妥協なしでも楽チンに叶えたい少人数婚。@老舗中華・東天紅

挙式会場について

地上7階天空の半円形チャペルに、自然光が差します。「新婦を引き立ててくれる」という新郎の意見で、こちらの会場に申込みを決めました。
まず特筆すべきは、円形の挙式会場。シューボックス型ではなく、円形だからこそ、親族の一体感や温かい親交を表すのにぴったり、と足を踏み入れた瞬間に思いました。まるで母の胎内のような、包み込まれる感じ。
次にユニークな設備は、ガラス壁のルーキスロード。バージンロードの前に、ゲストのガラス越しに、半円形のルーキスロードを歩きます。正面、横、後ろと角度を変えつつ、ゆっくりとドレス姿をゲストに見てもらったり、歩きながら親に感謝を伝えるプライベートな時間をとれたりと、新婦のニーズにマッチ。一方、短めのバージンロードは、挙式を気恥ずかしがっている新郎の要求にマッチ。
そして、天空のロケーションと自然光。暗く厳かな進行が一転し、クライマックスでカーテンオープンして、自然光を入れます。明るい光に包まれ祝福される演出で、予期せず光を浴びて、気持ち良かったです。桜、紅葉なく曇りのコンディションでの見学でしたが、眼下の上野公園の不忍池（しのばずのいけ）、式台の正面のスカイツリーと、ハッとさせられる眺めでした。
あとは、普段の声量で十分響く、まるでコンサートホールのような良い反響の設備により、普段より明るいクリアな声に聞こえます。
さらに、ストーリーや意味がある点はかなり気に入りました。人前式ですが、次第や所作に、ストーリーや意味を込めているそうです。家族の結びつきや感謝を挙式で表現出来ることを知ったことで、ルーキスで挙式する意義を感じました。
最後に課題点としては、推奨人数よりも少ないため、寂しくならないか確認します。

披露宴会場について

少人数婚は、ルナホール(月)かソルルーム(太陽)の2択です。対照的な雰囲気の部屋で迷いましたが、非日常性やエンターテイメント性が気に入り、ルナにしました。
まずは、天空チャペルからのギャップ。自然光の天空チャペルから一転、窓の無い部屋で、壁面は鏡のシックな趣です。シャンデリアと卓上のキャンドルで明かりをとります。7階のチャペルから、たった1つ下の6階に下りるだけの移動なのに、ガラリと雰囲気が変わって面白い刺激だと思いました。
次に、マザーシップテーブル。20人で1つの大きな円卓に座れます。親戚一同で円卓を囲む機会って、ないですよね。少人数婚だからこそ出来る心遣いだと思います。上座下座を気にしすぎる必要もなく、席次を考えるのが楽です。頭上の吊り花が、大胆かつ大人で、華やかなアクセントです。
そして、設備を利用したサプライズ。披露宴会場とウェイティングルームを仕切る大きなカーテンを使い、サプライズが出来るとか。隠し通路もあるそうで、まるで劇場のように遊べる面白い会場です。
さらに、新郎の見せ場もつくれます。気恥ずかしがっていた新郎が、突如興味を示したバーカウンター。親戚をイメージしたオリジナルカクテルを作るカクテルパフォーマンスをするそうです。
最後に、大会場と動線が重複しない。大会場は階数が違い、混線しません。
なお、課題点は、推奨人数よりも少ないため、寂しくならないか。初めて会う親族同士で、披露宴の間がもつか。今後相談していきます。

コストについて

けして安くはありませんが、高過ぎることもないと思います。費用明細や料金形態は分かりやすい方だと感じます。見積り段階ですので。

料理について

上野で50年以上続く、老舗の中華屋「東天紅」が母体です。親世代には、ルーキスブランドよりも東天紅の方が通じるので、東天紅で通してます。
さて、試食ですが、婚礼向けに華やかにアレンジされていて、中華の新しい一面に驚きました。高級出汁のシャンタンが良い香り。味もさながら、器、盛付け、彩りも凝っています。
それに、杏仁豆腐の器を、保管スペースをくう足付きのグラスでわざわざ冷やしているなんて...贅沢ですね。烏龍茶が茶葉を煮出し、臭みのないスッキリした味わいで、水筒に入れて持って帰りたいくらいでした。
今回、フレンチやイタリアンは、既に親戚が結婚式で利用していたため、重複しない辺りで和食か中華で検討していたため、東天紅は私たちの希望に添いました。

ロケーション（立地、交通アクセス）について

最寄りは千代田線湯島駅徒歩3分です。地上9階建ての新しい建物で、東天紅ルーキスの文字が見えます。建て替え前の、朱色に東天紅と書いてあった時代のイメージが未だに抜けません(笑)
都営バスも近いです。上野駅からは徒歩10分。
建物の目の前は、上野公園の不忍池が広がります。打合せのたび、ハスの葉が変化していく様子を、新郎と楽しんでいます。
さて、上野公園は、上野動物園、美術館・博物館、バレエやオペラの東京文化会館、東京藝術大学など挙げればキリのない程、文化に溢れたエリアです。
一方で、上野の駅前に行くと、戦後闇市から発展したアメ横、ガード下の飲み屋、御徒町の問屋などの猥雑さも残っています。
また、足を延ばして湯島方面は、湯島天神、東京大学、旧岩崎邸庭園など学校教育発祥の地として有名です。
一方、浅草方面は、浅草寺、仲見世、東京江戸博物館などの江戸文化を楽しめ、隅田川を越えれば東京スカイツリーがあります。
ちなみに、湯島天神や牛嶋神社が近く、和婚プランの用意があるので、検討の幅が広いと感じます。

スタッフ・プランナーについて

初めて見学した会場でしたが、一から説明して頂き、漠然としていた不安が和らぎました。
新郎が結婚式を気恥ずかしがり、新婦から説明されるのを嫌がっていたので、プランナーに間に入ってもらう事で、スムーズに話が進みました。
また、親の要望と、自分たちのやりたい事との調整に困っていましたが、丁寧に聞き取って頂けた事で、やるべき事が整理でき、気持ちが楽になりました。
そして、見学会では、ネットにはない具体的な説明を聞くことができました。また、実際の会場設営を見ることができ、本番のイメージがわきやすかったです。こちらにお願いしたいと思う、良い見学会でした。

この式場のおすすめポイント

好みの会場は他にもありましたが、総合的に、こちらの会場にお願いしたいと思いました。
何よりプランナー様の説明が分かりやすく、結婚式に対する前向きなイメージを、新郎に持たせてくれた事が大きいです。
なお、化粧室に生花が飾ってあるのは、見学した中ではこちらの会場が唯一で、細やかな気配りを感じました。どの階も化粧室が綺麗で気持ち良いです。総じて、3年前に建て替えて綺麗な施設で、バリアフリーで使いやすいです。
また、打合せ場所、貸衣装、写真室等必要な施設が揃っていて、手配する手間が省け準備が楽で良いです。

• 化粧室充実
• バリアフリー
• 駅から徒歩5分以内
• 複数路線利用可
• チャペルに自然光が入る
• チャペルから緑が見える
• 宴会場の天井が高い
• １ヶ月前申込み可
• 二次会利用可
• 提携チャペル・神社あり

この式場で素敵な結婚式を挙げるためのアドバイス

少人数婚の会場候補によいと思います。少人数婚は情報が少なく、式場探しに苦労しました。設備やサービスが他と少し変わっているので、見学に行くと発見があると思います。

その他

上野を知っている方にとっては、昔話に花が咲くのではないでしょうか。上野が初めての方も、観光名所が多く楽しめる街だと思います。遠方の方も、上野駅は新幹線も停まりますし、都心へも好アクセスです。