伝統的な挙式・披露宴

挙式会場について

挙式は明治神宮の奉賽殿か明治記念館の儀式殿を選択できます。
私達は明治神宮の左殿で行いました。明治記念館の儀式殿は新しくモダンな雰囲気でおしゃれですが、私達は伝統的な雰囲気が好きだったので明治神宮の奉賽殿を選択しました。また、契約後に急遽日程変更をしたこともあり、左殿・右殿の選択肢はありませんでしたが、十分満足しています。
11月初旬の挙式で、挙式開始時間が16:00台だったため、参進の儀は通常通り、退下の儀は10月から期間限定で行われる夕刻の「灯り参進」を味わうことができました。両方経験できたのでお得な感じがしました。
また、後から調べて知りましたが、左殿・右殿には挙式開始時間によって自動的に振り分けられるのだとか。左殿で行った私達の場合ですが、ゲストは客殿で着付けし、ゲストの控室も客殿にあったため、着付けのあるゲストにとって移動の手間がないのは良かったと思います。（右殿の場合はゲストの着付けも神楽殿だそうです）

披露宴会場について（会場名：エミールの間）

「エミールの間」は「金鶏」と同じく、明治14年（1881年）に旧赤坂仮皇居の御会食所として建てられた、伝統を感じられる挙式会場でした。壁には金鶏が飛び交っており、全体的にクラシカルでシックな印象。和と洋がちょうどよくマッチした空間で、白無垢とウェディングドレスの両方が映えました。会場と庭園が直接繋がっており、入退場やお色直し後の再入場もこちらから行います。
会場のサイズ感としては、34名（新郎新婦含む）でちょうどいいと感じました。
この披露宴会場の雰囲気が明治記念館で挙式・披露宴を挙げる決め手となりました。ブライダルフェアにあまり乗り気ではなかった新郎も、この会場なら、という感想でした。また、参列したゲストからも「とても素敵な雰囲気で良かった」と大絶賛でした。

最初の見積りから値上りしたところ

当初の見積もりでは参列者30名で270万円でした。
引出物3,980円、引菓子1,296円とかなり低めで設定されていました。
他に低めで設定されているのは装花、スナップアルバムです。
追加したのは、料理をグレードアップ（＋3,300円）、装花、贈呈花束（16,500円×2）、乾杯時の升（黒748円、赤693円）、引出物をグレードアップ、動画（220,000円）。

最初の見積りから値下りしたところ

フェア当日契約特典として、衣装50%off、スナップアルバム55,000円off。
司会者はなしにして、私達自身で行いました（マイナス8万円）。
招待状は無料のweb招待状を利用しました（最初の見積もり：招待状451円、筆耕料275円）。
ペーパーアイテムは持ち込みにしました（最初の見積もり：席表715円、メニュー330円、席札220円）。
エンドロールはなしにして、持ち込み動画もなしにしました（エンドロール198,000円、プロジェクター使用料38,500円）。

料理について

料理はもちろん美味しいですが、他の披露宴会場と比較するとスタンダードなレベルと感じました。食にこだわりがある方の場合はやや不満を感じてしまうかもしれません。

ロケーション（立地、交通アクセス）について

明治神宮の客殿（ゲスト用控室）へは、原宿駅だと徒歩15分弱とアクセスはあまり良いとは言えません。徒歩が難しい方はタクシーでのアクセスになりますが、その場合は代々木口からしか入れません。代々木口の守衛さんに結婚式への参列と伝えると神楽殿（右殿用の控室・着付け室や新郎新婦の美容室がある）のすぐ近くまでタクシーで行くことができます。神楽殿から客殿までは、境内を通って徒歩2分前後です。
明治神宮での挙式から明治記念館での披露宴へは、新郎・新婦の参列者ごとにチャーターされたマイクロバス（25人乗り）が用意されます。新郎・新婦はロンドンタクシーという専用のレトロでかわいい車に乗って移動します。
明治神宮での挙式に自家用車で参列する場合は少し注意が必要です。駐車場から客殿・神楽殿までは徒歩で10分弱かかります。また、挙式後披露宴へ自家用車で移動する際、ゲストであれば問題ありませんが、親族の場合は明治記念館への移動後に写真撮影等があることがあり、万が一渋滞に巻き込まれると遅れてしまいます。そのため、プランナーさんからは明治記念館に自家用車を駐車し、明治神宮まではタクシーで移動することを推奨されました。

スタッフ・プランナーについて

契約時の担当者と実際のプランナーさんは別の方が担当されます。
契約時の担当者、プランナーさん、衣装室・美容室のスタッフの方々は非常に良い方達でした。

これから挙式・披露宴を挙げる新婦の方々にご注意いただきたいのは介添人です。一言で言うと、お節介気味の方が多いです。
youtubeで挙式動画をご覧いただくとわかると思うのですが、参進・退下の際に介添人の方が忙しなくお世話をされており、それが好みの新郎新婦もいるかもしれませんが、個人的には主張が強すぎると感じました。事前にプランナーさんにもお願いし、当日にも再三念押ししてどうにか了承できる範囲内ではありましたが…

この式場のおすすめポイント

やはり挙式・披露宴ともに会場の雰囲気は圧倒的に好みでした。

• 友人の参列可
• 挙式会場の伝統
• 参進ができる
• 巫女の舞
• 雅楽

この式場で素敵な結婚式を挙げるためのアドバイス

準備は大変でしたが、会場自体の雰囲気が非常に良いので、diy等こだわりすぎず手を抜けるところは抜いて頑張りすぎないのも大事かと思います。