高名な雅叙園で素晴らしい体験を

挙式会場について

雅叙園には神前式、教会式、人前式と3種類ありますが、私は神前式に参列しました。神前式に参列するのは初めてでワクワクしていたのですが、式場の部屋に入ったとき、部屋の美しさに驚きました。雅叙園のロビーや他のフロア同様の格式高い雰囲気で、控室がシンプルだった分さらに感激しました。黒を基調にした装飾で、新婦の着物（友人は赤の着物でした）がとても映えていました。入室後は腰かけやすい長椅子にすぐに座ることができたので安心しました。神前式なので指輪交換はないと思っていたのですが、予想外にあり、見ることができて嬉しかったです。お神酒が回ってきたり、巫女舞を近くで見ることできたりと、非日常の雰囲気を味わうことができました。

披露宴会場について

天井が高く広々とした会場で、壁に大きなスクリーンが掛けられていました。何が上映されるのだろうと期待していたところ、新郎新婦のプロフィールビデオが始まりました。スクリーンからは遠いテーブルだったのですが、十分見えました。ビデオのおかげで新郎新婦のお色直しの時間を楽しく待つことができました。新郎新婦の高砂は広かったです。おかげでスペースに余裕を持って新郎新婦・友人グループで写真を撮ることができました。挙式は神前式でしたが、披露宴会場は対照的に洋風でした。シャンデリアがあり、テーブルの花は白を基調とされていました。挙式と披露宴で全く違う雰囲気を味わうことができて楽しかったです。遠方でしたが参加して本当によかったと思いました。

料理について

和洋折衷料理でした。前菜のお皿には白い陶器の箱が載っており、開けると宝石のように美しいオードブル数種が入っていました。食べる前に何枚も写真を撮るほど華やかで、メニュー表と見比べながら友人と「この食材は何か」とワイワイはしゃぎました。「とても美味しいから、料理も楽しみにしておいて」と新婦から言われていたのですが、その通りとても美味しかったです。個人的には、海老が使われていた料理がとても好きでした。どのお皿も少しずつ、豊富な種類の食材が使われていて色とりどりのコースでした。スタッフの方のサービスも笑顔で気持ちよかったです。お皿やコップの置き方が丁寧でした。雅叙園が料亭から始まった歴史的な式場とは知っていたのですが、豪華絢爛な施設に全く引けをとらないお料理で、結婚式と高級料亭の二つを体験することができました。

ロケーション（立地、交通アクセス）について

九州から参加したので前泊が必要でした。航空会社の航空券とホテル代がセットになったプランを利用しました。ホテルは目黒の隣駅の五反田にあったので、朝は余裕を持って行くことができました。新幹線で来る方は品川が近いです。目黒駅で降りるのは初めてで土地勘はなかったのですが、改札を出てすぐの駅の案内に雅叙園の方向が書いてあったので、最初の一歩は迷わずにすみました。招待状の地図を頼りに歩いたのですが、しばしば道路の隅に雅叙園の案内が出ていました。もっとも、当日は雅叙園で華道の有名な展覧会が開催されていたので雅叙園の目指している人の流れがあり、それに乗ることができました。少し大変だったのは、途中坂道があったことです。スーツケースを持っていたので歩くのに慎重になりました。帰りはタイミングよく雅叙園→目黒駅の直行バスに乗ることができました。結婚式以外のイベントで来られていた方も多く、バスは何台か出ていました。遠方からの移動で疲れていたので、直行バスが出ていてよかったです。

この式場のおすすめポイント

お化粧室がとても印象に残っています。とても豪華な化粧室がある、と以前テレビで聞いたことはあったのですが、入ってみてとても驚きました。室内は黒塗りで、随所に日本画が描いてあり、螺鈿細工も使われています。そして室内なのに小さい川が流れており、掛かっている橋を渡ることができます。一般的なホテルや結婚式場にはまずないと思いますが、私は楽しかったです。参列者用の更衣室もよかったです。帰りの移動が長いので、パーティドレスから普段着に着替える必要がありました。利用した部屋は広く、スーツケースを開けても余裕を持って着替えることができました。和装を着替えている方が多かったです。また雅叙園の施設全体で飽きることはなかったです。絵画、水路、庭園と観る場所が豊富なので、美術や歴史に関心がある自分にはとても魅力的な施設でした。

• 化粧室充実
• ロビー・アトリウム
• 複数路線利用可
• 送迎サービスあり
• 駐車場あり
• 挙式会場の伝統
• 友人の参列可
• 宴会場の天井が高い