2回の延期。待ち侘びた最高の1日

【atelier nae】さんのSENAに決めました。
元々姫系が好きでは無く、提携店でいつくか着てみたものの全くしっくり来ず。
たまたま見たパンフレットでドレスを「可愛く」ではなく「格好良く」凛と着こなす外国人モデルさんの写真にビビッと一目惚れしました。

シンプルながらも特徴のあるデザイン、体のラインが綺麗に出るように作られたシルエット。
何より1番のお気に入りはバックスタイルのレイヤーになったプリーツトレーンです。
デザイナーさん直々に接客してくださり、ドレスに込めた想いまで丸ごと惚れ込みました。

靴はWDに合わせたいと憧れてたマルジェラの足袋パンプスで。

プランに付いていた招待状が素敵なものだったのでそれを使用しながら、タイムテーブルなど一部手作りを同封しました。
流行りのシーリングスタンプも挑戦しましたが大量に作るのは大変で途中で挫けそうになりました。

インスタで集めた好きなドレスの良いとこ取りの完全オリジナルオーダードレス。

WDと同じく姫系のCDには全く興味が無かったのでお色直しをする予定は無かったのですが、おしゃれな先輩花嫁さん達を見てこういうカジュアルな物なら着たいと思うようになり直前で決めました。

ネットでオーダーした低予算のドレスですが、重視する点をしっかり伝えながらやりとりすることでイメージ通りのものができました。
色味とバックスタイル、シルエットがお気に入りです。
珍しい色デザインと、私らしさもありゲストにはとても好評頂きました。

靴はWDと同じく足袋パンプス。

可憐なものより力強い花が好きでワイルドフラワーを中心に、でも南国感が強く出過ぎないバランスで作っていただきました。

元々会場の雰囲気がいい感じなのでプラス装飾はせず、中央テーブルだけ木を置き各卓装花も全体的に高さにメリハリを出してもらいました。

WDブーケは、会場装花と揃えてプロテアやストレチアなど強めのお花中心に大ぶりなクラッチブーケに。
お花に詳しくないのにも関わらずこだわりが強く、何度も組み直して頂きました。
当日は重すぎて右腕がずっと震えており、次の日筋肉痛になるほどでした。笑
新郎と、リングボーイの甥っ子のブートニアも揃えて貰いました。

CDブーケは友人からのプレゼント。
ドレスのオレンジに合わせてこちらは白系で、長さのあるドライフラワーブーケでガラリとイメージの違うものにしました。

友人からいただいたドライフラワーとアクリル板を使って手作りしました。
看板みたいにしたくスタンドをどうしようかと模索した結果、ちょうど良い感じのサイズのハンガーラックを見つけたのでそちらに。笑
延期により日程が2回参考になりましたがアクリル板は描き直しが出来るため無駄にならずに済みました。
ネームネオンサインも手作りですが下手すぎるため目立たない場所に。笑

席次表は1から全てオリジナルの手作り、席札やテーブルNOなどは卒花さん達の投稿を参考にさせて頂き手作りました。
手作りアイテムは全体的に色目を統一。
席次表は手作りにした分金額は安く出来ましたが、印刷後に名前のミスが発覚したり、延期で日程が変わってしまったりと中々大変でした。

WDはドレスの当初のイメージ通りクールに行きたかったので一つ結びでシンプルに。
CDはカジュアルで柔らかい印象にしたくくるくる巻いたアップヘアに。
大振りピアスを付けたかったのでヘアアクセはあえて付けませんでした。

2回の延期。待ち侘びた最高の1日

2回の延期を経てやっと実施できた結婚式。
1度目は2020年3月、コロナ禍が拡大する中ギリギリまで決行予定でしたが、直前に都の要請が強くなり当日2日前に延期を決めました。
延期日もまだ実施できるような状況ではなく再延期。
特に1度目は直前ということもありダメージがとても大きく沢山悩んで悔やんで落ち込んで泣きました。

そしていざ実施した10月も実際のところ万全な状況ではありませんでしたが、夫婦で乗り越え過ごしてきたこの期間が絆を深め、私達を強くしてくれたおかげで前向きな気持ちで当日を迎えることができました。

とはいえこんな時期に実施することに対してゲストの方々に申し訳ないと思う部分もありました。
でもいざ始まると別世界にいるような、皆が笑顔で祝福している安心感。幸福感。
それどころか「こんな時期だからこそ実施してくれてありがとう」「皆の記憶に残る式になったね」とまで言って頂けました。

2度の延期でゲストの方々を振り回してしまい、ここまでして結婚式をする意味って何なんだろうって思うこともありました。
でも、沢山の人達に支えられているという温かみを感じ、これから夫婦として歩んでいくという再認識をし、私たちが幸せになることがゲストへの1番の恩返しなのかもしれないと感じられた最高の1日となりました。