Step by step〜山を登るように一歩一歩歩んできたわたしたちの山の日婚〜

元々ショートヘアだったのですが、結婚が決まってから、ロングヘアとショートヘアと両方楽しみたい！！とサプライズイメチェンする妄想を勝手に膨らませていました。約1年でロングヘアまでは伸びなかったけれど、幼少期ぶりのセミロングで披露宴を終え、二次会前にばっさりとカラーカットをしました。挙式披露宴はシニヨンヘアでまとめ、後々のヘアの変化がわかりやすいようにお色直し後はダウンヘアにしました。
結婚式から二次会までの限られた時間でヘアチェンジできるよう協力してくださった式場の方々、美容院の方々に感謝でいっぱいです。

ウェディングドレスはMaison de blancheというドレスショップのローザコスモというドレスで決めさせていただきました。当初ドレスへの強い希望やこだわりはあまりなく、”自分に合うもの”を着ることができれば良いなと思っていましたが、こちらのドレスは試着してあまり迷わず決定した記憶があります。繊細なチュールの重なりが柔らかい雰囲気を作ってくれるため、緑が多いナチュラルな会場に馴染むドレスだったかなと思います。

どんなものが良いか決めかねたままカラードレス試着の日を迎えましたが、スタッフの方が骨格や肌の色に合うものを提案し持ってきてくださり、一目見て、そして実際に試着して、これだ！！と即決しました。こちらもMaison de blancheのものです。淡いブルーとグリーンのシフォン生地が重なり、見る角度や照明によって様々な色味を見せることが出来ます。このドレスに出会えたことはとても嬉しかったです。

絶対に作りたいと思っていた切り株コースターは、約半年前から地道に作成しました。席札も兼ねて、ゲストそれぞれの名前と山のロゴが印字してあります。結婚式後も使っているとおっしゃってくださる方が多く、作って良かったなと思っています。
また、“山で飲むコーヒーのおすそわけ”をイメージして、前撮りの画像を使用したドリップバッグコーヒーをプチギフトにしました。こちらも男女世代を問わずお渡ししやすいギフトになったかなと思います。

ウェディングドレスには、夏山の緑をイメージしたブーケを用意していただきました。真夏の結婚式、そして新郎が「ひまわりのよう」と言われているため、お色直し後にはひまわりをメインに、カラードレスに合うブーケを作っていただきました。実はこちらのブーケ、2wayではじめの新緑のブーケにお色直し後ひまわりなどを足しボリュームを出しています。二次会でも使わせていただきたい旨を伝え、二次会のヘアアクセやドレスも考慮し作っていただいたのですが、余すことなくブーケを堪能でき良かったなと思います。

テーマである”山”を表現する大木を高砂のバックに作っていただきました。
装花はブーケ同様、夏山の緑×新郎をイメージした”ひまわり”です。
高砂はナチュラル感を出したくコーディネーターさんと相談し、ソファーではなく式場のとある所にあるベンチ風の椅子を用意していただきました。ここは妥協せず良かったなと思うポイントです。
テーブルコーディネートは、手作りの切り株コースターが映えるようシンプルに、またセンターには切り株も用意していただきました。テーブルナンバーは手作りのナチュラルフラッグです。瓶にしっかり入る枝木探しが地味に大変だった記憶があります（笑）

式場が決まり、とことんこだわって自分たちのやりたいことをやろう！と心に決め先ず決定したのがパスポート風の招待状でした。ふたりで様々なところに旅行に行ってきましたが大好きな旅行にちなみ、本物さながらの見た目のパスポート風招待状が出来あがりました。ゲストの方々からは、招待状から結婚式が楽しみでたまらなくなったと言っていただきました。

ウェルカムスペースのメインには、登山グッズを思う存分飾らせていただきました。
キャンプワゴンにはアルコールやソフトドリンクを詰め込んで、ウェルカムドリンクをフリーでとっていただくかたちをとりました。真夏のため、ウェルカムドリンクはあっという間になくなってしまったようです。
大好きな旅行の記録として、日本全国で集めたご当地キューピー、旅の思い出手作りアルバム”ふたりっぷ”も飾らせていただきました。結婚式後も何度も気軽に見返せるよう写真を飾るのでなく、アルバムを作成し飾った点がポイントです。
また、披露宴のときではなく会場に来ていただきまずはじめにお礼をお手紙でお伝えできること、また自分の名前を探す楽しみ、待ち時間対策、写真映え、様々考慮しウォールオブレターというかたちをとりましたが、このかたちをとって良かったなと思っています。

登山をイメージしたケーキは、どこか幼い感じになってしまったり、あまり美味しそうに見えなかったり…というマイナスイメージがありましたが、パティシエさんがとっても素敵なブラッシュストロークケーキを提案してください、お気に入りのウェディングケーキとなりました。セミネイキッドケーキに、山をイメージした色合いのチョコレートを一枚一枚はってあります。山だけにチョコレットの山肌が雪崩れてしまうハプニングもありましたが、それもまた思い出です（笑）

一生に一度はやりたいなと思っていた鏡開き。ウェディングドレスに合わせ、また登山がテーマであることを忘れずに、披露宴前ガーデンで登山用具のピッケルでワイン樽開きをしました。
また、私たちが日本全国旅行をするなかで見つけたお気に入りの日本酒を、日本酒バーとして用意しました。お酒好きの私たちらしさが出せたのではないかと思います。

切り株コースターと合わせて、切り株でハンドメイドしました。ナチュラルな釘とドライフラワーでとっても簡単にできました。

式後も自宅に飾りたいなと思い、あえてウェルカム等の文字は使いませんでした。”step by step”はプランナーさんが付けてくださったウェディングネームです。これからもこのウェルカムボードを見ては、このときの気持ちを思い出せると思うと、この言葉を入れて良かったなと思います。
ウェディングサインは、ウェルカムスペースと、高砂、二次会と3Wayで使いました。木版シートにホワイトマジックで書いたものを上から貼っています。

“山で前撮りをする”ことはどうしても叶えたかったことです。”前撮りをする”ことだけでなく、登山ロケをして映像に使用することをプランナーさんが提案してくださいました。場所は2人で初めて登った思い出の山を選びました。普段の登山をする姿や大好きな山での晴れ姿をオープニングからエンドロールまで全ての映像に使い、ストーリーを持たせられたことも良かったなと思うポイントです。山開きしてから変わりやすい山の天気に対応しながら、プランナーさん、衣装さん、映像の方にカメラマンさん、全ての方のスケジュールを合わせ無事前撮りを行うことができたときは、結婚式が終わったかと思うくらいに安堵した記憶があります。自分たちの力だけでは絶対に成し得なかった前撮りなので、式場の方々には本当に感謝でいっぱいです。

登山前撮りの写真を存分に使わせていただきました。

Step by step〜山を登るように一歩一歩歩んできたわたしたちの山の日婚〜

大好きな山の日に、大好きなものを詰め込んで、大好きな方々に見守られ夫婦となることができたことをとても嬉しく思います。
結婚式当日は、これまで支えてくださった周りの方々、当日全力でお祝いしてくださった方々への感謝の気持ちがこれでもかと溢れかえってきました。
わたしたちが付き合うきっかけとなった山、大好きな2人の山の時間をテーマにした結婚式をしたいという気持ちを貫いて、プランナーさんのお力で形にすることができました。わたしたちがこれまで一歩一歩歩んできたものをかたちとして残し、これからを皆さんの前で誓えたことが本当にさいこうの宝物となりました。
これから結婚式を挙げられる方にとって少しでも参考になれば幸いです…！