心に残る演出

まずわたしは、結婚式は列席して下さる方々へのお披露目として考えていました。普段会えない親戚はもちろん、来て頂く友人、そして両親です。後は、もちろん、一生に一度、自分が主役になれる場所ですから、後悔のない様にいろいろしたい事をプランナーさんに伝えました。

挙式前に一度練習させて頂き、本番がすぐに始まります。チャペルでは写真撮影は禁止だったので、練習の際に、誰でもその風景を見てもらえ、その時に撮影してもらいました。もちろん式場のカメラマンさんは本番でも撮って下さいます。

裏出口から続く階段前にはこれぞ結婚式の醍醐味ではないだろうかと思えるカリヨンがあります。残念ながら雨の日は使用できないようですが、晴れの日は、挙式後にカリヨンで鐘をカランカランと鳴らした後、階段を上がりってゆき、みんなからのフラワーシャワーをもらいブーケトスです。緑が多く、春過ぎ～初夏には新緑がとても綺麗で、ドレスも映えます。

その後、披露宴ですが、新郎新婦が入場する前に、オプションでオープニングDVDを流してもらえます。これはオプションなんですが、私はとてもルパン三世の不二子ちゃんが好きで、それっぽい事をしたかったんです。それをビデオ担当の人に伝えて頂き、内容も担当の人と私とで色々考えて、衣装も持参で、わたしはキャットスーツ、主人はルパンのコスチュームで、式場内をたくさん使った演出を撮影して頂きました。主人のクオリティの低さが大きいですが、列席者の方々はみんな大爆笑☆父が6人姉弟の5人目で、年齢の高い親戚が多かったのですが、みんな笑って下さっていたようです。

ここからが私の考えたイベントの最大だったのですが、私は4歳で母を亡くしております。それで、父の横に母の席を作り、当日まで内緒にしておきました。たまたま父方の伯父が当日病気で欠席になってしまった為、父は兄の席だと思ってくれていたのでよかったのですが、白ドレスの退場の際に、着物が好きだった母の着物と帯を、その用意した母の席に掛けました。父と母の結婚指輪も置き、私の親戚、そして友人、また、主人の友人まで号泣してくれました。新郎新婦別々の退場にしており、自分では全て持てませんので、従妹にのみ話して、着物と指輪の箱を持ってもらって手も引いてもらいました。当日に持ちを持って行くのは大変なので、郵送で送っておきましたが、その中身確認の際に、担当だったプランナーさんが泣きそうになって下さっていました。

亡くなった人の席を作っておくと、本人が来ていたかの様に、席が少し傾いたり、フルーツが落ちたりする事がると言われていますね☆心霊現象!?と普段は怖いかもしれませんが、大切な人がはるばる見に来てくれたんだと思うと、とても嬉しい事だと思います！

白→和→カラーでの入場でしたので、余興は少なくなり、披露宴会場に滞在する時間が短くなってしまったのですが、白の次に続いて和で登場の際、傘を使いました。当日担当のドアマンの方が、突然アイディアを出して下さいました。傘を前に付き出し、顔を隠した状態で入場、紹介があった時に傘を上げる。これで、おぉお、と少し驚いてもらえました。

色打ち掛けを着ましたが、主人の女性の友人が振りそでを着ているのを見ていた為、私は主人より年上ですし、見劣りするのかなぁ…と呟いた時、衣装を着せてくれる方達が、『そんなわけないじゃない！』と、言ってくれました。とっても嬉しかったです。

退場の時、一度一番後ろへ止まり、新郎新婦、そしてお互いの両親も集まり、記念撮影タイムを設けてくれました。和の退場後、フォトムービーを流して頂き、本当だったら0歳からの始まりになるのでしょうけど、どうしても父と母のみの写真を入れてたかったので、-1歳として、父と母のデート写真を入れて頂きました！

カラーでの入場は、火を付けていくものではなく、ルミファンタジアという、水を入れて変色するキューブの演出を選びました。会場内を暗くしていると、とても綺麗です。真っ暗だと足元が危ない為だと思いますが、次の席に行く時は、会場内の電気は付けてくれていました。最後にメインの高砂は、けっこうたくさんの水量が必要で、ちょっと時間が長く感じちゃいました(；^ω^）

最後に新婦からの手紙はお約束ですね。緊張と嬉しさと寂しさのあまりやはり泣いてしまいました。その後新郎父の挨拶、そして新郎の挨拶ですが、両親達がいる場所へ移動する際、『がんばりましたね！』と声を掛けて下さって、これにもホッとしました。

少し前後しますが、ウチの場合は親戚が多いのと、私の問題(笑)で、挙式代の半分以上を父に出してもらいました。普通は新郎父が最後に挨拶するだけですが、父は娘を嫁に出す上に、お金までたくさん出してもらったのに、何もない！と思い、余興の一つに、父の祝辞をもらいました！最後の日なんですから、父にも何かして欲しかったのです。もちろん、これは司会の人と内密に決めました！

退場後はバンケット前で列席者にプチギフトを送り、全ての列席者が居なくなった後、新郎新婦専用のエレベーターで降りました。この後も私の希望だったのですが、最後に長～いリムジンに乗って、新郎新婦が会場から去って行く…と言う事が出来ました。これもオプションですが、それまでの少しの時間、自由時間がありましたので、みんなと写真を撮り、お話が出来ました。時間が来ると呼んでくれるので、そこでリムジンへ乗車。リムジンは天井が窓が開くようになっていて、そこから新郎新婦が顔を出して、みんなに手を振って、出発します。出発後は、式場と提携しているホテルへ行き、そのホテルの一室で、衣装を脱ぎ着替えました。もちろん衣装係の方がいらっしゃいますし、少しゆっくり出来ました☆

どんな式にしたかの説明みたいになってしまいましたけれど…
専門の会場だけあって、何にしても自信がある感じです！プランナーさんも本当にプロですし、言いたい事を全て聞いてもらえ、一緒に考えてくれます。

カメラマンさん、ブーケ係さん、アルバム係さん、そしてDVD撮影さん、みんなとそれぞれ話し合いができ、きちんと伝わります。チャペル裏にあるカリヨンが使えない雨の日は、大きな吹き抜け階段をブーケトスに使用させてもらえるようです。

最初にやりたい事を全て入れて、金額オーバーになった部分は、説明はなかったですが、後で自分達で削除する部分を考えていくらでも変更が出来るので大丈夫でした。

食事は、安いプランに単品で付け加えることが出来ますので、量的には満足してもらえますが、確かレトルトの物も使用すると聞いたので、味は普通だと思いますが、オプションで付けた、鯛のぶぶ漬けがすごくおいしかったと色んな人に聞きました。私達は使用しませんでしたが、私達が披露宴を行ったバンケットはブラックライトがあるそうです。

いろいろ主人と悩む事やケンカしたりする事もありましたが、プランナーさんとお話すれば、すぐに解決したりする事もありました。下見の時の担当者さんがそうですが、とても熱心に色々なアイディアを出してくれる方もいれば、プランナーさんのように話をじっくり聞いてくれる方もいて、イメージが作りやすいです。

前撮り写真は、式の1ヶ月前に撮影します。これは当日撮影だととても大変だからです。1ヶ月前なのは、体型もほぼ変わらないと言う事です。撮影は朝から夕方までかかります！この日にDVD撮影もしてしまいますので、朝から晩までかかりました。

普段は送迎バスで駅までなのですが、仮に送迎バスが終了した時間の場合は、最寄駅までのタクシーチケットを下さいます。他で不必要なお金を使わせないところはいいなぁと思いました。

全てを総合して、私は本当にこの式場に決めてよかったと思っています。不必要なところは削りましたが、何度も書いたように、一生に一度なのですから、後悔のない物を自分の考えている物にほぼ同じ物を演出してもらえる式場は、ここでないと出来なかっただろうと思います！

• ロビー・アトリウム
• 新幹線停車駅が最寄駅
• 送迎サービスあり
• フラワーシャワーができる
• 外国人牧師
• ブーケトスができる
• カリヨン
• チャペルに自然光が入る
• チャペルから緑が見える
• ロケーション撮影