レトロなだけじゃない、想いの詰まった場所

挙式会場について

式場全体としては歴史ある古い酒問屋をリノベーションした、大正レトロな式場。
挙式会場"結乃日"は当時は酒蔵として利用していたそうで、その面影を残した高い天井(天窓あり)、ダークトーンの木目の壁に赤のベンチが映える落ち着いた空間でした。挙式場入口の扉に埋め込まれたアンティークガラスがとてもおしゃれ。惚れ惚れするほど素敵なので一見の価値ありです。
こじんまりした一軒家のような作りで、シンプルな動線にも惹かれました。
いわゆるホテルウェディングのようなゴージャスなキラキラ内装ではないですが、歴史ある建築、問屋当時の面影が残っており、厳かで厳格な雰囲気のなかで大人っぽく落ち着いた式を希望していたので、まさに理想の式場でした。

披露宴会場について

新郎新婦を正面中心に、参列者が横長の配置となる披露宴会場です。
こちらも古い建築を生かした作りとなっており、白い壁に木の梁や柱がアクセントになっています。
新郎新婦が座るいわゆる高砂ですが、萬屋本店さんのこだわりとして、参列者と同じ目線で会話や食事が楽しめるよう、高砂が一段高くなるような段差を設けていないそうです。新郎新婦が座る椅子も、ソファのみやテーブル有りが選べるようになっています。ソファの方がより参列者との距離が近くなり、またテーブルに隠れることなく参列者にドレスを全身見ていただくことができますと教えていただきました。どこまでも参列者に配慮した工夫だと感じました。
新郎新婦が座るお席の背景となる部分の壁紙がとっても可愛いのもポイントです！

コストについて

よく聞く、"その日のうちに契約しないと特典がつきません！"なんてことは一切ないので安心して下見に行けると思います。
希望の日時で適応される全ての特典を提示していただいた上で概算見積もりを当日すぐに出していただけました。
ネットに記載されているプラン予算とほぼ相違なかった印象です。ただ、ここで式が挙げられるなら予算惜しまずとにかく素敵な良い式にしたいという気持ちにさせてくれるのは間違いないです。

料理について

"だし"をメインに構成されたメニューとのこと。会場の雰囲気にもぴったりですし、一般的な披露宴ではフレンチコースが多いなかで、珍しい和を感じるお食事で、参列者の方も喜んでいただけるのでないかと思いました。下見当日は、シェフ自らご挨拶に来てくださいました。

ロケーション（立地、交通アクセス）について

江ノ電の長谷駅から歩いてすぐです。駅を下り、長谷の街並みを見ながら式場へ向かうワクワク感があります。古い街並みで、こんなところに式場があるの？と探しながら歩くと目に入ってくる萬屋本店名物の大きな暖簾を見つけた時はとてもテンションがあがりますよ。
駅からの歩道はかなり狭いので(行楽シーズンだと観光客も多いです)あまり大人数では歩けなさそうなので注意です。

スタッフ・プランナーについて

正直、あまり本気で式場探しをしていたわけではなかったのですが、下見に行った際に私のやりたい式を丁寧にリスニングしてくれ、寄り添ってくれたのが印象的でした。もともと私は結婚式というものに消極的で、こういうのはやりたくない、こういう演出が嫌なんです、だから結婚式したくなかったんです、と心の内をぶっちゃけた際にも親身に話を聞いてくれ、萬屋本店のコンセプトや理念をわかりやすく説明していただき、そんな捻くれ者の私もここなら理想の式が叶うかも、、、？！と納得させてしまうその"思い"と"信念"に心を打たれ、見学に1件目にして他会場を見ずとも決定してしまったほどです。
スタッフの皆さんご自身が、萬屋本店が大好きなんだろうなというのがとても伝わってきます。
私と同じような思いの花嫁さんがもしいらっしゃったら、ぜひ下見に行ってお話を聞いていただきたいです。

この式場のおすすめポイント

動線のシンプルさと貸切対応。大型ホテルでよくある、複数の会場で数組の式が同時に開催され、参列者もウロウロ入り乱れ、あっちこっち大移動、なんてことは起こりません。なにせ平日は1組限定の貸切だから。自分達のための会場として独り占めできるという特別感があります。土日は確か二部制だったと思います。

祝言という挙式スタイルも、家族に感謝を伝えること、家族との時間を第一に考えたい私にとってピッタリでした。

• 持ち込み可
• 1日1組限定
• 一軒家
• 宴会場から緑が見える
• 挙式会場の伝統
• チャペルに自然光が入る

この式場で素敵な結婚式を挙げるためのアドバイス

萬屋本店さんのコンセプトに基づいて、ベースの演出やプランは比較的シンプルだと感じます。派手な演出やこだわりの企画などを計画している方は事前に確認した方がいいかと思います。

結婚式をする意味、各儀式の意味、自分達にとって本当に必要だと思うことだけやりたい、伝統を大切にしたい、など深い考えを持つ方にぜひおすすめしたいです。