“自分が出てみたい”を想像しながら。桜×優しさ×エタニティがテーマの伝統的なスタイルの結婚式
今年4月に結婚式を挙げたタレントの安田美沙子さんが登場!7月に発売された美沙子さんのスタイルブック「#365」でも紹介された結婚式当日の美しいお写真の数々、こだわりの結婚式の作り方、準備中のご主人とのエピソードなど、たっぷりお話を伺います!
- PROFILE
- タレント安田美沙子さんタレント/結婚時の年齢:32歳
- WEDDING PLACE
- 八芳園専門式場/恵比寿・代官山・広尾・白金
定番の “ザ・結婚式”への憧れ。式場探しの決め手は、お庭での幻想的なキャンドル演出ができることでした
美沙子さんは自分の結婚式はこういうのがいいなあというイメージをお持ちでしたか?
タレント安田美沙子さん:“ザ・結婚式”というか、オーソドックスな式を行ないたいと、ずっと思っていました。 ウエディングドレスを着てチャペルで式を挙げ、きちんと披露宴もしてその途中からは和装で…という感じがいいなって。 ウエディングドレスについてはこれまでにお仕事でもたくさん着てきたからこそ、自分のときにはシンプルで、クラシカルだったりアンティークな感じがあるものにしたいと思っていましたね。
形はシンプルながら、ディテールが美しいドレス。
結婚式のお写真を拝見すると桜のモチーフがとても印象的ですね!結婚式は春がよいという希望があったのでしょうか。
タレント安田美沙子さん:季節については特に希望はなく、入籍日の3月14日近辺で考えていましたが、探すうちに4月の上旬にしたら桜が満開かも、と。 また、八芳園さんへ見学に行った際に、お庭がとても印象的で。お庭からの入場の演出を一度見せてくださったとき、キャンドルを持ったスタッフの皆さんが出ていらっしゃって「あれが絶対やりたい!」と(笑)。 都内でアクセスよく、お仕事後でも来ていただけるような場所がよかったのと、アッコさん(和田アキ子さん)などお世話になっている目上の方も多く来ていただくため、由緒もあり自然もあるような場所がないかなと探していて、まさに!というかんじの式場を見つけられました。
高砂には桜のアーチを!
高砂からゲストテーブルを見渡しても、桜がいっぱい!
夕方から夜のお時間にかけてのお式に、キャンドルの演出はぴったりですね!
タレント安田美沙子さん:私も主人もCandle JUNEさんのキャンドルが大好きで、「お色直し入場のときに、披露宴会場のカーテンが開いたら庭にJUNEさんのキャンドルが並んでいる!という演出をしたらいいんじゃない?」と主人が言っていて。それが実現しました。 披露宴スタート時点では開いていたお庭側のカーテンを映像開始と同時に一度閉め、ゲストの方々が映像を見ているあいだに庭でJUNEさんとスタッフの皆さんがキャンドルを並べてくださって。 映像が終わり、いざ再入場!とお庭側のカーテンが開くと、お庭がキャンドルでいっぱいになっていて、そこから私たちが入ってくる、という。
お庭に並べられたたくさんのキャンドル
再入場での息をのむ幻想的なキャンドル演出に、ゲストも総立ち!
それはもう「うわーーっ!」という感じですね!
タレント安田美沙子さん:そうですね、皆さんも思わず立ち上がってくれて、私たちから見ても人がいっぱいの忘れられない景色になりました。みなさんにサプライズができて、とっても嬉しい反応をいただけて、本当に実現できてよかったです。
お色直しは和装で!
結婚式全体を通してのテーマのようなものは決められていましたか?
結婚式のテーマは、桜×優しさ×エタニティ。サプライズはお互いに、秘密で準備していた!
結婚式全体を通してのテーマのようなものは決められていましたか?
タレント安田美沙子さん:コーディネートの全体としては「桜」、そして「優しさ」と「エタニティ」も隠れテーマとしてありました。 装飾はアンティーク調のベビーピンクを基調に優しい雰囲気で、色数をあまり増やさずシンプルに。桜の花びらをイメージした席札の裏にはメッセージを用意し、金平糖などをテーブルに置きました。
ゲストテーブルにも桜!
ウエディングケーキももちろん桜をモチーフに
席札と一緒にプチギフトを。中には金平糖と新郎新婦からのメッセージが!
タレント安田美沙子さん:「エタニティ」については、入籍日の3月14日が“314”で円周率みたいだと主人が言っていて「ずっとふたりが続きますように」という想いを込め、メニューを広げると「∞」になるようにデザインしました。
メニューは横に広げると「∞」の形に
お互いにサプライズを用意されたそうですね。
タレント安田美沙子さん:主人は私のためにサプライズでブーケを手づくりしてくれたんです。 私は主人のお母さんにカレーを教わりに行ったときの映像を流しました。さらには何日か前に八芳園さんのキッチンを借りてカレーを作っておいて、結婚式当日、お母さんのカレーだよって主人に食べてもらって。
旦那さんの手作りブーケに感動!
お互いにサプライズのしあいですね!
タレント安田美沙子さん:でも何かしそうだな、とは思ってました(笑)。主人にはビデオが流れた瞬間に「カレーでしょ」って、すぐにバレました。お互いにこういうのやりたがりなので。 私が受け取ったブーケは、打ち合わせで言った通りのものだったので最初は主人が作ったとは気付かなかったんです。けれど、高砂についてすぐ司会の方から「実は…!」と打ち明けられ…泣いちゃいましたね。
準備中はマリッジブルーにも…それでも結婚式を挙げてよかった!と思う理由
結婚式の準備期間で大変だったことはありましたか?
タレント安田美沙子さん:うーん、お互いの意見が食い違うときは体力を使いました。 主人はデザイナーなので、やっぱりいろいろとこだわりがある。「こうだったらどうですか…?」って聞いても「その紙はあまりに高いから無理だね」と言われたり(笑) もう招待状のデザインなどはお任せしました(笑)
招待状は箱型に!まるでプレゼントのよう!
タレント安田美沙子さん:私はパッて決めたいタイプだけど、向こうはギリギリまでねばるタイプというか、職業柄もあり、交渉できるところはする。お互いの意見をたたかわせすぎてマリッジブルーにもなりましたけど、その言い合った部分というのは「ゲストの方々に楽しんでもらいたい」と思っているからこそ。 一度、ケンカしながら結婚式の打ち合わせへ向かう途中、これ以上おなかすいたらイライラしてもっと言い合うことになるから何か食べようって、会場近くのコンビニでおにぎりを買って立ち食いしてから向かうなんてこともありました(笑)。でも、そういうことも終われば笑い話になっちゃいますね。
つかれた思い出、楽しい思い出、たくさんおありかと思うのですが、最も印象に残っていることを教えていただきたいです。
タレント安田美沙子さん:アッコさん(和田アキ子さん)の乾杯でしょうか。 最初いつもの感じで笑いも取りにいきつつ「ちゃんと心を込めて乾杯をして、心を込めてお祝いをしましょう」って言ってくださって。 ぐっと空気が引き締まって雰囲気が変わり、会場がひとつになりました。私のことを「歳の離れた親友です」とも言ってくださって。 もう本当に素晴らしくて心からお願いしてよかったなあと思っています。
後輩カップルの皆さんへ。結婚式は絶対挙げたほうがいいです!
最後に。これから結婚式を挙げる皆さんに、美沙子さんからのアドバイスをお願いします!
タレント安田美沙子さん:結婚式って、今まで自分が会ってきた人たちへの感謝祭のようなもの。その方々がいなければ自分もいないわけで、結婚相手と自分のこれまでの歴史での登場人物が大集合してくれて「これまでありがとう〜」という気持ちが強かったです。 みんなが楽しんでくれている顔ばかり覚えているし、ケンカしてやめたりせずやりきれてよかった、悔いはないです(笑)! だから、結婚式は挙げたほうがいいよって言いたいですね。絶対に夫婦の絆も深まりますし。
タレント安田美沙子さん:あとは、事前のお願いや事後の御礼、伝統的なしきたり、礼儀なども勉強になりました。 社会人として成長した感じというか。 これから結婚式の準備をされる方へ私からアドバイスできることがあるとしたら“自分が出てみたい式”を想像しながら考えてみるとよいんじゃないかということ。 自己満足にならず、みんなにも喜んでもらうためには、もしも自分がこの式へ招かれる側の立場だったら、と客観的に見てみること。 いろいろと細かい部分まで考えるのは大変ですけど、絶対に伝わることなので。ちょっとした工夫やサプライズをたくさん散りばめて、でも長くなりすぎずに、というところを考えながらがんばってください!
明るくて笑顔が素敵な美沙子さん!幸せそうに、お話してくださいました
ご家族との関係やオーソドックスな誰もが楽しめる式の形を一番に考えながらも、ゲストの方々へのサプライズや歓迎の意味を込めた会場装飾、ギフトなど、細部までこだわった結婚式をおふたりでつくられた安田美沙子さんと旦那さま。 デザイナーとファッションリーダーというカップルのおふたりの創られた世界観は思わず真似したくなるようなディテールに満ちあふれています。写真も素敵なものばかり! 美沙子さん、お話ありがとうございました!
ライター/鈴木絵美里
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本記事は、2015年07月29日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。