テーマは”茶”。北区赤羽のカフェバー「THE315」でいただく、ニッポンのアフタヌーンティー
東京都北区赤羽にある「THE315」。ホテル&ホステル「ICHINICHI」の1階に併設されたカフェバーです。
日本人と馴染み深い”茶”を使ったオリジナルカクテルや日本茶ハーブティー、お菓子などで、これまでにない”お茶の楽しみ方”を提案してくれます。
今回は、そんな「THE315」を徹底取材!
開業までの歴史から、気になるメニューの内容まで、「THE315」の魅力に迫ります。
美容院だった建物をリノベーションして、ホテル&カフェバーをオープン
東京都北区・赤羽。 昔ながらの商店街と、レトロな雰囲気の居酒屋や駄菓子屋などが残るディープな街です。
タイムスリップしたかのような、懐かしい商店街が今も息づいています。
お店のオーナーである吉柴さんが生まれ育った地でもある、赤羽。 かつては美容院として営業していた建物も、時代とともに閉店となり、その後は数十年間、誰にも使われない廃墟のような状態に。古いものをなくしてしまうのではなく、次の時代に継承するため、また地元北区の観光を盛り上げようと、吉柴さんはホテル&カフェバーをオープンすることを決意。
築50年以上のビルをリノベーション!
全面ガラスで、黒い窓枠が印象的です。
そして、2015年11月にホテル&ホステル「ICHINICHI」をオープン。 その後、ホテルの1階フロアでカフェバー「THE315」の営業をスタートさせました。
カフェマネージャーの野中さん(左)と、オーナーの吉柴さん(右)。
カフェバーのテーマは、“茶-CHA”
ホテル&カフェバー「THE315」の共通テーマは”茶”。 カフェ戦国時代の日本でも、あまり聞かない珍しいテーマです。 吉柴さんは開業の際、どんなコンセプト・メニューがいいかかなり悩んだのだとか。悩んだ結果、日本人として一番馴染みのあるもの、そして日本を表現できるものである「茶」をテーマに決めました。
ホテルの利用者は、外国人観光客も多いので、日本の魅力を発信するのにもぴったり!
昔の面影をあえて残す、ネオレトロな空間
アンティークのシャンデリアや中国風の照明が印象的な店内は、どこかレトロさが残る空間。 壁はあえてコンクリートの躯体をあらわにしたり、当時のゴージャスな壁紙をそのまま残したりと、美容院時代の面影を上手に活かしています。
シャンデリアを吊るしているアーム部分は、美容院で使われていた器具の一部!
地域を一緒に盛り上げたい!地元北区のお店と一緒につくったオリジナルメニュー
こちらは「ほうじ茶ミルクティー」。
「THE315」でいただけるのは、「煎茶ジントニック」や「ほうじ茶ラム」など、お茶をつかったオリジナルカクテルに「スパークリング煎茶」や「ほうじ茶ミルクティー」といった日本茶を使ったメニューの数々。 これらのメニューは、ご近所の日本茶専門店「思月園」にご協力いただき、アドバイスをもらいながら作成したオリジナルのレシピでつくられています。
ほかでは飲めないオリジナルカクテル「煎茶ジントニック」。
もちろんベーシックなカクテルやビール、日本酒もスタンバイ。 お店のワインは、すべて日本産のものにこだわっているそうです。 そのほか、おつまみメニューも豊富!本日のメニューとしておすすめの食事メニューも用意されているので、お腹が空いているときでも安心です。
ふわっふわに泡立てられた抹茶ラテ(600円)。
器にたっぷりとそそがれています。抹茶の味がしっかりと残る濃厚な味わい。
北区のイイトコ集結。「THE315」のイチオシメニュー「北区盆とお茶セット」
北区盆とお茶セット(1200円)。おしゃれな見た目でInstagram映えも◎。
編集部は、野中さんが考案したというゴマチョコレートが特にお気に入りです!
まさにニッポンのアフタヌーンティーと名付けたい「THE315」のおすすめメニューがこちら。 「関の甘納豆の大納言」や「石鍋商店」の寒天など北区の有名店のお茶菓子と、自家製のそば粉クッキーやごまチョコレートなど、7種類のおかしを華やかに盛り付けたプレートメニュー。 4種類から選べる日本茶ハーブティーと一緒にいただきます。
日本茶ハーブティーは、レモンマートル煎茶をチョイス。日本茶とハーブをブレンドしたオリジナル日本茶ハーブティーです。香り高く飲みやすい味。
お茶をのせた赤いプレートも、実はリノベーション前に使われていたものだそう。
北区のイイモノを集めたメニューに、ご近所の名店「思月園」とタッグを組んだ取り組みなど、地元を愛する想いはメニューからも伝わってくるようでした。 赤羽もとい、北区の魅力がつまったカフェバー「THE315」。 ニッポンの魅力を再発見しに、ぜひ一度足を運んでみてはいかが?
[THE315]
住所:東京都北区赤羽1丁目32−4
営業時間:19:00~24:00
定休日:月・水
アクセス:JR「赤羽」駅から徒歩5分
この記事の画像一覧(11)
本記事は、2016年10月26日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。