- 会場
- TRUNK BY SHOTO GALLERY/テイクアンドギヴ・ニーズウェディング
- 開催日
- 2024.07 開催
- 1年2ヶ月前
会場決定
自分が考えたもので人を楽しませることが大好きで、友達のころからずっと「将来絶対に結婚式をしたい」と言い続けていた新郎。
一方で、わざわざ自分の結婚式のために日程を空けてもらってみんなに集まってもらうなんて申し訳なさすぎる。写真だけ撮って終わりでいいよと思っていた新婦。
でも、楽しい、面白い、ワクワクする、これは好き、これは嫌い、、趣味も価値観も自分と似ている2人なら、集まってくれた人たちみんなに楽しんでもらえる、自分たちにしかできないやり方でいろんな人に感謝を伝えることができるかも、それならやりたいかも!と思うようになり、やるならとことん作り込んでやろう!と結婚式を挙げることに前向きになっていきました。
大好きなももクロがきっかけで出会った2人。
これまで、たくさんライブに足を運んで、元気をもらってきました。しんどいけど、このライブ行くまでは頑張ろう、この日までは生きようと生きる希望に思えること。開演前のワクワク感。老若男女関係なく盛り上がって一体感が生まれる瞬間。終わったあとにみんなとどういうところが好きだったか、何が良かったかを語り合うこと。何年も前のライブを思い出して、あのライブ、良かったな〜っていつまでも思い出にひたれること。それら全部がライブの大好きな部分で、なにより幸せな時間でした。そんな空間を、自分たちの結婚式で再現できたら来てくれる人たちに楽しい時間を過ごしてもらえるのではないかと考え、ライブをコンセプトに結婚式を作りたいと思いました。
素敵な式場がたくさんありましたが、やりたいことを全部叶えられそうな場所がなかなか見つからず、どうしようと思っていたところTRUNKのサイトに行きつき、「総勢20人のデザイナーが2人ならではの結婚式を考えて提案」「空間、アイテム、演出、料理に至るまで全てゼロから世界観を作り込む」とあるのを見て2人で、絶対ここしかないね!となってすぐに見学を申し込んだのが全ての始まりでした。
見学に行った際、私たちがやりたいことを話すと、「すっごく楽しそうです!絶対いい結婚式にできます!」と言ってくれて、この人たちについていきたい!と強く思ったのをを覚えています。
素晴らしいポイントはたくさんありますが、なによりも自分たちと同じくらいの熱量で、一緒に楽しみながら結婚式を作ってくれる気がする!と思えるスタッフの人たちしかいなくて、楽しいことを作ることに対するこだわり、マインドが自分たちとも似ていたところに一番惹かれました。
初回の打ち合わせで、私たちの生まれてから今に至るまでの人生、2人の馴れ初め、どんな考えを持っていて、どんなことが好きなのか、どんなことが嫌いなのか、とにかく事細かにヒアリングをしてもらい、それを元にプランナーさんとデザイナーさんが私たちにぴったりだと思うテーマを提案してくれます。
私たちが提案してもらったテーマは、「まほろば」。
まほろばとは、素晴らしい場所、理想郷という意味です。大好きなみんなと、自分の好きなこと、楽しいと思うことを共有して、一緒に楽しい時間を過ごせる空間を作るということが、自分達なりのいちばんの感謝の伝え方だと思っていました。それが「まほろば」という言葉に集約されているのだと感じ、すごくぴったりなテーマをもらったと思いました。そしてたまたま、ももクロの曲にも、「マホロバケーション」という私たちが大好きな曲があります。ももクロを知らない人から見ても、わたしたちにぴったりの言葉として「まほろば」が出てくるということは、私たちの人生や大切にしているものの根幹はやっぱりももクロで出来ているんだなと少し運命的なものを感じました。 - 5ヶ月前
招待状
「ライブのメインビジュアルが解禁された時のワクワク感」を追体験してもらい、式当日までの間にも私たちの結婚式のことを思い出すタイミングを増やし、きてくれる人たちにとって「待ち遠しい予定」として認識してもらえるような、ワクワクする招待状が作りたいと思いました。
式場にはデザイナーさんがいて、結婚式に合わせた招待状をフルオーダーで作ってくれます。
私たちの招待状はコンセプトに合わせてCD風のデザイン。表紙のロゴは結婚式のテーマをライブロゴ風に作成してもらいました。中にアクリルのCDとトレカ風の写真、ドレスコードを書いたカード、チケットを封入しました。いろんな素材の組み合わせでワクワクする作りにしてもらいました。
結婚式のコンセプトやテーマも記載しました。
事前にコンセプトやテーマを伝えることで新郎新婦が一体どんな人なのか、どんな結婚式にしたいと思っているのかが分かるのが良いと思いました。文字以外の招待状の作りや写真からも「トレカみたいなのついてるってことは、2人ともアイドルが好きなのかな」「これだけ作り込んでるってことは、式もめっちゃこだわってそうだな」「旦那さん、きっと楽しい人なんだろうな」「奥さんも意外とノリノリなんだな」いろんな情報が読み取れることで2人のパーソナルな部分への理解が進み、親近感や共感が生まれ、楽しむための心の準備ができると思いました。
ふわっとしたテイストしか伝えていないにも関わらず、想像を超えたクオリティの招待状に仕上げてもらって感動でした。ゲストからはこんなワクワクする招待状見たことない!とたくさん連絡をいただき、すごく喜んでもらえました。ゲストとのコミュニケーションが増えること、形に残って何度でも見返してその日のことを思い出せるのは、紙の招待状にしかない良さだと思います。 - 3ヶ月前
装花
◯ウェルカムスペース
送った招待状もCD型だったので、せっかくならそことの繋がりももたせたら面白いかもと、来てくれたみんなとの思い出の写真たちをレコード、CDとして展示し、わたしたちの歴史がわかるようなウェルカムスペース「mahoroba records」を作ってもらいました。
色味や写真の配置など全てお任せしたら、つい写真をたくさん撮りたくなってしまうような、カラフルでポップな空間に仕上がっていてすごくワクワクしました。
このスペースでは、写真たちの時系列に合わせて、人生の思い出の曲のセットリストを作り、流してもらっていました。レコードショップによくある試聴コーナーまで作ってくださってました。よく見ると中のCDもちゃんと「まほろば」になっていたり数字のところが当日の日付になっていたりして、気づくか気づかないかみたいな部分にも絶対なにか仕掛けを入れてくれる感じがワクワクしました。
◯挙式会場
トランクの挙式会場を初めて見学した時、ホテルなどの会場のように、天井が高くて、荘厳な雰囲気というよりは、人との距離が近い、カジュアルな雰囲気という印象を受けました。真面目にやる部分と楽しく盛り上げる部分のメリハリをつけたかった私たちにとって、挙式は少しかっちりとした雰囲気にしたい場面でした。なので挙式の装飾はなにかライブとかアイドルとか具体的なモチーフをもとに派手な空間をつくるいうよりは、「まほろば=理想郷、素晴らしい場所」の概念的なイメージを表現した、幻想的で綺麗なあたたかみのある空間を作ってほしい!と伝えました。
その結果、デザイナーさんが大きなお花を使っておとぎ話みたいな非現実的な雰囲気のチャペルにしてくれました。カラフルでポップな色使いで私たちらしい楽しげな雰囲気もきちんと残っていてとてもかわいかったです。
◯披露宴会場
装飾の打ち合わせでは、コンセプトの「ライブ」に合わせてライブステージみたいな装飾にしたいと伝えていました。
デザイナーさんと「ライブのステージっぽさ」をどう表現するかを話し合う際、トラス(鉄骨)を設置したり、ステージのライティングをカラフルな糸で表現したりライブのタイトルロゴをセンターに大きく掲げるなど、「ステージっぽさ」を構成している要素を分解して高砂の装飾に落とし込んでいきました。
デッサンで事前にイメージの共有はしてもらっていましたが出来上がった実物をみるとやっぱり大迫力で感動!鉄骨の横やテーブルの装飾のお花はスプレーか何かで色が着けてあったりラインストーンでキラキラが付いていたりと現実にはない配色になっていて、挙式会場の非現実的な世界観もちょっとだけ引き継いでいて繋がりがある感じも、ワクワクしました。 - 3ヶ月前
ムービー
最初に私たちが出会ってから今日に至るまでのストーリー、どんな結婚式にしたいのか、テーマを説明し、私たちがどんな人間なのかをまず理解してもらうことで、その先の披露宴がそれぞれの心に入って行きやすくなる、見やすくなる、感情移入しやすくなる。招待状と同じように、オープニング映像はそんな役割を担う大切な部分だと思っていたので、もしかしたら長いな!と思う人も居るかもしれない…と思いつつも、ここでのストーリーの説明は省かず丁寧に作る必要があると思いました。
ももクロのライブのオープニング映像は、インタビューのような形式で、メンバーがそのライブへの思いについて語ります。
私たちがお互いへの思い、来てくれた人たちへの思い、結婚式への思いを事前に説明するには、その最たる例であるももクロのオープニング映像を完全オマージュして映像を作ることでわかりやすく伝えられるのではと考えたのでした。
さてあの映像をどうやって作る?と考えた時、これは話のわかるモノノフ(=ももクロのファン)でカメラマンの仕事をしている方を探して撮影していただくのが一番理想に近いものが作れる気がすると考え、なんとかモノノフのカメラマンを探し出し、ホリマサミチさんにお願いしました。
撮影は、私たちが大好きなフェス、氣志團万博の会場になっていた袖ヶ浦海浜公園で行いました。「ももクロのオープニングでこんなの見たことある!!!」というシーンをたくさん撮っていただきました。ホリさんもモノノフなだけあって、細かいことは何も言わずとも「あの映像」のニュアンスが的確に伝わって本当にやりやすかったです。わたしたちと同じように、ももクロが好きで、同じものを見て心を動かされてきたホリさんとじゃなかったら絶対に作れなかったなと思います。
撮影していただいた映像をこちらで編集しました。本家と同じように、私たちもナレーションを入れましたが、この時間が本当に地獄で、なにより自分の声を聞くのが苦痛でした。思っているよりも2段階くらいテンションを上げて喋らないとトーンが暗すぎてしまうし、録り直しをしすぎて、良いのか悪いのかもわからなくなってきて、苦しみながら100回以上取り直しました。
ももクロのオープニング映像には声優の立木文彦さんのナレーションが入っているのですが、さすがに本人には頼めないのでココナラでナレーションをやってる人を探して、「立木文彦さんっぽい声でお願いします」とオーダーしていい感じに声を録って送ってもらいました。
オープニング映像のラストに使っているモーションロゴは新郎の会社の方に作っていただきました。ももクロのオープニング映像の最後にも同じようにモーションロゴが出てくるのですが、作っていただいたものをこの最後に映像に組み込んだ時、本家じゃん!って感動しました。
いろんな人に力を借りながら作った動画、愛着が段違いです。 - 2ヶ月前
席札
結婚式のロゴ入りのペンライトを作りました。名前を印字したアクリルストラップを付けて席札にしました。ライブのような演出があったため、全員分のペンライトがあったほうが楽しんでもらえるかなと思いました。
- 2ヶ月前
その他ペーパーアイテム
ももクロのライブの物販では生写真が買えます。運が良ければ、メンバーのサイン入りの生写真が入っています。生写真開封のワクワクもまたライブの醍醐味のひとつなので、それを疑似体験してもらいたく本家と同じ茶封筒に一枚いれて、受付で引いてもらいました。
とはいえ、みんなからしたらアイドルでもなんでもないただの友達の生写真…。なんでも楽しんでくれる人たちばかりですが、少なくとももらったときにすこしでも嬉しいと思ってもらえるクオリティは維持したく、手作り感、チープ感が出ないよう、いろんな業者で試作して本家と近い質感、色味の写真を追求しました。本家の生写真には通し番号とロゴが入っているので、そこも完全再現しました。
サインの割合は3〜4割程度。当たり前に自分のサインなど持っていなかったので、生写真のためだけに、もらって嬉しいかっこいいサインを考えて、サラッと描けるようにちょっと練習しました。 - 2ヶ月前
演出アイテム
ライブのグッズの情報が出ると、いよいよだ!という感じがして楽しみな気持ちがさらに大きくなります。その日に買って実際に身につけて行ったグッズは終わった後も残るので、その日の楽しかったことをそのまま思い出せる、なくてはならないものです。
「どうする?グッズ買う?」「どれ買った?」「どれ着ていく?」そんな会話が増えて、少しでも結婚式のことを考える時間が増えたり、グッズを選ぶワクワク感を味わってもらえたりしたらもっと楽しみにしてもらえるのではないかと考え、デザインしていただいたロゴを使ってグッズを制作し、販売しました。(あくまでより楽しんでもらいたいという目的なので、できるだけ安く手に入れて欲しく、私たちには1円も利益が出ないよう金額設定していました)
ここまで考えたとはいえ、実際にみんなに買ってもらうことはハードルが高いと思っていたので、サイトを作って販売しているという形を作り、「結婚式のグッズってなんだよ」「本当に売ってるのかよ」と思ってもらえればそれだけで満足でした。しかし予想以上に面白がってくれて、実際にグッズを手に入れてくれた人たちが多く、私たちだけがやりたいことをやって盛り上がってるというわけではなく、こちらの気持ちに応えてくれる人が沢山いるということを実感できたのが嬉しかったです。みんなに楽しんでもらえる結婚式を作らなきゃなと、私たちもさらに気合が入りました。 - 1ヶ月前
席次表・メニュー表
エスコートカードはCDケース。ウェルカムスペースのレコードショップのモチーフに合わせ、棚から自分の名前が書かれているCDを探し各自持っていってもらいました。このCDも、デザイナーさんが制作してくれました。中には、歌詞カード型のプロフィールブックと席次表、一人一人へのお手紙、結婚証明書のピースが入っています。
プロフィールブックに関しては「よきようにしてください」とざっくりしか伝えてないのにも関わらず全ページすごい完成度。席次表はライブの座席表っぽくしてもらいました。
式が始まる前に、感謝の気持ちをひとりひとりにしっかり伝えたかったので、プロフィールブックの他に、ゲスト全員にお手紙を書いて封入しました。書き始めたらかなり長くなってしまったのですが、この気持ちを受け取ってもらった上で式に出てもらえたら、さらにいろんなことを感じてもらえるかもしれないと思い、最初のタイミングで手に渡るようにしました。
一人一人に向き合って手紙を書く時間を作ったことで、自分の人生のどの瞬間もいろんな人に支えてもらってきて、一人一人が自分にとってのかけがえのない存在であると改めて思えたので、お手紙を書く時間は自分にとっても絶対に必要な時間だったと思います。それぞれへの感謝の気持ちを再確認できて、来てくれる人たちや、結婚式に対する想いがよりいっそう強くなりました。 - 1ヶ月前
プチギフト
ovgo bakerのカラフルなスプリンクルがトッピングしてあるクッキーのデザインが、作成したペンライトのデザインに似ていてかわいかったのでこちらをプチギフトにしました。作成したまほろばロゴ入りのシールを貼ってもらいました。
- 1ヶ月以内
結婚証明書
エスコートカードのCDケースの中に参列者の名前が書かれた証明書のピースを入っており、それを一人一人入れて完成させる結婚証明書。
この段階ではみんなはまだ披露宴会場を見てないので、結婚証明書のステージがそのままその後の披露宴会場のセットとして再現されてたらワクワクしそう!と思っていました。(この時のアレがここに…!?みたいな仕掛けは、私たちの大好物の演出)
結婚証明書をステージの模型みたいにしたいですと無理なお願いをしてしまいましたが、これもまた想像を超えてくるクオリティで出来上がってきてさすがとしか言いようがありませんでした。しかもスイッチを入れると光る仕掛けをつけてくれました。
事前にグッズでアクスタを販売していたので、私たちのアクスタを置いて、完成! - 当日
挙式・披露宴
ももクロオタクが本気で作る結婚式〜まほろば〜
特に印象的な場面
◯入場
ライブの、顔も名前も知らない、年齢もバラバラで、「そのアーティストが好き」ということだけが共通している人たちが同じ空間に集まって、一体感を持って盛り上がることができるところが大好きな私たち。大好きなみんなとその幸せを感じたくて、ももクロの「走れ!」を歌いながら入場しました。みんなついてきてくれるだろうかとちょっと不安でしたが、モノノフのゲストがたくさんいたので、みんなを巻き込んで盛り上げてくれるだろうという自信がありました。みんなペンライトを振りながら声を出して盛り上がってくれている楽しそうな顔がたくさん見えて、泣きそうになりました。これを見て、「楽しすぎて、ももクロのライブに行ってみたくなった」と言ってくれた人もいて、本当に嬉しかったです。
◯お色直し再入場
入場で走れ!を歌って入場したので、再入場ではそのインパクトを超えることをしなければと思い、両家の母にお願いして、新郎新婦4人で怪盗少女を歌い、踊りました。本当にこれは協力してくれた両家の母に感謝です。新郎のエビ反りも決まりました。
◯花嫁の手紙
ただ楽しいだけでは、2人がやりたいことができてよかったねで終わってしまう。やるからには意味のあるものにしたいと思っていました。
思春期から長い間、家族間でコミュニケーションをうまく取れなかった時期があり、たくさんぶつかってきたのにもかかわらず、何をするにも協力的で、どんなときもずっと味方でいてくれた両親に対して、ちゃんとありがとうとごめんねを言いたい。これからはたくさんコミュニケーションをとって、協力していける家族でいたい。いつもそう思ってはいましたが、なかなかきっかけがありませんでした。
どうしたら一番いい形で伝えることができるだろうと考えた結果、披露宴の式中に、いままであまり話してこれなかったお互いの気持ちを伝え合う場を作ってはどうかと思い立ち、私から両親へ、母から私へ、お互いにお手紙を朗読し合うことにしました。本来、感謝の気持ちを伝えるのは家族だけでやることもできるし、わざわざ人前で読み上げる必要はないかもしれないけれど、なかなかきっかけがなかった中、感謝の伝え方として、これが一番、私たち家族に合っている方法だと思いました。
結婚式は本来、夫婦として添い遂げることを誓う場だけれど、それと同じように、夫婦としての誓いだけではなく、これから家族をもっと大切にしていくことについても、みんなの前で誓いたかったし、大好きなみんなにはその証人になって貰いたかった。そして、みんなに見守られながら本音で想いを伝え合う私と母の姿を見て、父や弟たちも、なにか感じるものがあるのではないか。ほかのゲストたちも、各々の家族や大切な人とを重ね合わせて、自分ももっと感謝の気持ちを伝えるようにしてみようかなとか、もっと家族、友人、恋人とコミュニケーションをとるようにしようかなとか、おこがましいですが、そんなふうにそれぞれが自分の大切な人について少しでも考えるきっかけになればいいなと思い、あえてこの形を取らせてもらいました。見守ってくださった皆様に感謝です。
◯式を終えて
式の後から、家族でコミュニケーションをまめにとるようになりました。なかなか会話がなかった弟からも「いままで思っていたこととか好きな物をみんなで共有し合えた感じがしてみんな繋がってると思えるような式でもあって最高だった!今度、好きなことの話をしながらご飯を食べに行こう」と伝えてくれたり。この式が家族についてもういちど考え直すきっかけにもなったようで、不器用ながら式を通して想いを伝えられた事、これからの家族のあり方をみんなで考えるきっかけになったこと、本当に有意義だったと思います。
何をするにも人目を気にして、やりたいことをやりたいと言えなかったり、諦めたりしてきた自分が、この日は好きなことを好きと言い、自分が楽しいと思うことを心から楽しみ、自分の言葉でそのままの思いを伝えることができました。自分の発する言葉で涙を流す人がいたり、自分が考えたことでみんなが楽しそうな顔をしていたのを見て、みんなと心が通いあった感じがして嬉しくなりました。気を遣ったり、取り繕ったり、かっこよく見せようとしたりした瞬間は一秒たりともなく、そのままの自分でいられたということが本当に嬉しかったです。結婚式を通して、自分には分かってくれる人がたくさんいる、味方がたくさんいるということが分かり、「みんなに本当の自分をみせられた」ということが、自分にとってすごく自信になりました。これからは、自信を持って誰に対しても素直に気持ちを伝えられる気がしています。私たちの「まほろば」はTRUNKだからこそ作れたと思います。TRUNKで結婚式を挙げて本当に良かったです。