コロナ禍での結婚式

ウエディングドレスの準備はもちろん初めての事でドレスの種類の多さに大変驚きました。カタログで気になったドレスを試着させていただき心の底から気に入るドレスを決めるまで何ヶ月間も何着も試着させていただきました。衣装スタッフの方が毎度素早く着替えさせてくださりスムーズに進んだ時はもう一着着ましょうと提案してくださったり私たちに寄り添って一緒に考えてくださるとても良い衣装スタッフの方々でした。決まったドレスは非常に人気があると衣装スタッフの方が勧めていただいたドレスでした。試着した時からその時までに着てきたドレスとは輝きが異なり人気があるのも頷けるドレスでした。シルエットはふわふわと柔らかく光に当たるとキラキラと輝くドレスに心を奪われました。

カラードレスもウエディングドレス同様本当に沢山の種類のドレスがあり驚きました。カタログには綺麗系や可愛い系、カジュアル、派手なものなどジャンルも様々で花嫁の要望に忠実に応えられるだろうと思えるものでした。ディズニープリンセスをイメージしたドレスも沢山あり、ディズニーが大好きな私たちは試着するだけでもその物語のプリンセスになれた気分でした。ドレスの色は自分の気分の高揚にも繋がる為好きな色を着た方がいい、ウエディングドレスとは異なるシルエットを着た方がいいという衣装スタッフの助言により大好きなピンク、Aラインのカラードレスに決定しました。

オープニングムービーとプロフィールムービーを自作させていただきました。自作したい旨をウエディングプランナーの方に伝えると快く了承してくださり、注意点の説明を受けました。とにかくゲストの方に凄いと思ってもらえるようなムービーを作成したいと思い10秒ほどのシーンに10時間以上かけるなど本当にこだわりました。ムービーが完成し式場で確認したいとお伝えするとすぐに会場をおさえてくださり実際に自分の目で確認をさせていただきました。気になる点が見つかり修正をかけ、後日また会場を使用したいと伝えると快く了承していただき、納得のいくムービーを作成できました。

ブーケはインスタグラムなどで好みのブーケを探し画像を保存してお花スタッフの方にお見せしてから相談を始めました。最初にドレスの色や好きな色、好きな花やどんなブーケの形にしたいかを確認していただき、ブーケが負けてしまわないようにドレスの色よりも濃ゆい色のものにした方がいいと的確なアドバイスもいただきました。好きな花の種類もお伝えした所、お伝えした好きな花でご準備いただけると答えていただき大変安心と共に嬉しく思いました。カラードレスの際に持つブーケは枯れない物にしたいと伝えるとプリザーブドフラワーにも出来るとの事で思い出としてぜひ飾りたいと思いました。

装花の準備はブーケの準備と同じ時期に打ち合わせを行いました。予算に応じた花の量や飾った時の雰囲気などカタログで見せていただいてから打ち合わせを始め、私たちが決めたカラードレスに合う花の色の候補を数種類出していただきました。好きな花も聞いてくださり、好きな花を加えた上で式場見学の時と同じような雰囲気にしたいことを伝えると快く了承していただけました。

引き出物はアイテムフェアに参加させていただき、引き出物を取り扱われている数社の企業の方から説明をしていただきました。カタログギフトと一言に言っても企業によって中身がかなり異なっており実際に手に取って中身を見ることでイメージがつきやすかったです。席札代わりに陶器のコップを置くことができる企業やカタログギフトをそのままアルバムとして使うことが出来る企業など様々で決めるには時間がかかりましたが、実際にカタログギフト等をいただくことで自宅でもゆっくり決めることができ、心にゆとりを持つことができました。

料理はアイテムフェアの際に私たちが選んでいたコース料理とその一つ上のグレードの料理を提供していただき、全て本当に美味しかったです。友人などから料理は参列する結婚式によってかなり差が出るという事を聞いていたので心配をしておりましたが、夫婦共々、ゲストの方に自信を持って召し上がっていただける料理だと感じました。コース料理の中から肉料理だけグレードアップするなどカスタマイズも出来るとのことでとても融通が効く印象を持ちました。

ウェルカムボードは新婦母に手作りしていただきました。完成品はとても手作りとは思えない物でまるで業者に発注をかけたような素晴らしい仕上がりでした。私たちがディズニーが好きなことからお花がミッキーの形に並んでいたり、よく見ると隠れミッキーのようなお花があったり、結婚式当日もご列席いただいた方から大絶賛でした。

招待状は封筒や内容物の実物がファイリングされてあるカタログが3〜4冊程ありシンプルなものや豪華なもの、レース状になっているもの、そしてディズニー仕様になっているもの様々ですごく悩みました。写真を撮らせていただき自宅で夫婦で決めさせていただきました。ディズニー仕様の招待状もシンデレラやプーさん、ミッキーミニーなど種類があり甲乙つけ難い招待状で最後の最後までどれにするか気持ちが揺らいでいました。招待状を選ぶ時間もとても楽しく幸せな時間でした。

ウエディングケーキはザ・ウエディングケーキといった円柱型の3段ケーキや最近よく見る長方形型の1段ケーキなどがあり、その中から2人のイメージするウエディングケーキを決めていきました。クリームの塗り方ひとつでケーキの様が本当に違う為プランナーの方と色々相談させていただきました。形が決まった後は使用したいフルーツなども決めることができ、ケーキトッパーを持ち込みたい旨を伝えると快く了承していただきました。

前撮りは結婚式から3ヶ月前に行いました。前撮りで使用したい小物は9ヶ月ほど前から準備し始め、和装の時の扇子や二人で持つ結婚しましたの文字など色々作成し、雑貨屋などで購入したものもありました。事前に撮影したいポージングや雰囲気をネットで探しウエディングプランナーの方にメールでお伝えしていると前撮り当日は本当に忠実に再現してくださりました。午前中からの撮影で希望に夕日のシーンをお伝えしていましたが、時間の都合上撮影は出来ませんでした。しかしカメラマンの方の技術によってシルエットで撮影していただき夕日はないにも関わらず希望通りの写真が出来上がりました。大勢のスタッフの方たちに見守っていただきながらの撮影で2人とも緊張をしてしまいなかなか自然な笑顔が出せませんでしたが、カメラマンの方や周りのスタッフの方から冗談を言っていただいたり何気ない会話から自然な表情を引き出して頂いたり気付けば笑顔が常に出ていました。カメラマンの方や周りのスタッフの方は常に私たちに気を遣って頂いて楽しく撮影ができました。

席次表・メニュー表は手作りをさせていただきたいとウエディングプランナーの方に伝えると快く了承してくださりました。以前から席次表はディズニー仕様のものを作りたいと考えていました。普段慣れない作業からなかなか上手くいかずやっとの思いで出来たと印刷を試みると何故か黄色で塗り潰れていたりなど本当に険しい道のりでした。ウエディングプランナーの方から注意点やアドバイスを色々いただきやっとの思いで完成した席次表・メニュー表は宝物です。

ネイルは友人に頼み本番3日前にネイルしていただきました。元々ネイルの職についていたことから要望一つ一つに的確に応えてくださり、想像の遥か上を行く完成度でした。結婚式当日は指輪交換など指先が写真に写ることも多くあるので綺麗にしていただいて本当に感謝しています。

コロナ禍での結婚式

2021年7月17日のコロナ禍での結婚式でした。去年の10月ごろからプランナーの方との打ち合わせを始め、コロナが収まっていてほしいと願いながら日取りを決めました。感染者数が増加し緊急事態宣言が発令され、感染者が減少したと思えばまた感染拡大し緊急事態宣言発令。その繰り返しで本当に結婚式が出来るのかという不安に駆られ、親族や友人からも心配のメッセージや電話を沢山いただきました。これから感染者が増えるのか減るのかもわからず不安しかなく、涙を流す日は少なくありませんでした。そんな時ザ・ロイヤルクラシック福岡のウエディングプランナーの方は私たちの不安を一つ一つ丁寧に取り除いてくれました。もし緊急事態宣言中に重なってしまったら、もし延期をしないといけなくなったら、もしギリギリでゲストの方のキャンセルが出たら…。たらればの話に全て親身になって考え、対応してくださいました。結婚式の1ヵ月ほど前から徐々にゲストの方から、身近でコロナウイルス陽性者が出た、会社から福岡に行くのを止められた、と言ったコロナウイルスが原因の欠席連絡が増え、最終的に30名弱のゲストの方が来られなくなりました。中には泣きながら電話をして来られるゲストの方、長文のメッセージで本当に行きたかったと連絡をくださったゲストの方もいらっしゃいました。ゲストの方もその上司の方も危機管理の出来た間違っていない決断の為、コロナウイルスさえなければとただただ悲しみに暮れる日々でした。結婚式当日を迎え、ご列席いただいたゲストの方々の顔を見て一歩一歩歩く度に沢山のお祝いのお言葉を頂いた時、本当に結婚式をやって良かったと心の底から感じました。遠方から駆けつけてくださった方も多く、ゲストの方も同じように大きな不安も抱えていたと思います。それでも私たちのために集まっておめでとうと声をかけてくださるその状況だけで自然と涙が溢れました。ゲストの方を見ると、涙を拭っている方、ずっと撮影して下さる方、ずっと拍手をしてくださる方、ここに居られる沢山の方に支えていただきながらここに立つことが出来ていると感じました。滞りなく挙式が終了し、披露宴会場でも皆さまからのお祝いのお言葉は止むことはありませんでした。披露宴の途中で、新郎側ゲストによる余興、新婦側親族によるサプライズムービーがありました。どちらもウエディングプランナーの方が私たちに内緒で連絡を取って下さっていました。余興は人数や内容を当日まで知らず、サプライズムービーに関しては存在すらその場で知りました。新婦側親族は慣れない動画作りで長い時間をかけ作成した動画が式場で試しに流してみるとスムーズに流れず絶望したそうです。ですがウエディングプランナーの方が動画を預かって下さり、当日動画を流すことができるよう手を入れてくださったとの事でした。私たち2人だけではなく親族や友人まで気にかけて下さっており、大変感激しました。
アクリル板の設置、写真撮影や飲食時以外はマスクの着用、こまめな消毒など通常の結婚式とは異なる形式ではありましたがその環境をザ・ロイヤルクラシック福岡のスタッフの方が作り上げてくださったおかげで結婚式を挙げることができました。
そして何よりいつもそばで支えてくれた妻に感謝をしています。ウエディングプランナーの方、スタッフの方々、友人、上司、同僚、親族、そして妻の大勢の方々のおかげで沢山の幸せを感じることができました。一生忘れる事のない1日でした。