【目指せオシャ婿!】レンタル衣装を借りる時にチェックする点
THE GENTS, Asteir ブランドプロデューサーのNAKIです。
式場が決まれば、さあ次は衣装選び!女性の方は結婚が決まった時点から着たいドレスのデザインなどが浮かぶ方もいらっしゃるでしょう。男性の方でもファッションがお好きな方は、こういうイメージのものがいいなあ、などあると思います。
そこで今回は衣装を実際に借りに行く、試着しに行く際に、是非チェックしていただきたいポイントを3つお教えいたします。
1,衣装の状態をチェックする。へたり、傷みがないか。
レンタル衣装は男性で平均30回とも40回も言われる回数のレンタル→クリーニングを繰り返します。回転数を上げるためには耐久性が必要。そこで素材を化学繊維であるポリエステル混紡の素材を使用したり、毛羽立ちなどが目立ちにくい、そもそも目が粗いウール生地を使ったりします。 それでも何度もクリーニングを繰り返していると当然生地は傷みます。特にウールは顕著ですからシンプルなブラックのタキシードなどは傷みが目立ちがちです。
-対応策-
レンタル品は同じサイズ・デザインでも在庫が数着はあるはず。「もうこれ以上は貸したらぶっ壊れるんじゃないか!?」という寸前のものは、表面がガッサガサになって毛羽立ちが目立ちます。教えてくれるかどうかはわかりませんが「まだ新しいやつ」「入荷したばかりのやつがいい」と伝えてみれば上記は避けられるかもしれません。 ストレートに「これ何回くらいクリーニング出してるんですか?」と聞くと嫌がられますので注意(笑)
2,サイズは合っているか?パンツの丈、肩、胴回り等
よく洋服が似合っていない例として「借り物のお洋服」とか「服に着せられる」という言葉を使いますが、90%くらいはサイジングが問題のことが多いです。もしかしたら素材よりもサイズがあっていることのほうが重要かもしれません。サイズがしっかりと合っていれば、安いスーツやタキシードでも自然とこなれて見えるものです。 特にサイズは肩幅が合っていればいいというものではありません。 肩幅、袖の長さ、着丈、背中が浮いていないか、胴回り、パンツの丈などチェック項目は多いです。しかしレンタルですから万人に合うように作られているのは仕方ないので、今回はいくつかピックアップしてお伝えします。
<肩幅から胴回りにかけてのライン> 肩幅は分かりやすいので窮屈に感じず、肩にしっかりとハマっているもの。これは誰でもわかると思います。オシャレに見えるポイントは、肩幅から胴にかけて絞りが効いているのイマドキで、これがエレガンスを主張するポイントです。↓の写真のように腰にかけてキュっと絞られているといいですね。 <袖丈> 試着する時は必ずシャツを着用しましょう。手をだらんとした姿勢でジャケットの手首からシャツが1cmほど見えるようにしてください。ジャケットの袖が長すぎると一気にサイズ合っていない感が出ます。
<パンツの丈> パンツの丈は流行が非常に分かりやすいヶ所で、レンタル品のデザインが古いのは丈が凄く長いです。べったりとパンツに靴が乗るようではおじさん度が一気に上がってしまいます。 直立の状態でパンツが靴に軽く乗るか乗らないか(ノークッション~ハーフクッション)がよいでしょう。カジュアルに靴下のデザインが見えてもいい衣装であれば、1,5cm〜2cm明けて下さい。腰回り、太ももあたりは丁度いいのに・・という時は、お直しして長さを短く(長く)出来ないか必ず確認してください。 <パンツの裾幅> 裾幅の基準は18cm。GQの今年のスーツトレンドでも、かのMADURO編集長じじいこと岸田さんも18cm推しです。20cm以上だとかなり古いデザインです。
3,レンタル靴の種類、状態をチェックする
<靴> 持ち込み料が存在する限り、一式式場で借りないといけないというのであれば本当に不幸なことです。「せめて靴だけはなんとか・・」と頼み込むのも手ですが、もし靴は自分の靴を持ち込んでよいのであれば絶対に購入すべきです。 その理由ですが、式で使える革靴は実はビジネススーツと合わせてもバッチリです。ビジネスでは営業の方など歩きまわる方には不向きですが、式が終わったら仕事で履けばいいので絶対に無駄な出費にはなりません。※外羽根式ではなく、内羽根式のものを選んで下さい。
<絶対にダメな靴> 1,X JAPANのYOSHIKIか歌舞伎町のヒトしか履けないつま先の細いやつ →こういった靴はフォーマルとはかけ離れています。大人としての船出には全く合いませんのでレンタル屋さんが出してきてもはっきりと断ってください。 2,履きすぎて甲にシワが入ってしまっている靴 →靴は履いていると甲の部分に折り目がついてきます。オシャレは足元からといいますが、シワが入っている靴は古い印象を与えがちです。また履き回されている靴はなんだか縁起が良くない気もしますよね。
結婚式で履いてはダメな靴の例です。
最後にプロから一言
自分の結婚式はオーダーメイドで作りましたが、レンタル衣装の①クオリティが高くて、②安くて、③デザインも素敵で、④尚且つサイズ展開が豊富だったら、全然レンタルでもいいと思うんです。
いろいろなブランドのものを足やインターネットで探しまわって、是非自分にピッタリな一着を見つけてみてください。
レンタル品ではサイズが合わない、デザインがいまいち、状態が悪い・・などございましたら、私共ではオーダーしていただくことも出来ますので是非一度ご相談ください。
http://thegents.tokyo/
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本記事は、2015年07月15日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。