神前挙式は文句無し。和婚の代表格だが進行その他は要改善。

挙式会場について

【神前式】
祭主（本殿で待機。祝詞奏上等。私の時は神社のナンバーツーの権宮司さんでした。）
副祭主（本殿で待機。祭式補佐）
女性神主（行列の先導。祭式補佐）
巫女2名（本殿で待機。）
伶人3名（行列の先導。笙、竜笛、篳篥）
伶人3名（本殿に待機。琵琶・楽箏・楽太鼓か鞨鼓だったと思います）
舞姫2名（行列の先導。浦安舞を踊ってくれる）
露払い2名（行列の先導。錫杖を打ち鳴らして行列を導く）
傘持ち1名（大きな番傘を差し向けてくれます。味のあるおじいちゃんでした）

と、大國魂神社で神前結婚式を行うと、総勢16名でサポートしてくれます。

挙式は控室を出た瞬間から流れが決まっており、立ち止まるヒマも無いほど密にスケジュールが組まれています。
作法のレクチャーはしっかりしており、あとは介添えさんに身を委ねる形です。
練り歩く距離は結婚式会場入り口から本殿までの150メートルくらいだと思いますが、とても絵になる構図でおすすめです。

一部の職場の方々や古い友人には「参道に冷やかしにきて」とお願いしていましたが、実際に参道で手を振ってくれているのを見ると感無量でした。

式のあとは新郎新婦と両親だけのショット撮影になるのですが、個人的には参道にいる友達や挙式したみなさんと全体で撮影したかったです。
特にカメラマンさんへの希望などは聞かれませんでしたが、念押ししておくべきでした。

披露宴会場について（会場名：榊の間）

こちらの式場でのおすすめは
白無垢や打掛で本格的な神前挙式を挙げ、
2階の洋風「榊の間」か、1階の和風建築箱庭付きの「鶴の間」での披露宴だと思います。

私は洋風の榊の間でしたが、純和風の鶴の間でも良かったと思っています。
ただ、鶴の間ではあまりボリュームのあるドレスはおすすめしません。
白無垢で挙式、打掛で披露宴、お色直しでシンプルなドレスというパターンが多い式場ではないかと思います。
どちらもマックス60人は収容可で、鶴の間は少人数でも絵になると思います。
さらに80人くらいは入ると思われる会場もありますが、会場としての個性は特に無かったです。

最初の見積りから値上りしたところ

【装花・テーブルコーディネート】高砂・ゲストテーブル・受付
装花は、フローリスト兼テーブルコーディネーターさんと打ち合わせる段階になって
「高い！」（パック内では高砂の真ん中にちょこっとだけになる）

最低限これくらいは・・・と増やしていきましたが、リサーチしてみると他の式場さんよりは安かったです。少なくとも平均かそれ以下の価格だと思います。パック料金に合計62,000円追加することになりましたが、ゲストテーブルもちょうどよいボリュームになり、高砂にいたってはほぼテーブルの端から端まで盛り盛りになっていて、会場が見渡しにくいほどでした。（依頼では高砂の6割程度でお願いした）

最近友人が利用した結婚式場は、装花が16万、28万（このあたりが無難な量）、50万とケタ違いだったので、花に関しては良かったと思います。和室の披露宴会場も見たことがありますが、シックで素敵な装花でした。
花の指定などせずにおまかせにしたこと、可能な限りボリュームを出して欲しいとお願いしたのが良かったのかもしれません。
ブーケも希望の雰囲気をお伝えしたら「2万円で大丈夫だと思います。」とのことでした。
提携先としては最安値くらいだと思います。

最初の見積りから値下りしたところ

引き出物は遠方の方が多かったのでので送付タイプのものを外注しました。
大國魂神社さん自身も提携先に送付タイプの扱いがあるようでしたが、送料がかかるとのことなのでお断りしました。

また、式服以外は持ち込みでしたが持ち込み料金は無料にしてもらえました。

琴や太鼓の演奏はプロに頼むと10万単位だったので自分で演奏しました。
楽器も持ち込みにも協力的で、譜面台なども用意いただけました。

料理について

【ドリンク】
ドリンク飲み放題（ウェルカムドリンク、乾杯酒を含む）
→ウェルカムドリンクと乾杯のシャンパンは別料金の会場が多いので良心的だと思います。
デフォルトでノンアルコールのカクテルも2，3種類あるのもありがたいです。
ちなみにアマゾンでソフトドリンク（100％果汁）を持ち込みましたが、特に問題なく振舞っていただけました。

【料理】
基本コースはデザートまで入れて7品で、我々は3000円くらいはアップグレードしたと思います。（生ケーキも入れると全体で4200円くらい）
逆にいうと、一人15000円の基本コースに3000～5000円足せばまず大丈夫です。
ローストビーフや伊勢エビといった派手なものに手を出すと1万円越えますが、どこの式場も同じかなと思います。
ただ、平均ランクものは試食には出ず、ランクの高いものしか食べられません。

※平成30年の4月以降、大幅な料理の値上げがあり、少しでも凝った料理にするとかなり予算オーバーします。
和食の基本コースで無難にまとめるか、グレードアップではなく、いっそのこと何か追加注文するか、最初か最後のメニューだけを豪華にするなど工夫が必要です。
我々はお昼時の披露宴ということで、一番最初の祝い膳にお寿司を追加する形にしました。
30代男性がかなり満腹だったので、これくらいが目安だと思います。

そもそも和婚を売りにしているので、和食をメインに考えたほうが経済的かもしれません。
私は和食で始まり、洋食にもっていき、最後はお茶漬けで〆ました。

【ケーキ】
だるまを象ったホール型ケーキは来客一人あたり1200円で発注できました。
出来上がりのクオリティもかなり高く、赤い部分のイチゴもぎっしりしていました。
ただ、こちらの生ケーキをお願いするなら、コース料理の最後のスイーツは節約しようと思えばできたかもしれません。（実際コースを削れるかは謎ですが）

ロケーション（立地、交通アクセス）について

新宿駅から直通で30分。
jrで武蔵小杉方面からの友人もいて、みなとみらいや東京のりんかいエリアでの式場へのアクセスとあまり変わらないと思います。

スタッフ・プランナーについて

23区外なので、都内平均よりはリーズナブルだと思いますが、和婚人気と相まって、全体のグレードを上げ始めている印象です。

プランナーさんは打ち合わせルームを見た限りは女性が多かったですが、我々はたままた副支配人が担当、のちに副支配人さんの案件が膨らんだため、総支配人がじきじきに担当してくれました。

どちらも「これは必須です」といった提案はなく、こちらの要望を可能な限りきいてくれるスタンスでした。
逆に自分たちの方針が決まっていなければ、ちゃきちゃき進めてくれるスタッフさんが良いかもしれませんが、メールへの返信も早く問題ありませんでした。

打ち合わせルームのスタッフさんがたも落ち着いた雰囲気の人が多かったです。

この式場のおすすめポイント

【ヘアメイク】
若い女性スタイリストさんでしたが、全く問題ありませんでした。
念のためメイクリハーサルをお願いして、和風と洋風、それぞれ1万円ずつかかりましたが、たぶん相場だと思います。
本番もきちんと再現出来ていて、和服のときはほんのり頬が上気したようなチーク使いで、ドレスの時は少しシャイニーに仕上げてくれていました。

【受付】
受付はお願いしておけば緋毛氈や番傘など特に追加料金無くセットしてくれていました。
ウェルカムボード的なものもあるに越したことは無いと思いますが、全く無くても雰囲気は出ていると思います。ウェルカムベアやボードの用意をしたくない、興味がない場合はいっそ受付に装花プラスするだけでも十分かもしれません。

• 駅から徒歩5分以内
• 複数路線利用可
• 駐車場あり
• 雅楽
• 巫女の舞
• 参進ができる
• 挙式会場の伝統
• 宴会場から緑が見える
• パックプランあり
• 持ち込み可

この式場で素敵な結婚式を挙げるためのアドバイス

主人の地元で、私は神社挙式希望だったので特に悩まずに決まりました。
郊外で見積もりも良心的に感じました。

料理と装花以外はほぼアップグレードの必要も無かったので、当初の見積もりからプラスマイナスでほぼ見積もり通りになりました。
ただ、提携している余興（餅つき、獅子舞等）はいずれもけっこうお高めな印象だったので工夫が必要かと思います。（例：餅つきではなく餅を配る、お金のかかる余興の数はひとつだけにするなど）

また、正式な謝罪があったため内容は伏せますが、こちらの式場は進行および司会が「定型に沿った内容でないと崩れやすい」と感じました。
乾杯→鏡開き→祝辞→余興→お色直し→ケーキカット→テーブルラウンド→感謝の手紙
といった「お決まり」に慣れすぎているというか、甘んじすぎていると感じました。
我々の式は前日に確認したにも関わらず「総崩れ」と言うほどの酷い進行と司会になってしまいました。

「誰一人として同じ式の内容は無いとスタッフ一同、勉強しなおします」と反省の言葉もあったので、今後に活かしてくれると信じて投稿しますが、スタッフさんへの点数は★1つにならざるを得ませんでした。

費用明細

54名2,152,929円税込

（1名あたり39,869円）

（特別割引 -272,400円）

※各項目ごとの金額は、投稿いただいた費用明細画像から算出をしているため、グラフ表示はあくまで参考としてご利用ください。詳しい内訳は費用明細画像にてご確認ください。

※現在とは異なる場合がございますので、最新の状況は各式場にご確認ください。なお、費用明細の内容を式場との価格交渉などに利用することはご遠慮ください。