楽しみながらがんばってください!
仲むつまじく当時の思い出を振り返るおふたり。楽しいお話に、編集部も仕事を忘れてたくさんおしゃべりしてしまいました!「結婚式の準備は、当日まで日の目を浴びない地味な作業も多いから、夫に褒められたことが本当にうれしかった」と話していたエリカさん。話し合ったりお互いへ感謝の気持ちを伝え合ったり、結婚準備をデート気分で楽しむことも大切なのかなと思いました。エリカさん&ユウジさん、ありがとうございました!
ライター/濱岡操緒
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本記事は、2017年04月07日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。