「好き」を詰め込んだ1日

ボリュームが出過ぎないもの・手仕事感のある華やかさ・長身が生きるシルエット　を意識して選びました。試着をしたのも全部でたった6着くらいで、このナイームカーンのドレスを着た瞬間に即決しました。手仕事のインド伝統ビーズ刺繍が施されたこのドレスは太陽の光が室内に差し込むとキラキラと輝き、ビーズの重さで自然と裾が下に広がり、理想のシルエットでした。ドレスショップの方に、これは袖も長いのでなかなか合う人がいなかったと聞いて、高身長でよかったと思えました（笑）

白いパンプスは後々履かないだろうなと思い、探しませんでした。ドレスで隠れるのでほとんど見えないし！と、遊び心でパープルのサテン地を選びました。日本のブランドのピッピシックのもので、ヒールも低かったのでとても歩きやすく、歩いたときに裾からチラッと見える感じもポイントになってよかったです。

ウェルカムボードのデザインはドレスと同時期くらいに作りました。プロポーズで1本の赤いバラをくれたので、ウェルカムボードやペーパーアイテムなどは全てそのデザインを使用し、統一感を出しました。
こちらの会場は建物の外にガラスのディスプレイスペースがあるので、大きなポスターにしてここに飾りました。

はじめから、SHIHARAのゴールドのリングにしようと決めていて、ここしか見に行きませんでした。私のリングだけ、メレダイヤが表面と側面に2周したデザインにさせてもらいました。小さくキラキラと輝くお気に入りです。

はじめは、お色直しはしなくていいかな・・・と思っていましたが、直前に訪問したフォーシス＆カンパニーでこのアランハンナのドレスに出会いました。白地に大輪のシャクヤクの花がなんとハンドペイントで描かれていて、一目惚れでした。軽くて動きやすかったので友人たちのテーブルを回る際にもぴったりでした。

2ヶ月前頃からヘアトリートメントやカラーでコンディションを整えておきました。編み込んだときに動きが出るよう、いつもよりハイライトをしっかり入れた明るめの色味にしておきました。ヘアメイクは松田未来さんにお願いしました。事前の打ち合わせでは自分が好きなヘアスタイルやメイクのイメージをコラージュにし、それをもとに話し合いました。オーガニックコスメを使い、肌の質感にもツヤを出し、ナチュラルな雰囲気でありながらもクラシカルなドレスにマッチしたスタイルに仕上げてくださり感謝しています。

ドレスが2着ともデザイン性が強いものだったので、華美になりすぎないよう、当日ヘアアレンジの上からジャスミンのツルを差し込んでもらいました。イヤリングは母が自分の結婚式でつけたものを大切にとっておいたようで、せっかくならこれを使いたいと思い、購入せずに母に借りることにしました。

結婚証明書はヴィンテージのハンガリー刺繍の上から、あらかじめ夫と私の名前を刺繍しておき、当日ゲストの前で一針ずつ縫ってサインの代わりにしました。もともとヴィンテージ刺繍が大好きで服や布をコレクションしているので、自分らしさが出せたシーンだったと思います。

暑い夏の日だったので、白をベースに涼しげにまとめていただきました。「野の花を摘んだようにナチュラルでありながら素朴すぎない感じに」とオーダーしました。ブーケにも入っているジャスミンのツルは髪にも付けて、一体感を出しました。

甘さ控えめの爽やかな風味のケーキにしたくて、レモンとメレンゲを使った夏らしいものにしていただきました。ファーストバイトで食べて「美味しい！」と感動したくらいです。

まずは数ヶ月前からセルフケアを念入りに。使ったのはMIMCの化粧水とオーガニックオメガチャージというオイルでいつも以上にしっかり保湿することを意識しました。
フェイシャルエステはMIMC表参道サロンで、式の3日前に予約。古い角質が落ちてワントーン明るい肌になりました。
また、表参道にあるヘアサロンAMATAでヘッドスパを何回か受けて、デコルテから頭皮までのコリをしっかりほぐしてもらいました。
体や顔のラインがびっくりするほど変わるので、プロの手に頼って当日までのリラックス時間を持つことは大切だと実感しました。

夫の実家が農業をしているので、絶対にお義父さんが作った枝豆をメニューに入れたいと思っていました。式場の方に相談すると快く承諾してくださり、お義父さんに前日までに枝豆を送ってもらい、お魚料理のソースとしてゲストに召し上がっていただくことができました。なかなかこのように食べてもらう機会がないので、これは本当にやってよかったと思っています。

「好き」を詰め込んだ1日

結婚式をやって本当に良かったと心から思えました。周りから準備は本当に大変だと聞いていたけど、大変だとは全く思わなくて、むしろその過程も楽しめました！でもそれは周りのサポートが強力だったから。ヴェールはデザイナーの友人が作ってくれたり、ウェディングプランナーさんはじめ、わたしの希望を叶えてくださる方に助けられました。そのためにも自分で「こうしたい！」という好きなテイストやアイデアを固めていくのが大切だったと感じています。こんなにもずっと笑顔でいられて温かい気持ちになれる、あっという間に過ぎた1日は今までもこれからも無いと思います。
これから花嫁さんになる方、素晴らしい1日になりますように！