The Great Gatsby Wedding

結婚式のテーマを"The Great Gatsby" "1920s Vintage Inspired Wedding"と決めていたので、招待状からその雰囲気をたっぷり詰め込んで製作しました。招待状はゲストが最初に手にする結婚式のアイテムなのでどんな風にしたらわくわくするかな、と色々考えて作った思い出のアイテムです。夏に送るので色は涼しげなブルーで統一しました。
料金別納郵便とシーリングスタンプは幸せの象徴である蜂のマークに♡

いくつか提携先のドレスショップがありましたがjunoのドレスを着ると最初から決めていました。2回目に訪れたjunoで、マネキンが着ていた Ines di santのドレスに衝撃的な一目惚れをして即決。
繊細なレースとふんだんに布をあしらったティアードドレスは上品で華麗で "運命のドレス" という言葉がぴったりでした。

最初からカラードレスではなくウェディングドレスを2着着る予定だったのでお色直しもウェディングドレスを探しました。
それでも雰囲気を変えたかったのでずっと憧れていたマーメイドドレスを探しました。ドレスコーディネーターさんがオススメしたいドレスがありますと持ってきてくださったものが Ines di santのマーメイドドレスでした。

何着かマーメイドドレスを着ましたがブランドによって身体のラインの見え方がまったく違って、、Ines di santのドレスは吸い付くように足まで綺麗にラインが出るのでこちらも迷うことなく即決でした♡

2着とも運命のドレスに出会えるなんて本当にラッキーだなぁと思いました。

ウェルカムスペースの小物は1年前くらいから色んなアンティークショップに通い詰めて少しずつ集めていきました。 "1920's Vintage" をコンセプトに当時のニュースペーパーやレター、古本など色んなアイテムを飾り付けました。
クッションは結婚式後もお家に飾ることを考えてあえてWeddingの文字は入れずに、もうひとつの"Bonne Qualité"はフランス語で"上質な"という意味で全てにおいて上質なものでゲストをおもてなししたいという思いを込めて結婚式を決めてすぐに作って頂きました。
ウェルカムスペースは"結婚式"というよりは雰囲気重視で仕上げたかったので前撮りの写真は最小限にして全てモノクロで仕上げました。

海外の新聞のデザインを参考に作りました。
表紙はリアルさを出したかったので全て英語で、内容はふたりのことやDIYアイテム、メニュー、前撮りの写真を載せました。
DIY史上一番熱を注いだアイテムなので出来上がった時は本当に嬉しくて、ゲストからもたくさんのお褒めの言葉を頂きました♡

高砂は映画"The Great Gatsby"の中でギャツビーがデイジーとのロマンティックな再会を演出するために用意したお部屋いっぱいのお花とスイーツのシーンをイメージして、
白いデンファレとテーマカラーでもあるgold×whiteを基調に仕上げて頂きました。

ゲストテーブルには1920年代禁酒法時代の密造酒からインスパイアされて作ったウイスキーボトルにギャツビーの象徴とも言えるオーストリッチの羽根をたっぷり差しこんで。
光が当たってよりきらきらするようにゲストテーブルにはクリアなアイテムだけを置きました。

私の細かいこだわりとイメージをフローリストさんにお伝えするために画像を貼り付けたスクラップブックを持っていったり、打ち合わせ以外にもメールで密にやりとりして進めていきました。
想像を超えた会場の仕上がりは言葉では表せられないほど眩しくて華麗な空間でした。

歳を取ってもかっこいいと思える写真を撮りたくて、instagramで見つけたフォトグラファーの方に声をかけて撮って頂きました。
一目惚れで購入した1950sのフリンジドレスに合わせてオーダーメイドでハットを作っていただきました。
海外のような雰囲気のロケーションを探して撮って頂きましたがどれも本当にロマンティックで大満足な前撮りとなりました♡

席次表の代わりにエスコートカードを。
名前とテーブルナンバーを記したチケット風のカードをロシェ(チョコレート)に刺してゲストに探してもらいました。
裏にはゲストひとりひとりへ向けたメッセージを♡メニューはブライダル新聞にまとめて、ドリンクメニューはトレーシングペーパーに書いてキャンドルに巻きました。

ひとつめのブーケは白・ベージュを基調にして白いプロテアやバンクシア、パンパスグラス、紫陽花など同じ色味でいろんな種類のドライフラワーを入れて仕上げて頂きました。
甘過ぎず、ワイルド過ぎず、絶妙にクラシカルでドレスにもぴったりなブーケでした。持ち手はシフォンのリボンで甘さをプラス♡

ふたつめのブーケはお花屋さんの姉がプレゼントしてくれたもの。マーメイドドレスにはボルドーカラーのリップをつけると決めていたので色味を合わせてボルドーカラーのブーケにしてもらいました。
存在感たっぷりの赤いブーケは会場に映えてとても良かったです♡

挙式ではクラシカルにゆるめのシニヨンでpluieのホーンクラウンを着けました。披露宴ではテーマにぴったりのフェザーのヘッドドレスにチェンジ。
お色直しではボルドーリップに編み下ろしにして少しだけエッジの効いたヘアメイクにして頂きました。編み下ろしは編んでしまうと甘さが出ちゃうので、ねじって抜け感のあるヘアスタイルに。

The Great Gatsby Wedding

結婚式のテーマは"The Great Gatsby"。
来てくれるゲストのためにどんな結婚式にしたら喜んでもらえるかな。って考えた時、夢の国のようにワクワクできるこだわり抜いた世界観を創ろうと思いました。
初めにテーマを決めたことでブレることはほとんどなく、少し迷った時には映画を観て、ヒントをもらいながら丁寧に準備を進めていきました。

たぶん、人生で一番楽しみにしていた結婚式当日は早くみんなに会いたくて朝から一度も緊張することなくずっと楽しくて、幸せでした。
1年かけて準備してきたアイテムが綺麗に並べられて、準備をしながら何度も何度も聴いてきた音楽に合わせてドアが開いたときは感激のあまり鳥肌が立ちました♡

おもてなしの形は色々ありますが、こだわり抜いた世界観はゲストから"最高のおもてなし"としてたくさん褒めて頂けました。
わたし自身もこれ以上のものは作れないと思うほど完全燃焼な結婚式を挙げられて本当によかったです。

終わった後はゲストへのありがとうの気持ちが溢れて、本当に良い一日だったんだなぁ。と思い出すたび優しい気持ちにさせてくれます♡