誰よりもスタッフが一番のファンの式場

挙式会場について

挙式会場の雰囲気は、大正ロマンをテーマにしているだけあって、和のレトロな雰囲気が建物全体から感じられるものでした。椅子や照明などなど細々とした設備まで当時のアンティーク品を使用しており、正直レトロな雰囲気を探していた訳ではないのですが、一度施設見学をしたらこの雰囲気の虜になっていました。またそれが、鎌倉の大仏や長谷寺に近い古き良い鎌倉の街中にあるロケーションということで、萬屋本店がテーマにする大正ロマンの雰囲気がより一層に魅力的なものになっていたと思います。鎌倉は都心から少し離れていますが、参加していただいた都内の友人たちは小旅行感覚で、結婚式だけでなく道中の過程も楽しんでもらえたらしいです。

披露宴会場について（会場名：萬屋本店）

披露宴会場は、建物の外装からイメージできる落ち着いた、大正時代にタイムスリップしたかのように感じにさせられるまさに大正ロマンな雰囲気でした。私が個人的に気に入っているのは、披露宴会場から見る中庭の景色です。中庭は石畳で、これまたどこか懐かしい、まさに和のレトロな雰囲気があり、季節ごとに木々や花々が姿を変え和のレトロな中庭の魅力をより一層引き立てるようです。私たちは七月初旬だったので、きれいな明るい緑の葉をつけた木々と、鎌倉の花の代名詞である朝顔が咲いており、季節感を存分に感じられました。この中庭から新郎新婦は入場したり、中座したり、最後は退場する動きをとりましたので、披露宴中の要所要所でこの中庭をバックにした素敵な写真がたくさん撮れました。

最初の見積りから値上りしたところ

写真代はそれなりのアルバムを残そうとするとかなり値段が上がります。参列する友人たちにもパシャパシャ撮ってもらえますが、私たちはせっかくだから、萬屋本店で撮り慣れたカメラマンさんに萬屋本店の雰囲気が最大限に伝わる写真を撮ってもらいアルバムとしてまとめてもらったので、最初の見積もりからそれなりに値上がりしてしまいました。また、映像に関しても、エンドロールのみの予定でしたが、準備を進めるにあたり、ここまで頑張って準備をしているのだから記録映像も残したいと思うようになり、エンディングロールに加えて記録映像もお願いしたので、当初の見積もりが大きく値上がりした要因のひとつになっています。きりがないですが、いろいろとお金をかけたくなるのが結婚式なんだと痛感しました。

最初の見積りから値下りしたところ

節約できるところは極略節約できるようにしました。例えば、ウェルカムスペースの装飾は、個人手配し飾り付けしました。小物集めや家でのリハーサルのため飾りつけしたのは楽しんめて取り組めたのでいい思い出になっています。新郎のタキシードはレンタルすることなく、オーダーで普段仕事では着れない派手めなスーツをつくり持ち込みました。値下げにもなり、レンタルでなく購入になるので、個人的には一石二鳥で良い工夫だったと思います。プロフィールムービーは自分たちで作成しようと考え、友人からパソコンを借りて作業しましたが、動画作成の素人でしたので、なかなか納得いくものが作れず、最終的には中途半端に流すくらいなら流さない方が良いと決め、断念しました。結果論ですが、披露宴はバタバタなのでプロフィールムービーが無くても良かったと思っています。

料理について

この式場に限ったことではないと思いますが、披露宴が想像以上にバタバタで結局披露宴中は前菜一口しか食べられませんでした。しかし、式が終わった後に控え室で一通り食事をとることができ、お腹が空いてたこともあり、すごく美味しかったという記憶が残っています。参列してもらった友人からは、料理がとても美味しかったと言ってもらえることが多々あり、お腹が空いてなくても美味しい料理だったんだと思います。また、会場の雰囲気にあった洒落たお皿が使われていました。女性陣からは特にこうした料理だけでなく、使われていた食器なんかに対しても気に入ってもらえたコメントをもらえました。萬屋本店のいいところで、レストラン営業も行なっているので、また改めて思い出の会場で食事をしに行きたいと思います。

ロケーション（立地、交通アクセス）について

鎌倉の長谷ということで、正直打ち合わせなどの準備で何度も通うことになるので、都内に住んでいる人にとっては、それなりの覚悟がないとつらいところがあるかもしれません。私たちは、この鎌倉になんの縁もゆかりもありませんでしたが、萬屋本店の雰囲気を気に入り、あと先考えずに、鎌倉で結婚式を挙げることを決めました。実際に頻繁に鎌倉に行くことになり、時間はかかるわ、交通費はかかるわ大変なところもありましたが、それも含めて私たちとしたらいい思い出になっています。歩くことが好きなので、萬屋本店にはほとんど鎌倉駅から徒歩で通っていましたが、毎回異なるルートで向かい、鎌倉の隅々まで知ることができ、より一層鎌倉ファンになれたと思います。

スタッフ・プランナーについて

サービスはとても良かったです。スタッフは会う人会う人気持ちの良い人たちばかりで、またスタッフ同士の信頼関係みたいなものが伝わり、まさにone teamでサービスをしていただきました。おそらく、何組も扱う結婚式場のスタッフとは異なり、スタッフと新郎新婦の距離感もものすごい近いと思います。かけてくれる時間も違うのか、私たちは優柔不断なところもあり、終電近くまで親身に打ち合わせしてくれたことがあったからこそ、満足できる素敵な結婚式があげられたと思います。コストについては、どこもそうなのかもしれませんが、当初の予算を大きく超えることになり、仕方ないのかもしれませんが、もう少し節約の工夫ができれば良かったなと思います。

この式場のおすすめポイント

会場の雰囲気から、式の進め方までいい意味で普通ではないので、参列者の記憶に残る結婚式ができると思います。いい意味で普通ではないというのは、大正ロマンの和なレトロをいいところどりしている一方で、現代的な結婚式に縛られず、新郎新婦を望む自由な形を表現できるので、友人からおじいちゃん、おばあちゃんまで楽しめる結婚式が挙げられると思います。披露宴は正直狭いですが、逆に言うと新郎新婦を中心に会場全体の距離感が近いので、個人的にここがすごく気に入っているところになるので、萬屋本店の最大のオススメポイントだと思っています。あと、挙式前に二階の和室の一角で、自分の両親と3人きりでこれまでの感謝、今の心境、これからの豊富を伝えられるシーンがあり、ここは参列者には見せない部分にはなりますが、この時間をもてたのは最高の思い出になっています。

• 一軒家

この式場で素敵な結婚式を挙げるためのアドバイス

この萬屋本店を訪れる前は、漠然とした結婚式のイメージを持っており、どの式場も同じでしょう、華やかさの差があるだけでしょうと思っていました。いくつか式場を回り、こうした考えは強くなるばかりで結婚式を挙げることに対してモチベーションが今ひとつ上がりませんでした。そんな中、萬屋本店を見学したのですが、見学をするだけでも心が満たされ、なぜだか幸せな気持ちになることがあり、こんなところで結婚式を挙げたいと初めて思えました。それは、日本の古い良いものを大事にしている、どこか懐かしい、だけれども何か新鮮な萬屋本店の独特な雰囲気が醸し出す、日本人なら誰でも感じられる幸せな感覚だと思います。この雰囲気を誰よりも魅了されているスタッフをみて、ここに決めました。
スタッフがどれだけその会場を好きかを見るのは、ひとつの決め手になると思います。