式場契約後に妊娠が発覚!子どもを授かったカップルのための結婚式の作り方とは
式の5か月前に妊娠が発覚した友紀恵さん。出産予定日との兼ね合いから日程変更を試みるも叶わず、一度は結婚式を諦めたそうです。しかし、再度式場を探し、結婚式を挙げてみて、「やっぱり出産前に挙げてよかった」と言います。今回はその理由と、マタニティウエディングのポイントを伺いました。
- PROFILE
- 友紀恵さん
- WEDDING PLACE
- 八芳園専門式場/恵比寿・代官山・広尾・白金
すでに結婚式場を決定されたあとに、妊娠が発覚したということで。
友紀恵さん:結婚が決まった年の9月に式場を決定し、次の年の4月末の結婚式をすることになりました。 両家顔合わせの食事会も、もともと決まっていた式場の近くのお店でやり、式場をみんなで見に行って。そんな感じで両家で盛り上がっていたのに、妊娠していることがわかって…。 当初の4月末の日程では出産予定日が直前すぎたし、私は初めての妊娠で“つわり”もひどく、こんな気持ち悪い状態で結婚式のことを考えるなんて無理!と、「結婚式は産んでからやろうか」と夫婦で話していました。
それが、なぜ出産前に結婚式を挙げることになったのですか?
友紀恵さん:特に私の親のほうから「生まれちゃってからだと忙しくて挙げられないから、出産前にやったほうがいい」ってすすめられて。 安定期のうちに挙式・披露宴が出来ることが絶対条件で、また式場探しをはじめました。
式場探しを再開したとき、日程以外の条件はありましたか?
友紀恵さん:いくつか式場見学をする中で、2人ともナチュラルな雰囲気の会場が好きだということが分かってきたので、挙式・披露宴会場の雰囲気も重視しました。 それから、お互いの祖父母が参加予定だったので、エレベーターなどの会場設備やスタッフの方のサポート有無、都内主要駅からのアクセスも考えました。 最終的に決定した式場は、信頼できるプランナーさんがいたことが決め手になりました。 式を挙げて、子育てをしている今となっては、両親が出産前の式をすすめた意味がよくわかります。 ご招待する方の住所を集めたり、招待状の封入をしたり、細かい事務作業がありますけど、子どもが泣くなか、抱えての準備はできなかった(笑)産んでからは無理だったなって思います(笑)
挙式の様子
チャペルの前で
でも、妊娠中の結婚式も、それはそれで結構大変ではなかったですか?
友紀恵さん:そうですね。 妊娠によって準備期間が少なくなってしまったので、体調がすぐれない中、スケジュールに余裕がないことが一番辛かったです。 司会者さんやテーブルクロス、お花屋さんとか、そういう自分たちでなくても決められるところは、大部分をプランナーさんにサポートしてもらえたので、とても助かりました。 あとは、結婚式っていつもと違う環境になるし、ブライダルインナーで締め付けたりもするので、お医者さんと相談しながら、準備中は体調面にも非常に気を付けました。
森をテーマにしたテーブルコーディネート
2人が飼っていたうさぎをモチーフにしたウエディングケーキ
そういった準備期間を乗り越えて、実際に結婚式を挙げてみて、いかがでしたか?
友紀恵さん:それまで、あまり結婚式に出たことがなかったので、もともと結婚式に対しては「主役の2人の満足のためのもの」というイメージを持っていたのですが、「家族の再スタート」というイメージに変わりました。 主人も私も両親への手紙を読んだので、これまで育ててくれた両親へきちんと感謝の気持ちを伝えられたし、両親が泣いているのを見たりして、「結婚式は自分のためだけのものじゃないんだ!」って思いました。絶対挙げたほうが良いです。 準備は大変でしたけど(笑)とにかく楽しくて、妊娠しているのを忘れるくらいでした。
「妊娠しているのを忘れるくらい」!!
友紀恵さん:あまり妊娠を意識せずにいられたのは、ウエディングドレスが着やすかったおかげもあると思います。 ブライダルインナー無しで着られることと、お腹の大きさに合わせてドレスの丈などを調整出来ることを考えて、ドレスはフルオーダーしたのですが、たぶんレンタルのドレスでも、そういうのがあると思います。 着たいデザインとかもあるでしょうけど、マタニティの方は、着るものには気を付けたほうがいいと思います。式中の快適さが違います。 あとは、スタッフの皆さんが慣れていて、すぐ座らせてくれたり、段差や寒さ対策をしてくれたり、カフェインレスの飲み物を用意してくれたり…。私自身が気づかないところまで体調を気遣ってくれたことも有難かったです。
最後に、マタニティウエディングを準備されている方に、メッセージをいただけますか?
友紀恵さん:体調がすぐれない日も出てくると思うので、できるだけ、式場のプランナーさんにサポートをお願いできるところはお願いすると良いのではないかと思います。 やっぱり生まれてからって、忙しさだけではなくて、“子どもが第一位!”な価値観に変わってしまうこともあるし、どんどん子どもが動き出して、どんどん出かけづらくなったりします。 妊娠中で顔がパンパンだから、とか、そういう大変さで諦めずに(笑)、準備頑張ってください!私は、大好きな人達に囲まれて、結婚式を挙げて本当に良かったです!
妊娠は女性にとって体も価値観も変わってしまう、大きな出来事。 最終的に挙げるか、挙げないかはそれぞれの選択ですが、挙げる選択をした方は、体調を優先した式場探しや準備が重要のようです。ぜひ友紀恵さんの事例を参考にしてみてくださいね。友紀恵さん、ありがとうございました! *妊娠中の体調には、個人差があります。実際にマタニティウエディングを検討される場合は、担当の医師にご相談ください。
編集部/Aki
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本記事は、2014年10月20日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。