一流のおもてなし

挙式会場について

私たちは神前式で行いました。夫は紋付袴、私は白無垢綿帽子でのぞみました。神殿はとても厳かな雰囲気で、まさに神の領域。巫女さんも神に仕えている者として、厳粛に儀式のお手伝いをしてくれました。八芳園の神前式会場にある太鼓橋、こちらを新婦は実母に手を引かれて神前まで歩くのですが、初めこそ、母に手を取ってもらうのが恥ずかしく思いましたが、すぐに慣れました。こういう機会でも無ければ、しませんしね。太鼓橋を挟んで、両家参列者の席があり、入退場の時はすっごい見られてるわー！！と緊張しましたが、皆の視線が心地よくさえありました。神前式では、両家の契りを交わすという意味の決め酒（お神酒）を、新郎新婦、両家両親のみならず、親族全員に振る舞われます（友人も参列可ですが、お神酒は振る舞われません）。姪に中学生の子がいるのですが、式後、初めてお酒飲んだ〜！！と、ちょっと口をつけただけなのに喜んでいたのが印象に残っています。式中に、八芳園が用意した誓約書をふたりで揃って読むのですが、これは緊張しましたが、間違うことなく読めてホッとしました。　挙式自体はあっというまでしたが、ひとつひとつの儀式が厳かだったので、結婚の儀式をこれで終えられたな！と強く感じました。
　そして、わたしが八芳園に決めた1番の理由。見事な日本庭園の石階段を、夫を先導に、母に手を引かれて降りてくる花嫁御寮というセレモニーを是が非でもやりたかったのです。私と母の後ろには朱傘を掲げたスタッフの方が続き、両家父、新郎母と並び降りてきます。青々として木々に朱傘がとても綺麗に映えて、それはもう私の憧れでした。そもそも、このセレモニーは昔の日本で行われていた花嫁行列を模したものだそうで、八芳園のホームページで詳しく説明されてあるので、興味のある方は是非見てください。このセレモニーは八芳園のロケーション無くしては出来ないものなのですし、写真に納められたときの美しさといったら、自分じゃないようです。花嫁御寮が出来ただけでも大大大満足です。

披露宴会場について（会場名：リンデン）

披露宴会場は、5階のリンデンという最大58名（新郎新婦含む）収容可能のお部屋でした。新郎招待者の方の壁が一面ガラス張りで、庭園が良く見えるステキなお部屋でした。日中の式だと、自然の光が差し込み、とても明るく、宴中の写真撮影も綺麗にできたと思います。

コストについて

＜こだわったところ＞
・スナップ写真→八芳園は提携先が3社ありました。プランによって数字は変わってきますが、A,B社は1日のカット数（シャッターを押せる回数）とデータの量に上限がありました。C社はカット数の上限は無く、撮影した全データを貰えます。カット数に上限があると、シャッターを押すタイミングを計りすぎてしまい、自然な表情や、奇跡の一枚が無くなってしまうような気がしたのと、打ち合わせで各社のアルバムを見比べて検討した結果、C社にしました。料金は各社とも似たようなプランばかりでしたが、3社もあるので、比較していくうちにワケがわからなくなるので、落ち着いて、ゆっくりと整理していくのが時間がかかり大変でした。
・ウェディングケーキ→これは初回打ち合わせでは予算に入れて無かった項目だったので、何回目かのお料理の打ち合わせで、ウェディングケーキの費用を提示された時に、即決で諦めました。しかし、その後、父親と夫からの説得もあり、ウェディングケーキ入刀をすることにしました。ケーキの大きさを決めるのには本当に悩みました。これまで自分が参列した披露宴を思い出し、写真を引っ張りだし、出した結論・・・ケーキは3段にする！！コレでした。だけど、1番安いやつ。なんせ、八芳園のウェディングケーキは食べられないんです（衛生上）。デコレーションとして、イチゴやフルーツも用意されますが、私たちは全体的にもお金を掛けられなかったので、お花でのデコレーションにしました（お花が一番ローコスト）。お花でのデコレーションでも、使う花の量によってグレードがありますが、一番少ないものでも充分、絵になりました。白いケーキに装飾の花の色が綺麗に映えていたのと、シンプルで大人っぽい雰囲気になったのと、頑張って3段にしたから、問題無しです！　少し頑張れば3段でも行けるかもという方は、断然3段をオススメします。なぜなら、ケーキにナイフを入れ、下までナイフを降ろす時間、ほんの数秒ですが、1段と3段とでは確実に時間も、降ろす力の入れ具合も違ってきます。ケーキカットの瞬間の写真が私たちは1番良い顔をしてました。

＜節約したところ＞
・ペーパーアイテム→全て手作りしました。本当に大変だったけど、席次表を、席次表とふたりのプロフィールと簡単な挨拶を一緒にした、ちょっとした本のように作ったので、自己満足ですが、とっても満足です。外注したら、えらいお金かかったと思います。
・プロフィールDVDとゲストロール→これも自分で制作しました。iMovieで作ったのですが、ギリギリまで時間がかかりました。何度、後悔したことか・・・。でも、外注だと、写真の枚数や文字の制限があったり、そもそも写真が小さくて見えないということもあったので、自分で作って、みんなにちゃんと見てもらって、拍手までして貰えて、大満足です。苦労した甲斐がいちばんありました。
・新婦のエステ→某ウェディング情報サイトで、探しに探して、値段と技術に見合ったところを探しました。値段重視で選びました。いちばん低価格なサロンだと思いますが、施術はしっかりしてもらえました。
・ブーケ→八芳園提携のお花屋さんにオーダーしたかったのですが、予算的に厳しくて、諦めました。それに、近所で素敵なお花屋さんがあったので、そちらに頼んでみたいな〜という思いも実はあったので、外注しました。当日の配達も問題なく。もちろんお花も問題なく使用できました。

料理について

お料理も、招待者全員が絶賛していました。八芳園は和洋折衷がメインですが、わたしたちは和食にしました。というのも、八芳園はもともと日本料亭だったそうで、和食に関しては極めているとのこと。もうすぐ廃止されてしまうコースとのことで、即決でした。遠方から出席してくれた親族の中に、東京での披露宴に出席したことが昔あったけど、その式はお料理が少ししか出ず、全然満たされなかったけど、今日はお腹いっぱいになったよ！との言葉もあり、良かったと一安心です。（八芳園はお料理にも力を入れているので、あまり心配はしてませんでしたけど。。。）

ロケーション（立地、交通アクセス）について

最寄り駅からも近く、品川駅からのシャトルバスもあるので、アクセスは良いと思います。
ただ、敷地の大門から、本館までは少し距離と坂があるので、妊婦ちゃんには一応伝えておきました。

スタッフ・プランナーについて

最高のヒトコトに尽きます。プランナーさんには、当初結婚式に対して夫が非協力であるという、こちらの事情を最初にお伝えしたときに「私も精一杯サポートさせていただきます」と言って頂き、その後も毎回の打ち合わせで、配慮してもらえました。当日のスタッフの皆さんも抜かりなく、きっちりともてなしてくださっていたと思います。驚いたのが、披露宴会場に招待者を入場させる前に、披露宴でのサービススタッフの皆さんが、ロビーに集まった招待者に向かって「本日はおめでとうございます。ご縁がありまして、披露宴のお手伝いをさせて頂くことになりました。精一杯務めますので、よろしくお願い致します」と全員でご挨拶をしてくれていたことです。これまで自分が出席した披露宴でこのようなスタッフの対応があった会場は無かったので、本当に八芳園にして良かったなと思えました。
　残念なことが、一つだけ。両家親族の控え室に付いてくださった女性スタッフの方が、笑顔が少なく、時間に追われているのが丸分かりの態度で、私たちを急かすような対応でした。八芳園の他のスタッフの方々は、例え時間に追われている状態であろうと、ちゃんと事情を説明した上で、ご協力をお願いしますという対応をしていたので、彼女の対応があまりにも目立ちました。両家親族が初めての顔合わせの席で、いきなり同室に入れられ、戸惑い緊張していたので、こうした場を和ませるような接客をしてもらいたかったなと残念に思います。

選んだアイテムについて

＜ドレス＞
ソフトマーメイドにミキモトのティアラ＋祖母からの結婚祝いのパールのネックレスを持ち込みで
＜白無垢＞
真っ白ではなく、クリーム色よりの白で、金糸での刺繍が施されたもの
綿帽子は2種類あり、真っ白かクリーム色よりの白かを、tbpの際に選びました。
＜装花＞
ゲストテーブルはなるべく低予算で、高砂席は写真にいちばん残るので、出来る限り華やかにしました。どちらのテーブルも、使用する花の種類と色を統一させました。予算をかけられないということを、はっきりとお花屋さんに伝えると、スムーズに打ち合わせできました。低予算でお願いすることでの、お花屋さんの態度は全く変わらなかったので、安心して色々と要望を出せました。

この式場のおすすめポイント

・なんと言っても花嫁御寮！
・メインロビーでの生演奏でのお迎え（こんなおもてなしがあったとはつゆ知らず）
・持ち込み料がほとんどかからないので賢く使うべし（ただし、引出物の持ち込みは品数制限有り）
・スタッフの方々同士の仲の良さ。仲が良いからこそ生まれるホスピタリティーだと感じました。

• ガーデン
• 駅から徒歩5分以内
• 送迎サービスあり
• 友人の参列可
• 宴会場に窓がある
• 宴会場から緑が見える
• 持ち込み可

この式場で素敵な結婚式を挙げるためのアドバイス

・打ち合わせで最低5回は足を運ぶことになりますが、忙しければプランナーさんに相談し、いくらでも対応してもらえます。
・一生の思い出にふさわしい1日となり、本当に感謝しています。
・なんの準備も前倒しすることに越した事はないと思いました。特に、ペーパーアイテムなど自作する方は早め早めに行動しないと、式の前日まであたふたします。わたしがそうでした。。。

何からやればいいかサッパリ？？な方は、イメージを膨らませることから始めると良いと思います。
具体的に、式場に依頼するしないは別として、ペーパーアイテムのサンプルを複数取り寄せてみるとか、衣装の試着を他のサロンでしてみるとか。引出しを多く持っておくと、自分らしい結婚式が自ずとできると思います。

その他

最高の思い出の結婚式になったけど、、、、、費用が厳しかったーーーー！それも思い出となる日が来るでしょうが。。。。涙