“女性としての憧れ”と“母としての喜び”の両方を叶えた笑顔いっぱいのファミリーウエディング
今回ご登場いただくのは、幸せいっぱいのファミリーウエディングを叶えたあやのさん(@ayano.wedding)。
あやのさんのこだわりがつまったウエディングには、“子どもがいるからこそ感じられる幸せ”とゲストのみなさんの笑顔があふれていました。
- PROFILE
- あやのさん会社員/結婚時の年齢:28歳
- WEDDING PLACE
- ルシェルブラン表参道ゲストハウス/青山・表参道・渋谷
「憧れのドレスを着たい!」という夢が叶った結婚式。
コンフェッティシャワーでの再入場シーン、幸せな雰囲気が伝わってきます!あやのさんは、もともと結婚式に対する夢や憧れをお持ちだったのですか?
あやのさん:結婚式というより、私が憧れていたのはウエディングドレスです。ずっと『THE HANY』というブランドのドレスを着たいと思っていました。
憧れの『THE HANY』のカラードレス。
そうだったんですね!『THE HANY』のドレスに憧れるようになった理由はありますか?
あやのさん:20代前半の頃、たまたま見ていたテレビ番組に『THE HANY』のデザイナーである伊藤羽仁衣さんが出演していて、「なんてステキなドレスなんだろう!」ってそのときに一目惚れしたんです。 結婚予定なんてない時から夢見ていた憧れのドレスだったので、実際に着ることができたときは本当にうれしかったです!
ドレスへの憧れ、とっても素敵です!結婚式に至るまでの経緯を教えてください!
あやのさん:主人と婚約して、結婚式場を探しているときに妊娠が判明したんです。 “お腹が大きい状態でドレスを着る”という選択肢がなかったのと、マタニティハイになっていたこともあって「もう結婚式は挙げなくていいや」と、一度は結婚式の計画を取りやめました。
そうだったんですか!一度やめたのに、やっぱり結婚式を挙げようと思い直した理由はあるんですか?
あやのさん:両親から「自分たちだけのためではなく、周りの人への感謝を伝えるという意味で結婚式を挙げた方がいいんじゃない?」と言われて。 妊娠中じゃなくて、出産後なら、憧れのドレスを着られるかもしれないと思ったので、産後に結婚式をすることに決めました。 そこからもう一度式場を探し始めて、式場が決まったのは出産予定日10日前。かなりお腹が大きい状態だったので、式場の方は驚いていましたね(笑) 「生まれてから半年以内の方が眠っている時間が多いから、抱っこしていればおとなしくしてくれるよ」と、母からアドバイスをもらったので、挙式披露宴の時期は、出産から約半年後に設定しました。
子育てをしながらの結婚準備、すごく大変だったのでは?
あやのさん:とにかく時間がなかったという点で大変でしたね。 出産後は子育てに追われて2カ月くらいはなにもできなくて。実際、準備にあてられたのは3カ月くらい。 少しだけDIYもしたのですが、作業ができるのは娘が眠っている夜中だけ。ほとんど夜寝られない状態のときもありました。ちょっとがんばり過ぎましたね(笑)
会場の入り口は、DIYしたウエディングリースとガーランドでゲストをお出迎え。
ゲスト参加型のウエディングツリー。
ウェルカムスペースには、家族の似顔絵とフォトプロップス、ウコンのドリンクなどを用意。
手作りガーランドで装飾された会場内。
子育ての合間につくったとは思えないクオリティですね!
あやのさん:ありがとうございます!子供がいても、なんとか自分で作れそうなものを選びました。
席札の代わりとしてロゼットを手作り。
あやのさん:DIYアイテムは挙式1カ月にはすべて完成させて、残りの時間は美容に使えるように計画を立てて実践しました。
1カ月前に完成しているなんてすごい!余裕をもって挙式準備ができる花嫁さんはなかなかいらっしゃらないんですよ。
あやのさん:本当はもっと準備したいものもあったんです。でも予定通りにスケジュールを進めるためには「ここまでにする」を自分で決めて、一度決めたら「これ以上はやめておこう」とちゃんと自分にストップをかけることが大事だと思いました。
ファミリーウエディングならではの喜びもたくさん!
ファーストバイトはスコップで。
式の合間に撮影したブライズメイドたちとの一枚。
結婚式当日に大変だったことはありましたか?
あやのさん:娘のことは母がずっと見ていてくれていましたし、もともとそんなに泣く子じゃないので、赤ちゃんが泣いて大変…ということはありませんでした。 ただ、ドレスを着ながらの授乳は大変でした。式の時は哺乳瓶でミルクをあげようと思っていたのですが、ずっと完全母乳で育てていたので、哺乳瓶もミルクも嫌がり全然飲んでくれなくて。式の合間で母乳をあげていました。 お色直しの時、ちょうど昼寝の時間と授乳の時間がかぶり、ゲストを少しお待たせしてしまったので、これは“ファミリーウエディングあるある”かもしれません。
娘さんとのリンクコーデも、すっごくかわいいです!
あやのさん:ありがとうございます。もともと、娘にお揃いのドレスを着せるとか、なにか娘が目立つことがしたいと思っていたんです。 私が着たドレスはお花のプリント地の上に白いチュールがかかっているデザイン。娘にはチュールがついたドレスを購入していたんですが、そのチュールの内側に花柄の布を入れたら、リンクコーデっぽく見えるかな?と思ってやってみました。
リンクコーデ用のスカートは、お母様が作ってくださったそう。
あやのさん:このリンクコーデで披露宴に入場したときは、会場のみなさんからの歓声がすごくって。完全に主役を娘に持って行かれちゃいましたね(笑)
ファミリーウエディングをしてみてよかったエピソードがあれば教えてください。
あやのさん:6カ月というまだまだ“赤ちゃん”の時期に、親戚やゲストみんなに娘をお披露目できたことです。 主人の親族が遠方に住んでいたので、お義父さんとお義母さん以外の親戚の方は、娘に会ったことがありませんでした。 でも挙式をすることで東京に来てくださって、みなさんに娘と会ってもらえたのが良かったと思います。
最後に、これからファミリーウエディングを挙げたいと思っている方にメッセージをお願いします。
あやのさん:実は私、最初は“ファミリーウエディングの良さ”が見いだせていませんでした。でも今では、ファミリーウエディングをして本当によかったと思っています。 “自分たちのことを祝福してもらえる”だけじゃなく、ゲストのみなさんに「子どもを抱っこしたい」「写真撮りたい」と言ってもらえて、“子どもの誕生もお祝いしてくれている”ことを感じられて、「子供のお披露目会」という形にもなったのが本当によかったし、すごく嬉しかったです。 家族が増えたからできる演出や楽しみ方はたくさんあるので、ファミリーウエディングをするか迷っている方は、どうか結婚式を諦めないでください! 私は、将来大きくなった娘と一緒に結婚式のDVDを見るのが楽しみです。
ファミリーウエディングを通じ、自分自身の夢を叶え、母親としての喜びも感じられたというあやのさん。どの写真を見ても、ご家族はもちろんゲストのみなさんも、全開の笑顔で写っていらっしゃるのが本当にステキで、子どもがいるからこそ叶えられる幸せな結婚式の形があるんだと感じました。 あやのさん、ありがとうございました。
ライター/大橋佳代
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本記事は、2017年02月08日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。