【目指せオシャ婿！】1枚挿すだけで見違える！胸元チーフの魔法

街を歩いていて、胸にチーフを挿しているビジネスマンに出会うのは、30人に1人くらいといったところ。弊社は北青山にありますが、こんな都会で、名だたるメゾンブランド店がひしめくオシャレな街なはずなのに、、、たったこれだけ。本当にチーフ着用率低いです。 かのUNITED ARROWSの鴨志田さん、BEAMS の中村さんは「もしチーフを挿し忘れたら、出先で買いますね」と仰ってました。オシャレな新郎になるなら、普段からこのくらいの気兼ねが欲しいところ！もちろん式当日は新郎・列席者の方もマストです。

日本のビジネスマンはスーツを素敵に着るという文化が無いのか、着こなしで損をしていると思います。チーフは安い・早い・簡単に（まるで牛丼のようですが・・・）オシャレに魅せられるアイテム。胸に挿すだけで、スーツやタキシードの着こなしがグッと洗練されて色気とエレガントさが出ます。特にブラックのタキシードやスーツにホワイトはとても映えますよ。タキシードの黒、シャツの白、蝶ネクタイも黒と同色なので色合せも簡単です。

そもそもタキシードやスーツというのは、マイナスの美学を大事にする洋服。いかにシンプルに削ぎ落としバランスで勝負するかが大事です。実際フォーマルウェアのマナーとして認められているアクセサリーは、ネクタイ、チーフ、ベルト、カフスあと少数派ですがタイピン、タイバー等。後者を除けばたったの「4つ」しかアクセサリーが無いんです。 その1つを使わないというのはなんとも勿体無いというか損をしている気がしませんか？しかも暑くなるわけでも無いし、布一枚で重たくもないし、サッと挿すだけでグッとオシャレに見えるなんて、、、なんと素晴らしいアクセサリー。

日本語ではチーフと呼ばれておりますが、海外でチーフと言っても分からないことが多いと思います。チーフは実は和製英語で、「ハンカチーフ、ポケットチーフを略してチーフ」と日本では言われています。海外ではポケットスクエアー(Pocket Square)と呼びます。※パンが英語だと思っている人がおりますが、ちなみにパンはブレッドです。 ポケットの中に入れている四角い布、というのが本来の意味ですね。なのでPinterestでチーフのデザインや挿し方をお勉強するときは「Pocket Square」で検索してください。

ポケットチーフは元々は皆さんが使っているハンカチーフから生まれたものです。ハンカチ自体は紀元前4000年前の古代エジプトの遺跡で、リネン生地が正方形に折られたものが見つかっているほど、歴史の旧いもの。 その後ローマや中国でハンカチの文化が広まり、1900年に入ってからスーツやジャケットにポケットが付くとチーフを挿すという文化が生まれます。お洒落として楽しむのは1960年頃から定着してきたようです。そう考えるとファッションとしてのチーフの歴史は以外と浅いんですね。

素材は大きく4種類、シルク（絹）・リネン（麻）・コットン（綿）・ウール（羊毛）です。 写真上：シルクのネクタイ×シルクのチーフ 写真下：リネンのジャケット×リネンのチーフ 僕らのオススメはシルク、リネン。 【使い分け方】はスーツやネクタイの素材に合わせてください。例えばシルクのタイでしたら、同素材を使ってシルクのチーフがオススメ。 結婚式で新郎がタキシードに挿すチーフは、襟で使われている拝絹生地（シルク）に合わせてシルクのものを着用すれば間違いありません。

長くなりましたので、今日はこのあたりで。もし実際にどういうチーフを選べばいいのかわからない、一緒に選んでほしい、などご要望ありましたら是非サロンにいらしてください。弊社のフィッターが一生懸命ご指南いたします。


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次回、チーフの折り方、サイズなどをご紹介していきますね。


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