「八方美人」ってこんな人!?気になる意味と改善方法とは?
"八方美人な人、周囲にいませんか?八方美人は人当たりも良く一見素敵な存在。しかし、実は困った面もあるんですよね。八方美人な人は、自分が八方美人なことで悩みを抱えていたり、周囲の人は八方美人の人に振り回されることもあることでしょう。
ここでは、そんな八方美人の正しい意味と、八方美人な男性や女性の特徴、付き合い方をご紹介していきます。もしも自分は八方美人だと自覚のある人は、治し方についてもご紹介していきますね。"
Contents
あなたは「八方美人」?
突然ですが質問です。
下記5つの項目の中で、あなたが当てはまる項目はいくつありますか?
□仕事でどんな手を使っても活躍したい!
□他人や自分の噂話が気になる!
□他人に嫌われたくない!
□困ったことがあったら、なんでも助けたい!
□友達が少ない!
これら、一つでも当てはまればあなたは「八方美人」に該当するのです!
どうすればいいのか悩む前に以下のコンテンツをチェックしましょう!
「八方美人」ってどんな意味?
八方美人とは、もともとは「欠点のない美人」という意味でした。転じて、嫌われないように誰にでも愛想良く付き合う人、誰にでもすぐに同調してしまう人に向かって使います。八方美人は嫌われたくないという思いからの同調なので、人当たりが良く、一見できた人のように映ります。 しかし、自分の意見を持ち合わせていないことや、誰にでも同調してしまうことから、不信感を抱かれてしまうことも少なくありません。
「八方美人」な女の特徴
■常にNOが言えないイエスマン
女性の場合の八方美人の特徴はなんでも「はい」と答えてしまうYESマンだということ。頼まれれば断れない、面倒なことでもすぐに引き受ける、周囲からは便利な女性と映ることでしょう。 しかし、心の中では後悔がいっぱい。そのため、結果的に引き受けたことがきちんとできていないこともしばしばです。例えば、誰も引き受けない残業を遅い時間でもついつい引き受けてしまう、などです。上司から評価されたいという心が働くんですね。 しかし、笑顔で引き受けておきながら内心は嫌々ということも。そのため、引き受けたはいいですが、結果的に内容が伴わない場合があります。
■本音を隠すために嘘をつく
八方美人な女性は、時に嘘つきです。本心を隠すためには、平気で笑顔で嘘をつくことも特徴。例えば、誰かに「今日のファッションどうかなぁ?」などと聞かれると、ろくに見もしないでいつも「すっごくいいと思うよ♪」などと答えます。返事は誰にでもいつでも同じ。内心は「ちょっとおかしいな」と思っていても、常に相手に合わせて褒めることしかしません。 また、八方美人は嘘をついて、過剰に反応したりします。会社の飲み会で上司に感想を聞かれ、「とても楽しかったです♪また誘ってくださいね!」などと誘ってほしいとは思っていなくても、ついつい過剰な反応をしてしまうことも事実。自分で自分の首を絞めてしまいます。
■心から信頼できる友達・同僚がいない
八方美人は周囲にはバレバレ。そのため、心から信頼できる友人がいないことも特長です。嫌われたくないためにとっている行動のせいで、周囲からの信頼を得られなくなってしまうのです。友人との約束に行きたくない場合には、「体調不良で」と嫌われないための言い訳をしますが、繰り返すことで嘘だとバレてしまいます。 親友がいないために、また八方美人になり、さらに信頼を得られなくなるという、悪循環にはまってしまうことも八方美人の女性には多い特徴です。もしも親友がいれば、適切なアドバイスをもらえるでしょうし、嫌われると怯える心配もないのかもしれませんね。
■目上の人からはいい評価をされる
しかし、八方美人の女性にはいいこともあります。目上の人からの評価は高いということです。人当たりが良く、人が傷つくような発言をしないことから、一見いい子に見えがち。そのため、深く付き合うことのない、目上の人からは評価が高いのです。 また、上司からの言いつけにもノーとは言えないため、上司からもそこそこの評価を得られます。結果が伴わないこともあるため、場合によっては厳しい評価をされます。しかし、一生懸命やっている姿勢だけを見ている上司からは高評価を得られやすいと言えます。直属の上司の場合には、厳しい意見も。
■自分が悪者にならないようにさりげなく悪口を言う
人当たりが良く、いつも笑顔で、人を悪く言わない八方美人でも、時には巧みに悪口を言います。例えば、自分は悪くないという姿勢を保ちながら、さりげなく人のせいにするのです。「他の人に聞いた話だと、あの子、性格が悪いんですって!」などと自分が感じていることを、他の人のせいにして巧みに悪く言います。 自分が嫌われないためには、どんな手段でも使うのが、八方美人の特徴。八方美人は、決して心から性格がいいわけではないんですね。また、基本的にいい子ぶっているため、どこかで発散したくなることもあるのでしょう。やり方は本当に巧み。騙されないように注意する必要がありますね。
「八方美人」な男の特徴
■誰にでも優しい・わけ隔てない
八方美人といえば、女性に対する形容にも感じがちですが、実は男性にも八方美人はたくさんいます。女性と同様にとにかく周囲に自分を良く見せようとするんですね。誰にでも分け隔てなく優しく接する人が、八方美人の男性の特徴です。 例えば、好きな女性にだけすればいいものを、他の女性の荷物も持ってあげたりします。フェミニストのイメージと少し近いかもしれません。嫌われないように、男女問わずにいい顔をします。 男友達の誘いも、基本的には断りません。もしも断る場合には、他人のせいにすることでしょう。「仕事が終わらないから」「先約があって」などと自分の意思では行きたいのだけど...。というふりをすることが得意です。
■誰にでも理解を示す・同調する
八方美人の男性は、いつでも周囲の意見に同調します。例えば、会社内の派閥があり、どちらの人の意見にもその人の前では同調するのです。しかし、会議の場になると、派閥どちらにもいい顔をしていることがすぐにバレてしまいます。自分の意思がない男性として、結果的に評価を得られないことも。 一見フェミニストなため、女性の強い意見に対しても寛容です。「女性にもこの仕事をさせてほしい」などの意見には女性側に味方をしているふりをします。一見、女性の立場からすると、頼りになる男性に映ることでしょう。しかし、行動力はないため、結果的に信頼を得ることはできません。八方美人の男性は口だけなんですね。
■誰にでも親身になって相談に乗る・心配する
また、八方美人な男性は、誰にでも親身になって相談に乗ります。優しい男だと周囲にアピールしたいんですね。困った人がいて、相談を受けると嫌とは言えません。しかし、自分から率先して相談に乗るわけではないことも特徴。内心は少し面倒だな、などと感じながらもいい人アピールを止められないのです。 八方美人なので、心配しているふりも少し大袈裟。相談相手の前だけではなく、好きな女性の前でも「心配だな」などと言って、優しい自分をアピールします。もう、これは本能のなせる業なので八方美人の男性はなかなか治りませんし、中には気がついていない人も。
■他の女性に目がいく
八方美人の男性は、嫌われたくない心理から、誰にでも平等に接しています。そのため、多数の女性から好かれたい願望も強いのです。もしも彼女がいたとしても、彼女にだけ優しくする、という態度をとることができません。 街中でも、会社でも他の女性に目が行ってしまいがち。相談にも親身になって応じるため、彼女の前でも平気で他の女性に連絡をする習性もあります。浮気がちというよりも気が多いのですね。 彼女以外からの相談や、誘いの連絡にも気軽に応じてしまうのも八方美人の男性にはありがちです。嫌われたくないことと、気が多いことが原因といえるでしょう。そのため八方美人の男性は、一人の女性と長続きしないのです。女性にとっては、嬉しくない存在になります。
なぜ「八方美人」な人は嫌われる?
八方美人の人はどうして嫌われてしまうのでしょうか。嫌われたくないがために周囲に合わせていることが原因です。本心ではないことがすぐにバレてしまい、誰からも信頼されない結果となります。 また、他人のせいにして悪口を言ったり、嘘をついたりすることも嫌われる理由。周囲に合わせすぎて、優柔不断や個性のない人だと思われてしまうことも挙げられますね。男性の場合には加えて、他の女性にも優しく接することから、浮気性だと疑われることも原因です。 女性は、好きな男性には自分にだけ特別に接してほしいと願っています。しかし、八方美人の男性は誰にでも優しく接し、彼女だけを特別扱いにはしません。 女性の場合には、自分を良く見せようとする姿勢がぶりっ子に映ってしまうことも。あっちにもこっちにもいい顔をしているため、女性から反感を買います。また、個性がないとも思われがち。周囲にいい顔をしていたくせに、いないところで巧みに悪口を言いだすことも女性の間では嫌われる理由でしょう。 一人だけ浮いた存在になることが怖いのが八方美人。しかし、誰にでもいい顔をすることで、実は結果的には浮いた存在になっているんですね。
「八方美人」が抱える気になる悩み
八方美人には、八方美人なりの悩みがあります。一つ一つ見ていきましょう。
・他人を信用できない
八方美人は、他人を信用できません。信用していないからこそ、本心を隠していい顔をしてしまいます。親友と呼べる人がいたなら、本心を言っても嫌われるわけではないと気づくことができるのかもしれません。しかし「本心を言ったら、嫌われてしまうかも」という感情が常にあるのです。八方美人にとっては辛い悩みになるでしょう。
・自分の気持ちを素直に語れない
自分の気持ちを素直に表せないことも悩みの一つ。頼まれたら断れない性分のため、ついつい嫌でも引き受けてしまいます。一度引き受けてしまうと、また次も頼まれてしまうことも悩みです。引き受けたことにもいい顔をしてしまい、「大丈夫ですよ」などと言ってしまう自分に自己嫌悪してしまうことも。
・助けてくれる人がいない
いざ、頼まれごとを引き受けてしまった場合に、誰も助けてはくれません。自分で蒔いた種だとは理解していますが、笑顔で快く引き受けてしまうため、周囲には嫌だとは気づいてはもらえないんです。むしろ喜んでいるとさえ見えてしまいます。
・周りの人から距離を置かれる
八方美人に振舞っていると、周囲からの信頼を得られず、孤立しがち。また、なんでも引き受けてしまうことから、仲良くすると巻き添えを食うのでは?と感じられてしまうことも。
・本当の自分を見失う
誰にでも良い顔をして、自分を取り繕っているため、自分の本心を見失ってしまうことも。本当はどうしたいのか、自分自身でも分からなくなってしまいます。周囲に良い顔をした自分が本心だったと錯覚してしまうこともしばしば。
・ストレスがたまる
本心で他人と接していないがために、たまるストレス量が多くなるでしょう。ついつい良い顔をして、嫌なことでも引き受けてしまい、さらに相談できる相手がいないこともストレス増大につながるのです。
「八方美人」をやめるためには?
■自分に自信を持つようにする
八方美人を卒業するためには、自分に自信を持つことです。自信がないから、誰にでもいい顔をしてしまうのでしょう。自分に自信を持つためには、誰かに自分を認めてもらうことが有効です。 何か一つでも自分の長所を自分で認め、長所を伸ばすのです。仕事で頑張ることでもいいですし、趣味でもいいですね。上司に認めてもらえることで、一つの自信につながります。 また、ネガティブ思考を改善することも自信につながります。他人と比較をせずに、自分がダメだという思い込みを思い切って捨ててみるのです。本心を言ったら嫌われるかも...。というのは、ネガティブ思考からくる思い込み。本心を言ったら周囲はむしろ好感を持ってくれるでしょう。
■自分の感情をしっかりと表現する
自分の感情を少しずつでも表現するようにすれば、本心を隠す癖は治っていくかもしれませんね。では、どうしたら本心を表現できるのでしょうか。対面ではなかなか自分の感情をストレートには表現できにくいでしょう。少しずつでもSNSを通じて、感情をアピールしていく方法はオススメです。 少し大袈裟なくらいに、絵文字や顔文字などを使って、一言愚痴を漏らしてみてはいかがでしょうか。ストレス発散にもなりますし、見ている人には素顔も通じるかもしれませんね。慣れてきたら対面でも、少しずつ自分の感情を表現できるのではないでしょうか。
■自分が好きな人や大切な人に好かれる努力をする
八方美人が過ぎると、本心が見えなくなり、好きな人や大切な人にも思いが伝わりません。誰にでも親身になる癖を控えて、好きな人にだけ心を向けてみてください。誰にでも優しいのは大切なことかもしれませんが、大切な人にとっては思いが伝わらない原因に。 好きな人にだけでも、本心を分かってもらうことで、八方美人から解き放たれることでしょう。信頼できる人が身近にいれば、他人を信用することもできるようになります。信頼を得ることで自信にもつながることでしょう。相談できる相手もできるのです。
周囲にいる八方美人な人との正しい付き合い方とは?
八方美人の人がそばにいると、なんとなく敬遠したくなりますよね。しかし、彼らも悩んでいるのです。何にでも同調するからといって、バカにした態度をとったり、陰口を言うことは控えるべき行動です。 八方美人だな、と感じたら、「それって本心?」とはっきり聞いてみることも必要です。聞かれたとしても、さらに取り繕うかもしれません。でも、そこで聞いたことによって、次回から八方美人ぶりはなくなることもありますよ。本心がバレてると分かることで、八方美人にとっては本心を言うきっかけにもなるのです。 八方美人だからといって、距離を置くことも彼らにとってはマイナスに働きます。さらに八方美人ぶりが加速するとともに、陰口を言われる可能性も!上手に付き合うためには、しっかり向き合って会話をするといいでしょう。
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本記事は、2016年12月01日公開時点の情報です。情報の利用並びにその情報に基づく判断は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮したうえで行っていただくようお願いいたします。