和にこだわりたい新郎新婦にお勧め

披露宴会場について

三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎の別邸だそうです。門構えも大変立派で、建物も日本らしく、雰囲気がとても素敵でした。
和装をしたい方、和に拘った結婚式を行いたい方には大変お勧めです。

玄関で靴を脱ぐよう案内され、館内に入ると畳の良い香りと、お琴の演奏で非日常感を味わうことができます。
玄関を上がってすぐ目の前の中庭では、池で真っ赤な鯉が泳ぎ、差し込む光と木々の緑のコントラストがとても美しく、素晴らしかったです。写真映えすると思います。
前述の通り、靴を脱いで室内で過ごすため、女性は慣れないヒールの歩きづらさに悩むことはありません。とても楽でした。
また、子供連れの方も多くいましたが、室内のため床におもちゃを置いて遊んだり、ハイハイしたり、寝転がったりしても汚れることがなく、安心だと思います。
待合室は畳の座敷で、広い窓から見える築地の海を眺めながら、ゆっくりと過ごさせていただきました。梅昆布茶も美味しくいただきました。
披露宴会場も落ち着いた和の空間で、楽しいひと時を過ごさせていただきました。ゲスト入場の際には、入り口で金屏風の前に新郎新婦が立たれてお迎えしており、とても華やかでした。
会場にはプロジェクターやスクリーン、音響（スピーカー）などが設置されており、音楽、映像共に楽しむことができました。
お手洗いも綺麗でした。

料理について

お品書きが凝っており、料理長が筆で直筆で書いたお品書きの周りに、色とりどりに絵が描かれてある作品のようなものでした。原画は新郎新婦にプレゼントされていました。新郎新婦にとっても、記念に残るものになると思います。

お料理は、どのお料理も大変美味しくいただきました。新郎新婦の地元の食材を使ったお料理等もありました。
披露宴開始後に料理長の方が来られ、一つ一つお料理について説明してくださり、よりお料理を楽しめました。
御造りのお刺身や、お吸い物の御出汁も美味しかったです。
水炊きの鶏肉は柔らかく、玉ねぎも甘みがあって大変美味しかったです。
メインのお肉は霜降りで柔らかかったですが、個人的に脂が多く感じました。
シメには水炊きの御出汁を使った雑炊をいただき、体に染み渡りました。
デザートはゼリー、白玉、餡子をいただきました。
結婚式で、こんなに和に統一されたお料理をいただくのが初めてでしたが大変美味しかったです。
お料理の量は十分で、お腹一杯になりました。

ロケーション（立地、交通アクセス）について

東京駅から少し離れていますが、バスを利用して20分ほどで到着できました。他に交通機関として地下鉄もありますが、駅から距離がありヒールには辛そうだったのと、また11月で大変寒かったことも考え、バスを利用しました。
東京駅八重洲南口から出るとすぐ高速バス・路線バス乗り場があるので、そちらから都営バスに乗り、15分ほどで最寄りバス停（築地七丁目）に到着しました。最寄りバス停から会場までは3分かからないくらいで、高級感のある料亭がすぐに見えてきました。迷うことはありませんでした。

帰りは、タクシーを呼ぶと時間がかかってしまうとのことだったので、アドバイス通り近くの聖路加タワーまで行き、そちらのタクシー乗り場に来たタクシーに乗車し、東京駅に戻りました。

スタッフ・プランナーについて

どのスタッフの方も基本的に対応が丁寧で、気持ちよく過ごさせていただきました。
ただ、披露宴終了後、預け荷物を受け取る順番を何人ものゲストがずっと待っている中、何度もスタッフが目の前を右往左往しており、特に我々にお声が掛かることがなく、しばらく待たされました。いつになったら受け取れるのかと、しばらく立ち往生しました。
日も暮れて、場所も玄関付近ということもあり、薄着のドレスで冷たい外気にしばらく当たることになり辛かったです。ゲストが殺到したので仕方無かったとは思いますが、一言声を掛けていただけると有難かったです。

この式場のおすすめポイント

ケーキ入刀ならぬ米俵入刀がありました。シャッターチャンスになり良かったと思います。
お色直し入場の際には、サプライズで新婦お父様が新婦をエスコートし、先に待つ新郎に繋ぐ演出がありました。サプライズだったようでお父様は緊張なさっていましたが、新郎と新婦お父様で固い握手をされていたのが印象的でした。
プロフィールムービーや、エンドロールのメッセージムービー等も拝見しました。
余興もあり、楽しめました。

• 一軒家

その他

まさか靴を脱ぐとは知らず慌てましたが、これから参加されるゲストの方はストッキングのほつれ、足元のペディキュアの状態等も気にされると良いかと思います。

披露宴終了後、玄関に向かうと他の新郎新婦が中庭をバックに写真撮影している場面に鉢合わせしてしまいました。
今まで数々の結婚式に参加しましたが、他の新郎新婦と遭遇するようなことはありませんでした。
写真を撮る時間をずらすようなことはできなかったのか、不思議でなりません。