二人の愛や誓いを大切にして、家族への想いを伝えたい方にお勧め

【挙式会場】麻布セント・メアリー教会・・・挙式会場を選ぶ時、ただのセレモニーとして結婚式を挙げるのではなく私たち二人の愛や誓いというものを実感出来る教会を探していた。　そして、家族や友人への感謝の気持ちをどのような形で表したら良いものかと悩んでもいた。　会場見学前に様々な教会を検索したが、不動産物件とは違い立地や設備・価格だけで決められるものでもなく時間が過ぎるばかり。　そんな時に目にしたのが「愛と賛美あふれる教会式」という広告、そこにはイギリスを旅した時に訪れたロンドン郊外の教会そのままの礼拝堂が映っていた。　その礼拝堂を目にした瞬間、二人で築いてきた過去の記憶や、そこに立つ私たちの姿、母の涙、子供たちの笑顔、そんなイメージが鮮明となりひとつに繋がった。　
迷わず見学予約を入れ、その日の内に成約してしまったのだが、そもそも招待客は家族と友人に限り30名程、挙式費用は全て自己負担と想定していたので費用的に迷うことはなかった。　ちなみに、見積額は50万円程の挙式プランに二人のリクエストを加えた総額80万円足らず、披露宴は別会場が決まっていたので充分に納得の出来る提示額であった。　教会内の設備も利用者のプライベートを配慮した設計になっており、単立の教会といえどもゲストに不自由を与えるような部分は見当たらなかった。　私たちが最も不安視していたのがスタッフのホスピタリティであったのだが、案内係の方やすれ違う関係者さえも温かい笑顔で安心感を与えてくれた。　準備期間中の打ち合わせも計画的でスムーズであったし、何より妻への心遣いには感謝した。　ウエディングドレスのフィッティング時には妻の要望を良く理解してくれていた為に、あまり悩まず僅か3着の試着で決めてしまったことには驚いた。　　
挙式当日、あんなに嬉しそうな彼女の顔を見れたこと、一日中嬉しそうに笑っていた。　日頃から美しい女性だがプロのヘアメイクアーティストの手にかかると、こんなにも魅力が引き出されるんだなと感心した。　ブライズルームのドアを開ける時、久しぶりにドキドキしたことを昨日の事の様に憶えている。　
入場時、牧師先生に先導されて礼拝堂内を歩むのだが、そこは既に幸福感に満ちていた。　パイプオルガンの奏でる音色、聖歌隊の歌声、教会がひとつの楽器のように天井から様々な音が祝福と共に降ってくる。　
彼女がお母さんにエスコートされて、いや小さなお母さんの入学式のように（30年も前の古い写真を思い出してくすっと可笑しくなった）心もとなくバージンロードを歩いてくる。　遠くからでも涙が堪え切れない様子が伝わる。
そんなに多くはない友人から「おめでとう」と声が掛かる。　結婚式を挙げる前までは、二人の感謝の気持ちを皆に伝えられれば良いねと話し合っていたのだが、逆にこんなにも多くの方々が私たちを思っていてくれたんだなと感激した。　
聖壇に上がるとステンドグラスを通した光に包み込まれる感覚、牧師先生の言葉が心に届く、厳かで優しく丁寧な司式。　参列者の息を呑むような緊張感が背中越しに伝わってくる。　私たち二人が求めていたものはこれだったのか、伝統や格式、本物だけが伝えることの出来る無償の愛、生涯忘れることの無い貴重な時間と記憶。
挙式後、ミスター＆ミセスと紹介され檀上で振り返った瞬間、家族や友人たちの温かい視線に包まれてとても幸せだったな。　そしてこんな言葉を思い出した。　この春小学校に上がる女の子を連れたご夫婦が教会に訪れて「パパとママはここで結婚式をしたのよ」と、担当コーディネーターから聞いた話だが私たちもそうありたいと願った。
挙式会場選びには色々な条件があるだろうけど、決して妥協せず時間を掛けて探してみたら良いんじゃないかな。

• ガーデン
• 複数路線利用可
• 送迎サービスあり
• パイプオルガン
• チャペルの天井が高い
• ステンドグラス
• フラワーシャワーができる
• 挙式での生演奏
• 独立型チャペル
• チャペルに自然光が入る