失敗しない!上手な香水の付け方をマスターしよう♡
香水は、その種類によって付け方も異なります。それを知らずに強い香りの香水をたくさん付けすぎてしまうと、臭いがきつくなってしまい、周囲の人への迷惑になってしまうことも。そこでここでは、香水の種類の違いや良い感じに香る香水の付け方をご紹介したいと思います。男性も女性も参考になることばかりですので、ぜひ、パートナーと一緒に読んでくださいね。ふたりで一緒に香水を楽しみましょう♪
まずは香水の種類を知ろう
一般的によく使われる香水は、大きく「オードトワレ」「オードパルファム」「オーデコロン」という3つの種類に分類されます。
■オードトワレとは?
濃度:5~10%
持続時間:3~4時間
ポイント:ほんのり香る
付け方:線を描くように、1~2滴ほどの量を細く伸ばすような感覚で
普段使いやオフィスでの使用、香水の初心者さんにもおすすめの種類です。
持続性はあまりないですが、付けすぎてしまうときつい臭いになってしまうので注意が必要です。
■オードパルファムとは?
濃度:10~15%
持続時間:5~7時間
ポイント:種類が豊富で香りが持続
付け方:線を描くように、1~3滴ほどの量を細く伸ばすような感覚で
濃度を下げて使いやすくしている為、お手頃な価格設定となっていることが多く、種類も豊富なのが特徴。一番人気のあるタイプです。「eau de parfum」の頭文字から「EDP」と表記されることもあります。
■オーデコロンとは?
濃度:2~5%
持続時間:1時間
ポイント:ライトに付けられる
付け方:ある程度まとまった範囲に面で付けるような感覚で
最も香りが薄い香水の種類で、メンズ用はほぼ見かけることはありません。
爽やかな香りなので、気分転換をしたい時などにぴったりです。お風呂上がりなどにもおすすめで、たくさん付けても大丈夫な種類となります。
ちなみに…これらの分類は、日本の薬事法によって定められたものではありません。
そのため、オードトワレ、オードパルファム、オーデコロン、そしてこれらをもっと細かく分類した分類名などは各メーカーやブランドが決めているにすぎないということを知っておきましょう。
香水を付ける前に
香水を付ける前にしておいた方がいいこと。心がけるだけで、香水本来の香りが楽しめるかどうかが決まるんです。
①体を清潔にする
香水を楽しむためには、体を清潔な状態に保つことが重要です。
たとえば、朝に香水をつけようと思ったら、朝起きてシャワーを浴びるようにしましょう。汗の香りがしていると、せっかくの香水の香りも嫌な臭いに変わってしまうからです。
ちなみに汗の香りを抑えるデオドラント剤は、汗が出やすい部分に付けるものであって、香水を付けるべき部位とは違う場所に付けます。もしもデオドラント剤と香水を同時に付けたい場合は、デオドラント剤は無香料のものを選ぶようにしてくださいね。
②香水を付けるタイミングは待ち合わせの30分~1時間前
香水は、付け始めた時から少しずつ香りが変化するのですが、大きく分けると3つの段階があるといわれています。
【トップノート】
付けたすぐの香りをトップノートといい、はっきりとした香水の香りをしています。けれど、香水に含まれたアルコールがまだ十分に飛んでいないため、香水の本来の香りとは違う場合があります。
この香りは10分程度続き、次のミドルノートへと変化していきます。ここでの香水の重ね付けは香りが重くなってしまうためおすすめできません。
【ミドルノート】
香水を付けて30分~1時間ほどたった頃の香りがミドルノートです。
ミドルノートがもっとも香水としてきれいな香りを漂わせる時間であり、ハートノートとも呼ばれています。
ミドルノートは3時間ほど続くといわれています。
【ラストノート】
そしてラストの時間帯に香る香りをラストノートといいます。
香りの種類によっても異なり、フローラル系の香りなどはトップノートからラストノートまで12時間ほどあり、ウッディ系の香りなどは24時間ほども香りが続くといわれています。
香水はいろんな香料が混ざって作られているため、このように時間とともに香りが変化します。自分が選んだ香水が、いつ頃最も自分の好きな香りになり、どの程度香が持続するのか、香水の種類から調べて知っておくといいでしょう。
ただし、香水の香りは付けた人によって違いが生じることがあります。これはその人の体質によって香水の香りが変化するためです。
一般的に、皮脂の分泌量が多く汗をかきやすい人の方が香りが強くあらわれやすく、体温が低くて汗をかきにくい人の方がトップノートの時間帯が短くてミドルノートに早く変化する傾向があるといわれています。
ちなみに男性の方が体温が高いため、香水が香りやすいといわれています。男性の方は付け過ぎに注意するようにしましょう。
③香水は直接肌に付ける
香水は洋服ではなく直接肌に付けるようにします。
実は香水の成分で洋服にシミができてしまう場合があり、注意が必要です。
また、アウターなどのこまめに洗濯を行なわない服の場合、同じ香水を重ねてつけたり、違う香水をつけたことで臭いが混ざってしまったりすることもあります。
そして何よりも、服の上からでは香水の香りの変化を楽しめなくなってしまいます。
香水とは、その人の体温などが関係して、時間とともに変化していくのを楽しむものです。
ふんわり香る香水の付け方
香水がきつくて周囲に迷惑をかけることを「スメハラ」ともいうそうなので、こんなことになってしまわないよう、気を付けましょう。
香水を付ける際におすすめの部位は…
■耳の後ろ・うなじ
耳の後ろやうなじには太い血管があります。
実は、香水はこうした血管が通っている部位につけることがベストとされています。香水の成分はアルコールで、血管を通じて温度が高くなれば揮発しやすくなり、香やすくなるからです。
さらに耳の後ろやうなじは直射日光も当たらないため、おすすめの部位であるといえます。耳のうしろやうなじには直接スプレーせず、1度指先などに付けた後、耳のうしろやうなじに付けるようにしましょう。
■腕・ひじの内側
ひじの内側にも、耳のうしろやうなじと同じように血管が通っています。
また、腕は日常生活の中でよく動かすところであり、香水の香りが漂いやすい部位でもあります。ほのかな香りが漂うことで、女性らしさをアピールすることができますよ!
ただし、紫外線が直接当たらない場所を選んで付けましょう。香水をつけたまま直射日光に当たると、色素沈着が起こり、赤みやしみを発生させてしまうことがあります。コットンなどを使って香水をつけるといいでしょう。
■手首
手首に香水を付ける時、よく右と左の手首をこすり合わせる人がいますが、この動作はおすすめできません。
なぜなら、こすってしまうことで香水のいい香りが飛んでしまうからです。
手首に香水を付ける際は、左右の手首に1滴ずつつけるといいでしょう。あくまでも血管の上に少しだけ付ける感覚でおこなってください。付け過ぎには注意です!
■胸
胸の谷間は、香水の香りをより漂わせたい時におすすめの部位です。
ただし、温度が高くなりやすいので、香水を付ける際は、汗をかかない涼しい時期だけ、そしてほんの少量を付けるようにしましょう。
体を動かした時に、シャツなどの胸元から香りがでて、香水を思い切り華やかに楽しめます。
■腰
腰周辺はよほど暑い季節でない限り、それほど汗をかかない部位です。
ですので、食事の約束があるなど、ほのかに香水の香りを楽しみたい場合におすすめです。
服を着ていない状態で腰から30cmほど離れた場所から香水を付けてみましょう。
このようにすると、さりげなく全身が香るようになりますよ。
■ももの内側とひざの裏側、足首
ももの内側やひざの裏側は体温が低く、足首は歩く際に動かすので、ほのかな香りを楽しむには特におすすめの部位です。
香水は時間を追うごとに下から上へと香りが移動するので、上半身につけるより控えめに、けれど心地よい程度に香りが漂いますよ。足首の場合は、くるぶしの後ろに香水を付けるといいですよ。
ただし、特にももの内側はデリケートな部分となります。敏感肌の方は、前もってパッチテストを行ない、肌トラブルが起こらないどうか確認しておくことをおすすめします。
■その他にも…
冬であれば背中や腰の辺りに香水を付けることもおすすめです。
この部位であれば体温もある程度下がらずにキープできるため、動くたびに香水の香りを漂わせることができます。胸元や首の後ろに香水を付けた場合、少し臭い過ぎると感じる人は、ぜひお試しください。
また、スカートをはく場合は、脚に付けることもおすすめです。
上半身ではないので、香りがきつく感じることもありませんし、スカートが揺れると香水の香りがするので、女性らしさをアピールできます。
ちなみに男性は、足元に香水を付ける際は、足首が基本になりますね。
これはNG!な香水の付け方
それでは逆に、香水を避けるべき部位も知っておきましょう。
この部位に付けてしまうと、せっかくの良い香りが台無しになってしまうかも…。
× 脇
脇の臭いって気になりますよね。そこで、香水とつけて脇の臭いをごまかしてしまおうなんて考えてしまうのは厳禁です!
脇は汗をかきやすい部位であり、もしも香水を付けてしまったら、汗の臭いと香水の臭いが混ざってしまい、本来の香水の香りが変化してしまいます。脇の臭いを抑えるためには消臭剤や制汗剤を使用しましょう。
また脇は大変デリケートな場所なので、香水をつけるとかぶれてしまうことがあるため、香水は避けるべきです。脇に無香料の制汗剤をつけ、腕などの部位に香水をつけるといいですよ。
× 足の裏
脇と同じように、足の裏も汗をかきやすい場所です。そのうえ、靴を履くため、臭いが発生しやすい状態になっています。
そんな足の裏に香水を付けてしまえば、汗の臭いや靴の臭いが混ざってしまって、本来の香水の香りを楽しむことができなくなってしまいます。
もしも香水を足元につけたいと考える場合は、足の裏はなく、足首につけるようにしましょう。そうすれば、歩くたびに香水の香りがほのかに漂って、素敵な女性をアピールできますよ。
香水を付け過ぎたときは
「やばい!香水を付け過ぎてしまった…」
そう感じた場合は、お風呂に入って香水を洗い流すことがベストです。
けれど、お出かけ前でどうしても時間が確保できないなどの場合は、無水アルコールやエタノールが効果を発揮します。
まず、コットンに無水アルコールやエタノールをコットンにふくませましょう。
そして、それを香水を付けた部位に当て、軽く押さえるようにしてふき取ります。これで香水の臭いはいくらか和らぐはすです。
いつも同じ香水を付けてしまっていると、だんだんその香りが慣れで分からなくなってしまい、多くの量の香水をつけてしまいがちです。香水はたった1滴でも充分にいい香りを漂わせてくれますから、付け過ぎには気を付けるようにしましょう。そして、もしも付け過ぎてしまったなと感じた場合は、このようにして香水をふき取り、香りをおさえるようにしましょう。
もしも外出先で気付いた場合には…
お風呂や無水アルコールなどで対処することが難しい!そんな時は、ウェットティッシュでの応急処置がおすすめです。
コットンの時と同じように、軽く押さえながら香水をふき取りましょう。これで香水の香りも落ち着くはずです。
まとめ
香水の種類や付け方、付け過ぎてしまった際の対処法などをご紹介しました。香水の種類については知っていても、細かな違いについてはあまり知らなかったという人も多いのではないでしょうか。自分が日頃使っている香水はどの種類に当てはまり、どんな香り方をするのかを知ることはとても大切です。そして、それによって香水の付け方も変えていきましょう。パートナーとチェックし合うのもおすすめですよ。正しい付け方で香水本来の素敵な香りを漂わせ、自分の魅力を最大限に引き出しましょう。
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本記事は、2016年09月29日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。