一生の思い出作りには萬屋本店。他とは違う熱意と想いがここに。

挙式会場について

天井は高く、焦げ茶色の壁木に囲まれており一見暗いイメージも感じますが、照明以外に日の明かりが差し込むことで挙式会場はとても明るく暖かい雰囲気を演出してくれます。8月の挙式で暑さも心配しておりましたが冷房もしっかりと行き届いて全く心配ありませんでした。
大正ロマンを感じさせる内装が華やかさだけでなく落ち着いた会場を作ってくれており、又列席者一人一人の表情も見る事ができる広さで私達夫婦も満足でした。

披露宴会場について（会場名：萬屋本店 - KAMAKURA HASE est1806 -）

挙式会場の明暗のトーンとは異なり、全体的に明るいお部屋での披露宴となりました。
とにかく広い会場よりも、「列席者との距離」に重きを置いた私達でしたがその点はクリア出来ました。装花も適度なボリュームで用意していただき、壁の模様やテーブルも狭くなり過ぎない具合でちょうど良かったと思います。
招待人数によっては狭いと感じる方も居るとは思いますが、私達は先述の通り「列席者との距離」を大切にしていたので問題はありませんでした。入場・退場の際にすぐ目の前に招待した方々が居てくれるのはとても嬉しく、安心感も得られました。
途中の催しにもよりますが、列席者が席を立ったほうが写真を撮りやすい場面もありました。正直な所、ずっと座りっぱなしになってしまうより所々で列席者にも動きが出たことが私的には良い雰囲気の追加演出となったと思い出すことができます。

最初の見積りから値上りしたところ

こだわりとしましては各テーブル装花を入れる花瓶とアルバム、鏡開き、中座でのお花、新婦の衣装です。
花瓶はガラスでも良かったのですが、常に列席者の目に入るので九谷焼と珊瑚礁の花瓶を選びました。
アルバムに関しては枚数によって値段が異なり、私達夫婦は列席者の写真も多く残してほしかった為、枚数が多いタイプを選びました。当日の雰囲気はもちろん、写真も今後残る大切な思い出ですので惜しまず出しました。
鏡開きは新婦からの強い想いや、ケーキ入刀よりも実際にやりたいと考えたのでこだわりの一つとして挙げておきます。本当にやってよかったことの一つです。鏡開きをした後にほのかに香る「白雪」（日本酒）が列席者からも良かったと感想を貰いました。
両家の祖父母に渡したお花もある意味こだわりでした。大きな花束を自身の祖父母へ渡すことが出来る機会は中々無い為こちらもいい思い出となりました。実際に両家祖父母も大変喜んでおりました。
新婦の衣装は新婦本人、義母、実母の声に強いものを感じたので、白無垢・色打掛・ドレスの3着のセットにしました。（途中までは2着セットのプランでした。）割安なプランであったことと、後日談での着てよかったの声があったので、前述のこだわり点を含めましても値上がりに後悔はありません。

最初の見積りから値下りしたところ

節約点は装花と一部ペーパーアイテム、フェアでの特典です。装花が少々多くなってしまったのでそこを調整して頂いたことと、持込可能なペーパーアイテムに関しては既製品のほうがもちろん楽ではありますが、手作りというものも大事にしたかったので、持ち込みをさせて頂きました。
妻が事前のフェアやデパートメントストアという萬屋本店の催事に参加してくれたので特典は多かったです。私が仕事で行けない日も出席してくれたのでその分は大きかったと見積りを見ても良くわかりました。衣装小物や前述のブッフェ、乾杯酒、招待状、新婦のボディメイク等も特典の一部です。萬屋本店での挙式を希望する場合、事前のフェアへの参加は会場やスタッフさんに馴れる事や当日費用のことの考慮するとほぼマストだと考えます。

料理について

フレンチといえば、形式上重い物、楽しく食事をする事ができないのではと思っておりましたが「お箸で」という名目が付くことで楽しくとても美味しいフレンチへと成すことが出来ました。
列席者の内、特に親族の年配者層にはナイフやフォークよりもお箸が良いだろうと考えておりましたのでこのフレンチはぴったりな内容でした。
見た目は華やか、味やボリュームも丁度良いもので、お酒と披露宴を楽しみながら頂くにはベストな量だったと思います。肉、魚、ご飯もの、野菜、スープ、デザートとどの料理をとっても美味しいの一言に付きます。
又、お色直しや写真撮影等で新郎新婦は手を付けることが出来ませんが挙式と披露宴の間に「おつまみブッフェ」というものをご用意して頂きましたがそちらも列席者からはとても好評でした。食べやすく、空きっ腹を埋めてくれてその後のコース料理を堪能できる内容だったと嬉しい感想を列席者から頂きました。

ロケーション（立地、交通アクセス）について

初めて行った際はこの辺りのどこに結婚式場があるかわかりませんでしたが、大きな暖簾が目印となってくれたお陰で辿りつけました。
都内にお住いの方から見ると遠いのではと感じてしまう部分はあるかもしれません。只、結婚式を終えて駅まで歩いたり、その後の余韻に浸るには丁度いいのではと終えてからは振り返ることができます。タクシーの手配が出来れば鎌倉駅までは直ぐ。江ノ電を使う場合でも長時間とまでは行かない時間で藤沢駅や鎌倉駅まで行くことが可能なので大きな問題とは感じませんでした。どんな結婚式場でもある程度は歩くなり、バスなりは必要にはなるので。
敢えて書くとすれば、表通りを経路に使うよりは一本入った通りを使ったほうが長谷駅までは行き来しやすいです。（長谷寺への観光の方とバッティングしてしまうことが多々ある為）

スタッフ・プランナーについて

率直に申し上げますと、とても素晴らしい方々でした。
担当のプランナーさんは男性のお二人でした。初回から終わりの当日まで、私達夫婦は月一回の打ち合わせを毎回楽しんでいました。
お話も上手で楽しい時間を毎回提供して頂きましたが、悩んでいるところや提案点に関してはしっかりとお返事を貰うことが出来たのもその楽しい時間の要因の一つと感じます。新郎新婦の個性をちゃんと酌んでくれたからこそ当日を迎えることが出来たのは言うまでもありません。
新郎側の意見となってはしまいますが、結婚式準備を進めていくにあたって始めの腰の重さといったらそれはもう重いと思います。私自身がそうであった様に。ですが、毎回の打ち合わせや、メールでのやり取りを行う内に「やらなくちゃ」という気持ちを持たせてくれたのもこのプランナーさん二人がいてくれたからこそと感じております。新郎が新婦にすべて任せるというのも当日の思い入れに違いが出てきてしまいますし。
もちろんプランナーさん以外の皆様もとても接しやすい方ばかりです。当然の事と考える方もいらっしゃると思いますが、ホスピタリティを持ってこちらをバックアップしてくれているのを肌身で感じる事ができる萬屋本店の皆様でした。

この式場のおすすめポイント

設備はやはり「大正ロマン」さながらの雰囲気です。大きな暖簾を潜ればそこには当時の酒蔵が姿を表します。
新郎新婦、列席者の皆様を出迎えそしてお見送りをする場となるこちらですが、非常に落ち着いた空気で居心地がいいです。沢山の酒瓶や土間、所々に見えるアンティークな作りが当日の特別感をより高めてくれます。

サービスにつきましては特記が3点です。
1点目は披露宴でのサプライズです。列席者以外の方々からのサプライズの催しをお願いしましたが快く請け負って下さいました。小さなお子様（幼稚園から小学生）が主体の催しでしたが、プランナーの方も非常に協力的で安心して見届ける事ができました。
2点目は席次表の手配です。私達夫婦が持ち込みで用意する予定でしたが、お盆との兼ね合いもあり急遽発注が不可になってしまいました。プランナーの方へ取り急ぎ相談をしたところ「こちらが全面バックアップをしますので！」とお返事を頂き、難を逃れました。今でも思いますが、他の式場ならどうなっていたのかと不安を感じる反面本当に感謝をしたかった出来事だったのでこちらに書かせて頂きます。
3点目は打ち合わせ時間についてです。
プライベートや長谷までの距離もあって、いつもいつも遅い時間まで打ち合わせにお付き合いを頂きました。親身に対応してくれるだけで無く、時間いっぱい相談にも乗ってくれたプランナーさんのホスピタリティをサービスの3点目とさせて頂きます。

• 一軒家
• 新婦の控室が個室
• 挙式会場の伝統
• 友人の参列可
• 宴会場から緑が見える
• 1日2組まで
• 持ち込み可

この式場で素敵な結婚式を挙げるためのアドバイス

妻がどの会場よりも魅力を感じていたのが決め手です。私自身も式場と内容にはこだわりを持ちたかったことと、列席者にとってもスケールとは異なる観点で今までにない結婚式を味わってほしかった為です。
実際に挙げた感想としましては一生の思い出に残る時間を作る事ができた、妻の願いを叶えてあげることができたかけがえの無い一日となりました。夫婦としてはもちろんですが、列席者の方々からも非常に良かったとのお声を多く頂いた事が印象的です。私達らしい式だったとも感想もありました。

準備のアドバイスですが、二人三脚、三人四脚と新郎新婦と式場の皆様とチームワークが大切です。
様々な生活があるなかで大変厚かましいとは思いますが、仕事で忙しい方もお家での家事が忙しい方も時間を少しでも作って当日の為に準備を一つずつ着実にしていくことが必ず実を結びます。行き詰まってしまったら式場に都度相談を入れ、二人で助け合いながらが一番大事だということがアドバイスです。