"奇跡が重なる日"感謝を伝えるホームパーティーみたいな結婚式

アンティーク調なものがいいなあというイメージでお店に行きました。
お店で見てみると、いいなと思うものはすべてミル打ちばかりでした⑅
1店舗目ではしっくり来なかったので、別日に改めて2店舗目に伺いました。
伺ったのは＂BIJOUPIKO＂。とってもかわいくてオシャレなものがたくさんありました。
その中でもやはりミル打ちは魅力的。そこで"ミル打ち"かつ"エンゲージリングと重ね付けできるもの"ということで、＂ENUOVE＂さんのリングを選びました。
ちなみにエンゲージリングは"普段付けできる"ということを考えて、ダイヤはできるだけ小ぶりなものにしました。
結婚指輪、婚約指輪もミル打ちでかわいくてお気に入りです𓂃𓇬

結婚式当日は洋装のみなので、前撮りは和装にしました。ロケーションへのこだわりはなく、なるべく＂安いところ"、そして＂雰囲気のいいところ＂で決めました。地元での撮影はデータが付いてこなかったり、雰囲気もイメージに合わないところばかりで、なかなか理想通りの撮影ができそうになかったので、わたしの理想をかなえてくれそうなスタジオ、＂スタジオアクア新宿店＂さんで撮影することにしました。小物は3つまで持ち込み可能ということだったので、扇子フロップス、赤い糸、両親のカップルフォトを持ち込み、撮影に使いました。遠方だったので、プランは事前にメールでやりとりし決定しました。当日はプランの確認、そのまま衣装決め、ヘアメイクという流れでした。衣装は当日決めることもあり、着たいと思っている衣装が並んでいないこともありました。わたしも衣装は写真で決定し、撮影直前に初めて対面してそのまま着付けという流れでした。時間も限られている中での衣装選びでしたが、オプションがほとんどで予定のプランよりも倍くらいまで上がりました。そのあたりは構えておいたほうがいいかと思います。
ヘアメイクは慣れているだけあって、指示書通りに仕上げて下さりました。撮影も理想通りの雰囲気を出して下さり、満足でした♩

当初は袖ありのドレスに憧れていました。
しかし初回のドレス試着に母を連れて行くと母に"絶対デコルテは出した方がいい！！！"と言われ、最初は今の時代は流行りが違うんだよ！とか言いながら反抗して袖あり、襟元まで覆われているようなものに魅力を感じていました。
式場のビューティーさんにも相談し、ドレスの上に着るボレロがあるということを知りました。そこで披露宴ではボレロを、挙式ではしっかりデコルテを出すようにしようかと決めました。
ドレスはシンプルなもので、レースは大ぶりでなく細かいものがいいなと思っていました。
それなりにシルエットがスッキリしたものがいいけどけどお尻が大きいのも気になるのでAラインドレスでパニエなしで落ち着きました。
このドレスは何着か出してくださったうちのひとつで、ほぼ即決くらいにお気に入りです。のちのちいろいろ調べて行くとハートカットもかわいいなあとか思ったけど、当日着てみて、これにしてよかったって思いました𓆸
それからそれから、着る気満々だったボレロ。結局ドレスがとても気に入ったので、ボレロの存在など忘れるくらいで、結局着ませんでした。試着できれただけでも満足しました。

もともと毎日ジムに通っていたので、エステに通うつもりはありませんでした。ですがイメージ的に結婚式前にブライダルエステに通うっていうのがベターっていうイメージがあり、とりあえずお試しコースに行ってみることにしました。
実際に行ってみるとその一回の施術だけで首回りがすっきり。実際にエステを受けられた方のお写真を見せていただいて、ドレス姿は細いから綺麗ではないんだということに気付きました。そしてわたしのデコルテがとっても凝り固まっていることも知り、老廃物が滞っているままでトレーニングをしても血流やリンパの流れが悪ければ意味がないということを知りました。
結婚式もカツカツの中だったので、金額的には気が引けましたが一生に一度だと思い、職場の先輩にも「白が似合うのはこの時だけだよ。一番きれいなとき。」と言われ、通うことを決心しました。
通い始めてデコルテは徐々にすっきり、背中のラインもはっきりしてきました。エステに通っていると思うとジムでのモチベーションも上がりました。
エステに通って4か月、式当日には体重はスタートより6kg減っていました。
デコルテも自分とは思えないほどすっきりしていました。
式前日のエステでは、担当の方から「とてもきれいです。輝いていますよ。」と言ってもらって、涙が出ました。本当に通ってよかったです。

この結婚式場ではさまざまな出張カメラマンさんが提携しており、フェアでそのカメラマンさんたちとお話をして決めることができました。
正直カメラマンさんのことなど頭の中にはなく、写真におさめてもらえればなんでもいいかなと思っていたのですが、フェアであるカメラマンさんと意気投合、というかそのカメラマンさんの信者のようになり…(笑)夫婦2人でカメラマンさんはこの2人しかないね！ということになりました。
toloccaさんというカメラマンさんです。
このカメラマンさんはご夫婦でカメラマン、2人で撮影されていて、ワンシーンをふたつのアングルから写真におさめてくださるというのが魅力的でした。そして最も魅力的だったのはおふたりの人柄でした。夫婦漫才のような掛け合いでとてもしゃべりやすく、しゃべっているとふと笑顔になるそんなおふたり。
新郎新婦の人柄を知ってから式当日に臨みたいとのことで、エンゲージメントフォト撮影を無料でしてくださいました。式に対する思いだとか、大切にしていることとか、いろいろな思いを聞いてくださりました。また撮影にうつると特別ポージングなどはなく、話している姿、歩いている姿など普段の姿を自然に写真へおさめてくださいました。
式当日はゲストが撮った写真に写っても馴染めるようにと蝶ネクタイをつけたオシャレな格好で来てくださり、奥さんはわたしたちのお仕度ショットを、その間旦那さんは受付まわりや来てくれたゲストを撮ってくださっていました。式中はもちろんのこと、披露宴が終わってからふたりが食事を撮るまでおしゃべりをしながらも写真を撮ってくださっていました。本当に友達のように気さくでおもしろくて、センスのあるおふたりでした。
いつかマタニティフォトやニューボーンフォトなど、これからもこのおふたりにいろいろな写真を撮ってもらいたいなと思っています𓅮

上のお写真はエンゲージメントフォトです。

できるだけお金を掛けたくなかったので作れるものは作ろうとDIYしました。いろいろな方の招待状をInstagramでチェックして参考にさせていただきました。ですが人と一緒というのは嫌いなわたし…(笑)
NEW YORK DESIGN BOOK を活用しながら、わたしたちの式のテーマである”ホームパーティー”をイメージしてデザインしました。カジュアルでみんなが気軽に来れるように。
用紙・はがき・封筒・ハトメパンチは近くの文具店で購入。
付箋はダイソーのクラフト紙に印刷しカット。
料金別納切手・手渡し特急便は和装前撮りの写真をはめ込み、PowerPointで作成しました。
切手は夏のグリーティング切手にしました。家族・友人のみなので、カジュアルめです。
デザインや印刷に手こずりましたが、わたしたちらしさが招待するときから出せてよかったなと思います。

挙式でのブーケには全くのこだわりもなく、フローリストさんにお任せしてしまいました。ですが式当日、初めて見た時、わたしのイメージしている式の雰囲気にピッタリで感激しました。ウェルカムスペースでもたくさん飾ったユーカリも入っていて、とてもうれしかったです。全く思い入れのなかったブーケでしたがとっても気に入ったので、アフターブーケをおねがいしました。

披露宴のブーケはリース作りが得意な義母にリースブーケを作ってもらいました。わたしのイメージしている通り、入れてもらいたいと思っていたお花も入れてくださっていて、とてもセンス良く仕上げてくださりました。みんなからも、「お義母さんが作ったなんてすごいね！」とたくさん言っていただきました。

装花はギリギリまで本当に悩みました。下調べでたくさん好みのものを端からクリッピングしていたおかげで統一性がなく、どういうカラーや雰囲気で統一しようか悩みました。
最終的に式自体のテーマカラーを“ネイビー”・“ゴールド”・“グリーン”・“グレー”の4色に統一し、その雰囲気に合った下調べ画像をもとにイメージをフローリストさんにお伝えしました。またホームパーティーに来ているような居心地の良いナチュラルな雰囲気が出るように、切り株を置いたり麻を敷いてもらいました。
エレンジウムがお気に入りで必ず入れていただくようにお願いしました。
当日は秋らしい、落ち着いた雰囲気の会場になりました𓍤

Instagramで見てウェディングシューズは直感でこれだ！！と”Diana”に決めました。ネットで買ったので少し大きめでしたが、中敷きで調節しました。
わたしが好きな細かい刺繍があしらわれていてお気に入りです𓂃𓇬

ちなみに新郎のシューズはノーブランドでメルカリで購入しました。

式場に到着して出迎えるのはエンゲージメントフォトで登場したgroom・brideTシャツ(小西製作所)。お揃いのスニーカとともにゲストをお出迎え。

ウェルカムサインは義父の手作り。木のスライスからはじまり、幹となる木は義父が大切にとってあった自然の力で2本の木が1本になった不思議な木。縁起担ぎで提供くださり、ステキなサインになりました。

ウェルカムスペースはエンゲージメントフォトと母から借りたアンティークで飾り付け。母と義母が提供してくれたドライフラワーとわたしが集めたドライのユーカリでお花いっぱい、雰囲気を統一しました𓂃𓇬
ゲストのみなさんが待ち時間に目を通せるように、これまでのアルバムを作り置きました。

披露宴会場一面に飾られたガーランドはふたりの共同製作。いつまでやるのと文句言いながらも旦那さんは諦めずに作り続けてくれました。

受付サインは刺繍で＂groom＂＂bride＂。それぞれユーカリとラベンダーで花を添えました。

ネイキッドケーキやドリップケーキなど迷いましたが、ナチュラルなデザインで仕上げてもらいました。
ケーキトッパーは公園で拾ってきた小枝に小さなガーランドをつけて、そっとユーカリを添えました。お気に入りです𓆸

もともと音楽をあまり聞かないのでこれといったものはなかったのですが、わたしたちの雰囲気やイメージに合うものをふたりで出し合いました。これまた人と同じが嫌なわたしは、できるだけみんなが選んでいないような曲はないかなと探しました。あとはディズニー好きなのですが、結婚式には持ち込まないようにしたので、ディズニーも除外しています。
ド定番なチョイスも多々ありますが、“披露宴入場”、“お色直し再入場”、“退場”などは特にこだわってお気に入りです。またコウノドリのドラマを職業柄よく見ていたので、そちらからもいくつか参考に引っ張ってきました。
選曲が良かったとのちに言っていただき、お気に入りのBGMリストです♕

入場　Honey,I'm Good/Andy Grammer
乾杯　バンザイ～好きでよかった～/ウルフルズ
新婦中座　トライ・エブリシング/Dream Ami
新郎中座　TRAIN-TRAIN/THEBLUEHEARTS
お色直し入場　Ouver De Restaurant De Roi～「王様のレストラン序曲」～/服部隆之
ケーキ入刀・ファーストバイト　My First Kiss/ガガガSP
テーブルラウンド
　　君を守って　君を愛して/サンボマスター
　　セプテンバーさん/RADWIMPS
　　Chu Chu/moumoon
　　Marry you/Bruno Mars
　　25個目の染色体/RADWIMPS
感謝の手紙 Baby,God Bless You/清塚信也
花束・ブートニア贈呈 手紙～愛するあなたへ～/藤田麻衣子
退場 奇蹟/Uru

ヘッドドレス・ヘッドパーツは衣装合わせの際に式場のものを見て、作れそう～！と思ってDIYをし始めました。
挙式用に小枝のヘッドドレス、披露宴用にはドライフラワーのヘッドパーツを作りました。思い立って材料を準備して、毎日少しずつ作っていったらあっという間にできました。買うよりも安くでき、自分が作ったという思い入れがあるので作ってよかったなって思っています♕

職業柄ネイルが出来ず、結婚式のために長い休みが取れなかったため、ネイルチップをおねがいしました。知人にお安く作っていただきました。
ジェルネイルは経験がありましたが、チップは初めてでした。正直、緊張していたり、普段と違った環境で落ち着かない中でのチップはなかなか苦戦しました。ピアスが思うようにつけ外しできなかったり、特にお色直し中のトイレではストッキングの上げ下げに大苦戦しました。なので時間に余裕があったり、爪が丈夫でしたら、ぜひジェルネイルを勧めたいなと思います。
アンニュイネイルはとてもかわいかったです𓆸

プロフィールブックは新婦親友との共同製作でした。
わがままな希望を聞いてステキに仕上げてくれました。

カラードレス選びは結婚式3か月前からはじまり、決まったのは結婚式2週間前でした。
カラードレス選びには本当に苦戦しました。途中、もうウェディングドレス一本で行こうかと思った時もありました。ですがやはりドレスを着れるのはこの時しかないと思い、カラードレス選びを続けることにしました。
最後までお付き合いくださったビューティー担当の方には本当に感謝しています。たくさんわがままを聞いていただいて、こんな花嫁他にいるのかと、自分でも思いました。
ですが最後まで選んだ末、運命の一着に巡り合えました。周りの人には、「まだ決まっていないの？」と焦りました。なかなか決まらないドレス選びが本当に辛くて、式場の方に申し訳ない、けどドレスのことで頭がいっぱいで他のことが全然考えられず。結婚式準備の中で唯一、ドレス選びで泣きました。
自分のペースで、納得いくまで選べばいつかお気に入りの一着に出会えると感じます。最後まで諦めなくて本当によかった。

プラ板を使ってネームプレートを作りました。ドライフラワーの小さな花束を添えてプレゼントしました𓆸

"奇跡が重なる日"感謝を伝えるホームパーティーみたいな結婚式

"ホームパーティー"をテーマに、わが家に来てくれたようにみんながくつろげる、楽しめる。そんな結婚式になるようにという思いを込めて当日を迎えました。

助産師花嫁のわたしは9月29日に初めて赤ちゃんの生まれる瞬間に立ち会いました。9月29日、それはわたしの誕生日。一日中辛い陣痛に耐えた女性が初めて赤ちゃんを抱き、安堵の笑みを浮かべる姿が自分の母と重なり、感謝の気持ちでいっぱいになりました。その日からわたしにとって9月29日は感謝の日。そんな9月29日という特別な日にわたしは結婚式を迎えました。

そんな結婚式のリングボーイを務めてくれたのは、学生時代に取り上げたベイビー。今はもう3歳。初めて出会ったのはお腹の中だったのに、リングボーイという大役を果たしてくれるまで大きく成長して。初めて出会った時のことを思い出して、とても感慨深い気持ちになりました。

結婚証明書はゲストの皆さんとのハイタッチ。いいことがあったり、息が合ったり、家を出る前などに日常的にハイタッチをするわたしたち。そんなハイタッチでゲストのみなさんに結婚の証人となってもらいました。

披露宴の新郎新婦の紹介は、2人のことを一番知っている母親からしてもらいました。あんなこともあったなあ、わたしの記憶にはないことも自分のことのように鮮明に覚えていてくれてこういう思いで育ててくれたんだなあと、母の思いが知れた愛情の詰まった特別な時間になりました。

ゲスト紹介は新郎新婦から、どういう繋がりなのかゲスト同士が知ってもらえたらなと対談しながらお席をまわりました。ゲストのみんなとたくさん笑って、たくさん泣いて、とても懐かしい気持ちになりました。

ホームパーティーに来たみたいに、みんなを楽しませたいと2人で考え、2人からそれぞれ余興のプレゼントをしました。旦那さんは日頃から鍛えている筋肉を生かしての芸を披露し、わたしは学生時代からしているフルートの演奏をしました。旦那さんはみんなを爆笑の渦に包んでくれ、わたしは"糸"を吹いてしんみりと。わたしがフルートをはじめた頃から音楽が好きになり演奏会には毎回聞きに来てくれていた母は涙を流しながら聞いてくれていました。

参列経験のないわたしたち。参列経験がないからこそ、固定概念がないからなんでもオッケーだよね！といろんなことをしました。新郎新婦がケーキを持って登場、新郎新婦からの余興。
作れるものは作ろうと端からDIYもしました。ガーランド、プロフィールブック、席表、蝶ネクタイにヘアパーツと。
リングピローは母に、リースブーケは義母に、ウェルカムサインは義父に作ってもらい、わたしたちがさまざまな人から支えられているということを再確認する機会になりました。

笑いあり、涙あり、お家にいるようにくつろげるそんな空間になっていたのかなと感じています。
感謝を伝える1日でもあり、より感謝を感じる1日でもありました。本当に素敵な9月29日になりました。