古都鎌倉で趣のある和洋折衷ウエディングを

挙式会場について

あまり自然光は入っていないように感じましたが、天井が高いので圧迫感はないです。照明は調節も出来るのかもしれないですが、壁が濃いめの茶系(ほぼ黒に近い)ので少し暗く感じました。ただその分、主役の華やかな衣装がとても映えます。主役の御二人を際立たせる会場だな、と思いました。
会場入り口の扉はガラスなので、サプライズ感は若干減る気がしましたが、扉の近くの席からは良い写真が撮れました。親しい友人や写真が上手な方に、扉近くに座ってもらうと素敵な写真や映像が残せるのではないでしょうか。
式場でそのまま写真撮影(集合写真)ができたのも良かったです。通常の結婚式だとチャペル等式場で写真が撮れるのは親族のみのイメージだったので、記録として残せて満足です。
参列ゲストの席が少しコンパクトに感じました。ゲストの人数で左右されると思いますが、1列に男性4名は中々厳しそうでした。

披露宴会場について

昔の商家を利用した施設ということで、古く感じたりするんじゃないだろうかと思いましたが、扉や天井の梁の感じ、廊下も趣があってとても素敵です。天井は低めでゲストも多かったので少し圧迫感を感じましたが、装飾で上手く工夫されていました。
色打掛はもちろん、洋装もボリュームを抑えたドレスがとても雰囲気と合っていました。
ただ、昔の建物だからか室温が気になりました。私が参列した式は12月初旬でしたが披露宴は夕方からだったので日も落ちてきて時折肌寒く感じました。スタッフさんがブランケット等ご用意してくださっていますが、女性ゲストは薄い生地のドレスや男性に比べると露出も多いので、早めに会場の気温調節をお願いする等しておいた方が良いかもしれません。

料理について

前菜がとても豪華、品数も多いのに一つ一つのクオリティが高いです。
個人的に一番美味しかったのは魚料理「長崎五島列島の甘鯛　花咲き鱗のオーブン焼き　貝のソースとリゾット」です。お魚の身の焼き加減、鱗の食感、ソースもリゾットもバランス・味・見た目全て良かったです。
他のお料理もとても美味しかったですが、スープ「ロワイヤル　トリュフとずわい蟹のあんかけ」はトリュフがかなり前面に出ていたのでもう少し抑え目でも良かったかなと思います。

ロケーション（立地、交通アクセス）について

長谷駅、というのはお世辞にもアクセスが良い場所ではありません。ですが、鎌倉・江ノ島には行ったことがあっても長谷には降りたことがないという方も多いでしょう。式の前後に時間の余裕があれば大仏を観に行ったり、時期であれば長谷寺の紫陽花や紅葉を楽しむこともできると思います。
江ノ電は土日であれば本数はそこそこありますが、単線な上、車両も多くないので非常に混雑します。荷物が多いゲストはあらかじめ駅のコインロッカーに預けてもらう等した方が良いのかもしれません。
駅から会場までの道はかなり狭いです。歩道も車道もです。特に土日は観光客が本当に多いので、道が詰まったりすることもあると思います。電車ではなく車で来る場合は道も混雑する上近くの駐車場は満車と考えた方が良いので藤沢駅や鎌倉駅に停めて江ノ電で来た方が良いですね。

スタッフ・プランナーについて

自分がサービス業に勤めているため、今まで参列した結婚式では気になるシーンが多少なりともありました。
こちらの式ではそういったことがほぼなく、経験のある方が多かったのかとても良い連携が取れていると感じました。
また、披露宴会場での司会スタッフの位置が目に入らない場所だったのもとても良かったです。

この式場のおすすめポイント

アクセスやバリアフリー面等、参列者を思うと気になる点はあるかとは思いますが、会場の雰囲気は唯一無二だと思います。
新しく作り出すことはできない、昔の建造物の良いところがそのまま残っています。待機場所の装飾や椅子なども趣があります。建物は通路側要り組んでいたり、階段が少し急に感じたり古風ですが、装飾と合わさると本当に素敵な空間でした。

結婚式場のほどよい重厚感と披露宴会場の温かみのコントラストがゲストの気分も高めてくれます。
披露宴会場には柱がいくつかあるので、それを利用してうまく席配置をしたり、写真を撮ったりすることもできます。

料理もどれも美味しいのはもちろん、量のバランスも良く、お皿も会場の雰囲気と合っていました。

会場のオペレーション・動線(クロークでの荷物預かり・ウェルカムスペース・受付・各会場への移動・料理出し)がすごくスムーズで良かったです。

• 宿泊提携あり
• 一軒家
• 挙式会場の伝統