場所、雰囲気、広さ、評判…色々条件は挙げたけれど、最後の決め手は○○
「イケてるしヤバい男 長島」。2011年秋に婚活を目的とした謎のWEBページをオープンし、さらに翌年のバレンタインには、軽トラ3台を自腹で借りて東京中の女子たちからチョコレートを集めて回ったという“謎の一般男性”長島さん。インターネット界を大いに騒がせた彼が、ついに婚活に成功し、どうやら結婚したらしい!という噂を聞きつけ、お話を伺いに行ってきました。

- PROFILE
- 長島さん
- WEDDING PLACE
- アニヴェルセル 表参道ゲストハウス/青山・表参道・渋谷

株式会社バーグハンバーグバーグプロデュースによる長島さんのWEBページ(http://iketeru-nagashima.com/)
このページが公開されたとき、すごく話題になりましたよね。私も「長島さんの婚活、どうなるんだろう!?」って思いながら拝見してました。 ご結婚おめでとうございます。

長島さん:ありがとうございます。結婚式を挙げて、12月22日でちょうど1年です。
結婚生活は、いかがですか?

長島さん:順調と言わざるを得ないですね! 食事が1人より2人の方が楽しいように、嬉しいことや楽しいことを共有する相手がいるということは、思い出の作り甲斐がありますね。 家事にしても、洗濯や掃除はぼくがしてるんですけど、ちゃんと褒めてくれるので「またやろう」と思います。 今度はさらに風呂掃除とゴミ出しが、ぼくの担当として増えることになりました。
!!

長島さん:あとはなんといっても、管理してくれること! ぼくにはGPSが2つついてるんです。今どこにいるかと、今日どこを歩いたか、全部妻にデータがいくようになってまして、許可なく勝手に遊びにいったらGPSでバレてボコボコにされます。 プロ野球選手の奥さんは、旦那さんの食生活などをすごく気を使って管理してるって言いますけど、こういうことなのかな、って思いますね!

デートでは奥様の荷物を持っているという長島さん。荷物を持つのは男の宿命だそう
なるほど。。。ちなみに、これまで、たくさんの女性とお知り合いになったかと思うのですが、最終的に奥様と「結婚しよう」と決意したきっかけって、何かありました?

長島さん:直感ですね。この人しかいないなと直感的に思いました。 よく好きな女性のタイプってあるじゃないですか。話してて楽しいとか、性格がやさしいとか、顔がかわいいとか、瞳が綺麗とか。そういうのってほとんどの女性に当てはまっちゃうものだと思うんです。みんなかわいいし、みんな瞳が綺麗。 なので直感というか、色々な決め手はあると思うのですが、 ざっくり言うと、背が高い女性がタイプだったから結婚しました。
!!

結婚式では5cmのヒールを履いて臨んだ長島さん

長島さん:ちなみにぼく、妻と交際しているときに自転車で大事故にあったんですよ。それはそれはひどい大事故で。実はその大事故の日、妻がアメリカ留学で日本を発つ日で。結果論なんですけど、もし妻の見送りに行ってたら、その日は自転車に乗ってないから事故に遭ってなかったんですよね。 偶然かもしれませんが、そんなこともあって、妻を大切にしないといけないな…っていう使命感がありますね。
プロポーズはどんな感じで?

長島さん:プロポーズは妻の誕生日にしようと思っていて、その日に丸の内のレストランを予約して、そこの店長さんに「結婚おめでとう」っていうケーキを用意してもらっていたんですね。 つまり、そのケーキが出てくるまでにプロポーズして結婚の承認を得なきゃいけなかったんです。 それで、有楽町から丸の内の途中の皇居のお堀沿いを歩きながら、「もうそろそろレストラン着いちゃう!着いてすぐにケーキが出てきたら変な空気になるし、もう今しかない!」と思って、歩きながらプロポーズした記憶があります。 あまりに唐突だったせいか、彼女に「あれ、今のってプロポーズだった?」って聞かれました。ぼくも、何と言ったかよく覚えていないのですが、お堀沿いで言ったってことだけは覚えてます。

プロポーズもイケてる演出を。
長島さんご自身は、結婚式に対して憧れとか、理想のイメージはお持ちでしたか?

長島さん:めちゃくちゃありました。結婚式は絶対やりたかったですね。 一番の理由は、ぼくと妻の家族、友達に自分たちの晴れ姿を見て欲しいという思いが強かったこと。あとは、自分たちの友達が一同に集まるって、この日だけじゃないですか。こんな機会を逃すわけにはいかないので、どうしてもやりたかったですね。 理想の結婚式は、漠然となのですが、堅苦しくなく、自分の大好きな人たちが常に笑顔でいてくれるような、そんな楽しい式にしたかったですね。
では、式場探しの条件は?

長島さん:色々ありますが、場所や式場の雰囲気、スタッフさんの対応、あとはやっぱり評判は気にしました。 場所に関しては、お互いの地元(新潟、大阪)から親族や友人がくるので、できるだけわかりやすくて街として楽しめるところがいいなと思いました。あと、式場も広さとかオシャレとか、料理が美味しいとか、いろいろ考えました。5件くらい下見に行ったと思います。
最終的な決め手はどんなところだったのでしょうか?

長島さん:人ですね。それに尽きます。結局は、営業を担当してくれた方や、スタッフさんの人柄でした。もちろん営業担当の方だけではなくて、その後に関わったプランナーさんをはじめ、衣装、メイク、司会、音響などすべてのスタッフさん達の対応がキメ細かく、抜群に良かったです。 あとは、やっぱりネットの評判は強いですよね。場所や設備が良いって見てなんとなくわかるじゃないですか。でも、スタッフさんの対応ってわからない。そこを営業の方と実際話したり、口コミサイトの情報とかでカバーできたのは良かったですね! ちなみに、ここ、打ち合わせのときに毎回ジュース出してくれるんですが、なくなったらすぐおかわりを持ってきてくれるんです。「もらった瞬間に飲み干したらどうなるのかな?」とか色々考えちゃいましたね。

とても幸せそうです。
結婚準備がはじまって、いかがでしたか?

長島さん:すごく楽しかったです。やっぱり、結婚式って家族や友人に楽しんでいただけるように、そして間接的に日頃の感謝の気持ちが伝えられるように作っていくものだと思うのですが、みんなの笑顔をイメージしながら考えて作っていくことがとにかく楽しかったですね。 参列してくれた方の大事な時間をいただいているので、できるだけ楽しんでいただきたくてロビーもいろいろアレンジしたり、ビジュアル的にも楽しめるようにしてみました。



長島さん:あとは、お子さんが退屈しないように、子供の椅子には風船つけたり、ネームプレートをオモチャにしたり、椅子の下にクリスマスプレゼントを隠したり、モノで釣って退屈されないようにしました。 こうやっておけば子供はチョロいですからね。
(苦笑)

長島さん:そこでも、式場やプランナーさんのアドバイスがすごくて、彼らはものすごい数の式をプロデュースしてきてるので、当然ノウハウがすごいあるんですよね。「このパターンはあまり見たことない」「それやると失礼」などをしっかり教えてくれるので安心して進行できました。 あと、あまり言うと式場に迷惑掛かるかもしれないのですが、うちの妻は10回くらい衣装選びに行ってるんですよ。合計50着くらい試着させてもらったんじゃないですかね。それでも嫌な顔1つせずに親切に対応してくれました。本当はハラワタ煮えくり返っていたとは思うのですが、本当に親切に対応してくれましたよ。
実際に結婚式を挙げてみて、結婚式についてどんな風にお感じになられましたか?

長島さん:人生で一番幸せな一日になりました。みんなが「おめでとう」といっぱい言ってくれるので、本当に嬉しかったですね。 ぼくが選んだ式場は、「表参道を闊歩する」というプログラムも組まれているので、道行く知らない方にもおめでとう!って言ってもらえました。


長島さん:あとお色直しで、カツラを被って帰ってきたんですけど、頭がめちゃくちゃ暑くなってきて取っちゃったんです。でも、スタッフさん達が機転を利かせてくれて、そのカツラを高砂の脇にきれいに飾ってくれました。想定外な事なのに華麗な対応ですよね。


長島さん:それと、妻がぼくにピアノをサプライズで演奏してくれたんですよね。交通事故の影響で右手がちょっと不自由なんですけど、「手が良くなりますようにって思っていっぱい練習しました」って言って。嬉しかったですね。英語の歌詞なので何言ってるのかわからなかったですけど。英語わからないんですよ、ぼく。へへへ。
(笑)

長島さん:最後に、両親へのサプライズとして、妻は生まれたときと同じ年代のワインを、ぼくは生まれたとき同じ重さのじゃがいもを家族にプレゼントしました。それをもらった父は、地下鉄で捨てようとしたらしいんですけど、母が無事に持ち帰ってくれたようです。

3,986g分のジャガイモ。お父様の反応を見て「赤ちゃんの3,986gとジャガイモの3,986gは違うんだな」と思ったそう。

男友達への幸せのおすそわけも、ジャガイモトス!
最後に、これから結婚式をされる予定のカップルの皆さんに、アドバイスをお願いできますか?

長島さん:結婚式は一生に一度のビッグイベントなので、妥協しないで、思いっきり楽しんで欲しいと思います。 少々おもしろくなくても、みんな我慢して笑ってくれますよ。僕の式なんか全部そう。 準備は大変だし、いろいろ消費するものも当然ありますが、生涯でこれだけ「おめでとう!」って言ってくれてちやほやされる日ってないと思うんですよ。だからもう、思いっきりやって良いと思いますね!

「緊張してベールの上げ方を忘れかけたんです」と長島さん

お色直しの際は、「1/3の純情な感情」を歌いながら再入場

終始にぎやかで楽しい結婚式に!
「女性の憧れ」というイメージが強い結婚式ですが、最近、結婚式はご主人のほうがやる気だったというカップルの方が増えている気がします。長島さんも式場探しから、準備、結婚式まで思い切り楽しまれたよう。 夫婦のスタートであり、大切な方が一同に会してくださる結婚式。式場探しや準備の段階から楽しんで、素敵な1日にしたいですね。長島さん、ありがとうございました!
編集部/Aki
この記事の画像一覧(14)
本記事は、2014年12月22日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。