手作りペーパーアイテムがすてき!おしゃれとユニークが共存した“カラフルウエディング”
今回ご登場いただくのは、「自転車」と「黄色」をテーマに作り上げた結婚式がInstagramで注目を集めている、おがわはるかさん(halca_bride)。デザイナーというお仕事柄、すべて手作りしたというペーパーアイテムは、思わず目を見張るほどのクオリティ。スタイリッシュに作り上げられた世界観と、郷土のユニークな伝統芸能とのギャップも必見です!
- PROFILE
- はるかさんデザイナー/結婚時の年齢:27歳
- WEDDING PLACE
- Maison Premiere メゾン プルミエールレストラン・料亭/恵比寿・代官山・広尾・白金
ゲストとゆっくり過ごしたいから、設備が充実していて自由度の高い会場を追求!
はるかさんが挙式披露宴をされた会場は、ナチュラルな雰囲気がすてきですよね!式場選びはどのようにして進めたのでしょうか?
はるかさん:私の実家が宮崎県で九州から来てくれるゲストが多かったので、空港からアクセスしやすい場所であることと、ゆっくりのんびり時間を過ごせることを第一条件にしていました。 憧れていたのは、ガーデンウエディングのような屋外での結婚式。3軒目に見学したメゾンプルミエールさんの屋上のガーデンチャペルは、都会の真ん中にいるとは思えないほど静かで緑もいっぱいで、「ここ以上の場所はない!」と決めました。設備も充実していたので、ゲストもリラックスして過ごせると思ったんです。
はるかさん好みのナチュラルテイストの披露宴会場
はるかさん:夫とは事前にどういう結婚式にしたいかを話し合っていたので、式場探しを始めてから2~3週間くらいで決定しましたね。持ち込み料が一切かからず、自由度の高い結婚式が挙げられるというのも決め手でした。
屋上のガーデンチャペルでの挙式。
ふたりの趣味の「自転車」をコンセプトに、ゲストみんなが楽しめるよう趣向を凝らして
インスタグラムのお写真がどれもスタイリッシュで素敵なのですが、式のテーマはあったんですか?
はるかさん:はい。私たちの出会いが自転車カフェなんです。自転車チームの仲間と走りに行ったり、夫はレースに出場するなど、共通の趣味になっているので、「自転車」とツールドフランスのカラーでもある「黄色」をテーマにしました。
ユニークなテーマですよね。はるかさんのデザイナーというお仕事を生かした、手作りのペーパーアイテムもハイセンスすぎます!
招待状は、ヒマワリ畑のイラストにトリコロールカラーの綴じ紐でツールドフランスをイメージ
はるかさん:招待状と、メニュー表・ふたりのプロフィール・席次表をひとつにまとめたペーパーアイテムを作りましたが、デザインは私が担当して、夫には切り取りや折り込みなどの作業をしてもらいました。
受付でゲストに配った冊子。順番に開くとメニュー、ふたりのプロフィール、席次表が出てくる仕組み!
席次表、メニュー表やプロフィールを1枚で!
ペーパーアイテム以外にも、手作りしたアイテムはありますか?
はるかさん:引出物などを入れるエコバッグを作りました。遠方からのゲストも多かったので、紙袋だと持ちにくいかなあと思ったんです。結婚式が終わった後も使ってほしかったので、式の日付は入れましたが、ふたりの名前はあえて入れませんでした。みんな喜んでくれて、今でも愛用してくれているみたいです!
自転車をモチーフにしたエコバッグは、Pinterestで見つけた画像を参考にデザインしたもの
はるかさん:一番のお気に入りは、チームジャージとツールドフランスのジャージをイメージして作ったガーランドです!ウェルカムボードと一緒に飾りました。カッティングが大変だったのですが、満足できるかわいさに仕上がったと思います。
はるかさんデザインのウェルカムボードは、チームジャージを着たツーショット写真。ご主人のアイデアで、おふたりの愛用する自転車も飾った
プチギフトは、はるかさんのご友人に作ってもらった緑茶×ハーブのブレンドティー。その名も「自転茶」!
ウエディングケーキもかわいいですよね!これもはるかさんがデザインを考えたのでしょうか?
はるかさん:資料を作って、希望やイメージをパティシエの方に伝えました。言葉で説明するよりも、完成したケーキを想像しやすいものを見せた方が分かりやすいですよね。 思い描いていたものができあがって感激でした。ウエディングケーキの登場シーンの、ゲストの「わ~!」という歓声も忘れられません!
チームジャージを着たおふたりと自転車をマジパンで作ってもらい、カラーリングもツールドフランスをイメージ
どのアイテムも、見ていてワクワクします=!制作中、大変だったことはありますか?
はるかさん:ちゃんと準備を始めたのが結婚式の2ヵ月前くらいで、仕事しながらだったので直前はあまり寝られなかったこと(笑)。でも、宮崎の両親に自分の仕事を見てもらいたいという気持ちもありましたし、ゲストが見て楽しめるもの、自分たちらしさを表現したものを作りたかったので頑張りました!
「MAISON DE BLANCHE」のウエディングドレス。ハートカットのキラキラしたビスチェがすてき!
さりげなく添えられたミモザのお花がかわいらしいヘッドドレスは、はるかさんが自分で用意したもの
カラードレスに合わせた花冠とブートニアは、招待状のデザインともマッチ
サーモンピンクにお花が散りばめられたカラードレスは、はるかさんのひと目惚れ。コンセプトカラーの黄色がさりげなく入っているのもポイント
スタイリッシュな空間と絶妙に調和する、郷土の「ひょっとこ踊り」
おしゃれなペーパーアイテムやドレスのお写真が並ぶはるかさんのインスタグラムですが、ファーストバイトの大きなスプーンや「ひょっとこ踊り」など、ユニークな写真も気になります!
はるかさん:ビッグスプーンは、ファーストバイトのサプライズ演出です!夫に秘密でネットで購入して、会場に送ったんです(笑)。
スプーンのあまりの大きさに、ご主人も驚いていたそう
はるかさん:「日向ひょっとこ踊り」は、私の地元・宮崎県の伝統芸能なんです。父から「余興の時間をくれ」と言われて、親戚や地元の方、総勢15名くらいで踊ってくれました。
花嫁のお父様が自ら余興をするって、なかなかないですよね!
はるかさん:ゲストは全部で90名。東京のゲストと九州からのゲストが半々くらいでしたが、東京のゲストはみんなびっくりしていました。泣いている子どももいましたし(笑)。 友だちの結婚式でひょっとこが登場するっていうのも、一生に一度くらいしか経験できないんじゃないかと(笑)。自分の地元をゲストに紹介できたのもよかったと思っています。
お二人の後ろのフラッグはひょっとこ踊りメンバーの手書き。完成度が高い!
花嫁の手紙には、両親だけではなく地元でお世話になった方々への感謝の気持ちを綴った
おしゃれでユニークな結婚式のお写真、まだまだ紹介したいのですが…。最後に、これから結婚式を挙げる後輩カップルのみなさんにひとことお願いします!
はるかさん:結婚は人生の大きな節目ですし、結婚式を挙げることでふたりの絆がより深まるはず。結婚式の準備は大変なことも多いですが、ふたりのがんばりは必ず報われます! ゲストが喜んでいる顔や盛り上がっている姿を見たら、「がんばってよかったな。幸せだなあ」って思えるはず。すてきな一日にしてくださいね!
ペーパーアイテム作りのために、毎日いろいろなお店に足を運んでいたというはるかさん。お仕事をしながらの準備はかなり大変だったそうですが、ご主人も制作に協力してくれたためケンカになることは一度もなかったとのこと。二次会のサプライズでは、ご主人から「ペーパーアイテムを頑張って作ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝えてもらったそうです。 はるかさん、ありがとうございました!
ライター/濱岡操緒
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本記事は、2016年11月30日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。