こんな「意識高い系」男女はうざい!?知っておくべき傾向と対策
“夢のために尊敬する人のところに行って人生について勉強したほうがいいよ”と友人や知人に話してはいませんか?そんなことを何回も言うと「ウザい」といわれ、叩かれてしまいます。
でも、しっかりと目標を持って頑張れば「意識が高い人」と評価され、友達の輪が広がっていきます。今回は「意識高い系」の意味と「意識高い人」との違いは何か?意識高い系の大学生、社会人の特徴と改善項目を含めて伝授しましょう。
Contents
【概要編】「意識高い系」ってどういう意味?
「意識高い系」とは、意識が高い人を真似して、大した努力をしていないに関わらず、意識が高いふりをする人のこと。本当に意識高い人は、周囲にそれをひけらかすことはありませんが、意識高い系と呼ばれる人は、自分がいかにすごいのかを周囲にひけらかすことが特徴です。 本当に努力をしている意識高い人は、自分の将来のために頑張っていますが、意識高い系の人は、周囲からの目線を気にした行動だと言えるでしょう。意識高い系の人には実力がないことが周囲にもバレているため、周囲からの評価もあまり得られていません。
「意識高い系の人」と「意識高い人」との違いとは?
■「意識が高い」は本来いい意味!
「意識が高い」の本来の意味は実は良い意味です。常に向上心を持ち努力を行う人のことを指しています。
・自己啓発本などを読み、常に勉強を怠らない。
・勉強や仕事熱心で、お金以外の価値を求めている。
・苦手意識を持たずに積極的に行動する。
・外見にも気を使っていつも綺麗な自分でいる。
これらの人は魅力的に映ることでしょう。本来は「意識が高い」とは良い意味で使われていたものです。しかし、なんちゃって意識が高い人が世の中にはびこるようになり、実力もないのに「私は勉強しています」という姿勢の人が「意識高い系」と呼ばれるようになりました。
■「意識高い系の人」との違いとは?
意識高い系の人と意識が高い人の決定的な違いは何でしょうか。それは、意識が高い人は本当にデキる人。常にストイックに自分の理想像を追いかけている人で周囲に自慢などはしません。 しかし、意識高い系の人は、「意識が高いと思われたい人」であり、「できる人」だと周囲に認識されたい人なのです。大した努力もせず、知ったかを語っているうちに本当に自分はできる人になっていると錯覚を起こしてしまうことがあります。そのため「意識高い系」だと、周りからからかわれたりするわけです。
【意識高い系の人の傾向と対策 大学生編】 その1「意識高い系」の特徴
ここからは具体的にどんな男女が「意識高い系」の人なのか傾向と対策を見ていきます。まずは成人や就活など人生の転機を迎える大学生から。主な特徴は次のような学生です。
■自分を過大評価する
意識高い系の人が周囲にうざがられる理由は、自分のことを過大評価していることです。しかし、周囲は納得できません。
・芸能人に将来はなる。
・尊敬する○○とは知り合いで、実力を認めてもらっている。
・将来は起業するつもりだ。
・ここのスクールはすごい!口利きができるから、紹介しようか?など。
このような発言が意識高い系の人には多いことでしょう。
■人を見下す
意識高い系の人は人を見下す態度をとりがちなもの。自分が意識高い人だと勘違いしているために、認めた一部の人としかコミュニケーションを取りたがらないのです。
・話しても通じないよね。
・言ってもわからないか。
などと周囲の人を見下す特徴があります。その割には、尊敬している人から軽くあしらわれてしまっています。
■就活でとことん自己PR
就活でとことん自己PRを行うのも、意識高い系の人にはありがちな行動です。あくまでも自分本意のため、自分の自慢を話すだけで、会社のためにどのように役立つのかを話すことができません。そのため、面接官にも空回りしている人のように映ってしまうのです。
■SNSを使った過剰な自己演出
意識高い系の人が特にウザいと思われてしまう行動が、SNSを使った自己演出です。
・セミナーなう!
・有名レストランでランチ中!
など、周囲にはどうでもいいことを画像と共にアップします。頑張っていることを周囲にアピールしたい心の表れだと言えますね。本当に意識高い人は、周囲の評価は気にしないことでしょう。自分の満足のために頑張るものですからね。意識高い系の人は、周囲へのアピールが目的なのです。
■カタカナ語の連発
意識高い系の人は、自分がどれだけすごいのかをアピールするために、意味もよくわからずに難しいカタカナ言葉を使いたがる特徴があります。しかし間違って利用してしまい、結果的に恥をかいてしまうことも。
・リスケ
・コンセンサス
・コミットメント
・サジェストなど
本来はビジネスシーンで利用するような言葉を日常生活でも使いたがります。
その2 「意識高い系」と言われないための対策術
では、大学生が「意識高い系」とディスられないためには、どのような対策が必要なのでしょうか。 自分のことを過大評価して自慢しないこと、人を見下さないこと、SNSに自慢を投下しないことなどが挙げられます。また、意味もわからず雰囲気がかっこいいからという理由だけで、カタカナ語を使うことはやめましょう。 意識高い人になりたければ、他人の評価は気にせずに、目標に向かって黙々と頑張る姿勢が大切です。本当の意味での自分の目標を設定することをお忘れなく。
【意識高い系の人の傾向と対策 社会人編】 その1「意識高い系社会人」の特徴
■上から目線で発言する
社会人の意識高い系の人は、上から目線で話をしたがります。上司でもないくせに、仕事でのアドバイスを送りたがるもの。
・その場合には、こうしておいたほうがいいよ。
・あの人は、こういうのが好きだから、こうしたほうがいいよ。
・手伝ってあげようか?
・結局はこう言いたいの?
このように誰も頼んでもいないにもかかわらず、アドバイスを送ってきます。また、話をすぐにまとめたがるのも意識高い系の人の特徴です。
■人脈の広さを自慢する
人脈の広さも意識高い系の人にはステータス。知り合いでもないくせに、フォローして、フォロワーになってもらい、さも仲が良いそぶりを見せます。また、フォロワー数が多いことも自慢なのです。
自分を売り込むことにも余念がないため、すぐに名刺を配りたがるのも意識高い系の人の特徴でしょう。
■自己啓発してますアピール
自己啓発をしているふりをして、書籍を購入したり、セミナーに参加することが趣味の人も多くいます。実際には行動には移さないものの「参加した」「読んだ」ことが、さもすごいことだと勘違いした行動ですね。
自己啓発は、読んで考えることよりも行動することに意味があります。しかし意識高い系の人は、参加したことや知っていることを周囲にアピールするだけで満足してしまいます。
■忙しい・寝ていないアピール
意識高い系の人は、忙しいアピールにも余念がありません。実は、仕事ができないだけだということには気づいていないのです。寝ていないことは特に自慢にならないはず。しかし意識高い系の人は、忙しい自分をアピールし、睡眠時間が少ないことがステータスなのです。
本当に仕事のできる人は、自己管理をしっかり行うもの。意識高い系の人は、寝ていないことが「単なる仕事が遅い人」だと映っていることに気が付きもしません。
■あきれるほどのポジティブ思考
意識高い系の人には、反省しない特徴もあります。そのため、周囲の人からは呆れるほどのポジティブ思考に映ってしまいがち。実は単に自分自信に甘いだけなのです。「そんなこともあるよね」と自分を甘やかしてしまいます。
そのため、周囲の人は「少しは反省しろよ」とイライラした気持ちになってしまいます。本当に意識の高い人であれば、自分の間違いを真摯に受け止め、繰り返さないための努力をすることでしょう。
その2 「意識高い系」と言われないための対策術
社会人が意識高い系だとディスられないためには、上から目線で余計なアドバイスを送らないことや、SNSへの依存度を下げることが大切です。 また、自分の目的を見失わないようにしましょう。自分を磨くことが目的であり、周囲への自慢は不必要です。行った努力は成果を見せるものであり、経過を自慢するものではありません。 自分の価値観の周囲への押し付けは正直迷惑行動です。自分がやって良かったからといって、周囲へ無理に勧めることは控えたほうがいいでしょう。
意識高い系の人からも役に立つこと
しかし、意識高い系の人から学ぶべき点もあります。何もせずに意識高い系の人を非難しているだけでは、意識高い系の人よりも低レベルかもしれません。結果が伴わないだけで、意識高い系の人は自分磨きをどうするかは心得ています。 目標が定まらない人は、意識高い系の人の自己啓発目標を盗んでみることも一つの手段でしょう。また意識高い系の人は、健康的な生活を行っている人も多くいるものです。忙しい自慢の人は除外にしても、ヘルシーな食生活を自慢している人も多くいます。 学べることは意識高い系の人から盗み、意識高い系ではなく本物の意識の高い人になってみてはいかがでしょうか。
こんな人は意識低い系!?
意識低い系の人とは、現状に満足し向上心のない人です。常に閉じた世界でコミュニケーションをとり、自分の世界観を広げようとはしない人が意識低い系の人の特徴です。
<大学生>
・SNSでのコミュニケーションに満足し、意識高い系の人をディスってばかりいる。
・就活でも自己アピールを恥ずかしいものと考え、流れに任せている。
<社会人>
・寝る時間を惜しんで仕事に励む人を馬鹿にして、やらないうちから「自分には無理です」と仕事を断る。
・顧客とのコミュニケーションが苦手だからと、人に押し付ける。
自称「コミュ障」
何もしない人は意識高い系の人にも劣るという自覚が必要かもしれませんね。
さいごに
意識高い系の人は、周囲の人には滑稽に映ってしまいます。意識高い系から本当に意識高い人になるために、努力の経過を自慢せずに、しっかりとした目標を持って努力することが大切です。 また意識低い系の人は、意識高い系の人よりも劣ると自覚し、自分を磨く努力を行うと良いでしょう。
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本記事は、2016年10月28日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。