真心を尽くせる結婚式を全力でサポートしてもらえます

挙式会場について

蔵と呼ばれる、こちらの建物の心臓部をリノベーションして挙式会場にされたとのこと。天井高・奥行ともに7mあり、3〜4人掛けの椅子が左右に8列ほど配置されています。
入り口の扉にはいわゆる西洋風のステンドグラスではなく明治・大正期を彷彿とさせるレトロなスタンドグラスが施されており、独特の雰囲気を醸し出しています。
内装は華美ではありませんが、足を踏み入れた瞬間に時の経過を感じさせる木の懐かしい香りと温もりに包まれます。
色味もモノトーンと赤で統一されており落ち着いた雰囲気で、ドレスでも着物でも違和感なく挙式ができるよう工夫されています。
派手派手しいお式ではなく温かなお式を望まれる方には打ってつけだと思います。

披露宴会場について

釘や金具を使わない伝統工芸が施され、日本家屋の名残を感じさせる柱や梁がなんとも言えない味があって心地良いです。
形状は横に長い披露宴会場ですが、その分新郎新婦とゲストの距離も近くなるため、端の席のゲストにも疎外感を感じさせずアットホームな雰囲気を醸成できます。
テーブルも流しテーブルと円卓とを使い分け、自在に対応できるほか、少人数の場合も、間仕切りで会場を半分のサイズにすることができるので、広すぎるなどの間延びした印象を与えません。
正面には木の枝にとまる小鳥が描かれた一枚絵のような壁紙が貼られているのですが、こちらはロンドンで買い付けたものだそうで、様々なレイアウトに溶け込む色味が絶妙です。
また、会場からはお庭が望め、四季折々の美しさを楽しむことができます。

ロケーション（立地、交通アクセス）について

都内から長谷まで出るのに、それなりに時間がかかるため少し遠いとは思いましたが、長谷駅からは徒歩3分と駅チカなため、それほど不便さは感じられません。
周辺には長谷寺や、鎌倉大仏で有名な高徳院があるため、お式や披露宴の時間次第では遠方からお越しいただくゲストにも観光を楽しんでいただけるかもしれないと思いました。
観光地ど真ん中なので、人通り、特に外国人さんが多い印象です。
古都鎌倉と呼ばれるように、古い建物や寺社仏閣の多い環境ではありますが、当然のことながら隣接する建物すべてが歴史ある建物ではないので、多少の唐突感は否めませんが、そこは仕方のない部分かと思います。一歩踏み込んでしまえばしっかり大正浪漫の世界なのでその点はあまり気になりませんでした。

この式場のおすすめポイント

あいさつの儀・祝言式のあるところが最大の魅力だと思います。
今は昔ほど家を出る、相手の家に入る、という風潮は強くありませんが、それでもひとつのけじめとして、両親へこれまで育ててもらったことの感謝を伝えることは大切にしたいと思っていました。萬屋本店さんではそれがスタンダードなものとして用意されているところがとても良かったです。
また、あいさつの儀・祝言式には無駄にショーアップされたところがなく、結婚式本来の姿が守られていると感じられたところも好印象でした。
特にあいさつの儀は、普段なかなか伝えられないことをこういった節目を機に直接伝えることができるのはとても有難いことですし、両親にも喜んでもらえるのではないかと思います。

• 提携チャペル・神社あり
• 宿泊提携あり
• 施設貸切可能
• 1日1組限定
• 1日2組まで
• 温泉地・観光地
• 一軒家
• 宴会場から緑が見える
• 宴会場に窓がある
• 友人の参列可

この式場で素敵な結婚式を挙げるためのアドバイス

持ち込みに関しては明確なルールが設けられていますので、希望がある場合はあらかじめ確認しておいた方が良いと思います。
また、控え室が2階になりますが、古い建物なので少し階段が急に感じられました。ご年配の方や足元に不安のある方を招待される場合には配慮された方が良いかと思います。階段を使わずに1階で待機することも可能なようでしたので、事前に動線など確認されることをおすすめします。
昨今の主流となっているエンターテイメント化された結婚式・披露宴の形式に違和感を抱いておられる方や、本質的な結婚式を大切にされたい方、ゲストへのおもてなしに重きを置きたい方におすすめです。
形式だけでない、中身をとても大切にしてくださるスタッフの皆さんがお揃いですので、そういった点を重視される方には理想的なところだと思います。